
なにかと忙しかった盆連休。
その中で唯一”完全フリーな自由時間”がまとめてとれそうだったのが、
金曜日の午後でした。
はて、この得難い半日をどう有効活用すべきか・・・
私は洗車などのカーメンテを意識外に追いやっていろいろと考えた挙句、
Renault KANGOOの試乗を企て、県内唯一の正規ディーラーがある山口市へと向かうことにしたのです。
カングーは以前からその類稀なる大らかさがとても気になる存在だったし、今夏出版された「カングー20周年のすべて」を購入したことで秘かに興味が再燃していたからです。
と、行き先が決まれば、お次はそのお供。
もちろんここは
私のメインカーのRX-7で!
・・・といきたかったのですが、あれは忘れもしない
6年前。
トヨタ86のMT試乗車を探して周南市内のディーラー数軒を巡った際、かの赤CHARGE号で敷地に踏み入った瞬間からほぼ例外なく強烈な警戒の眼差しを向けられ、果てしない疎外感と失望感(=結局、スポーツカーだというわりにはMTの試乗車が近隣のどの店舗にもなかった)を味わった苦い経験があったため、今回はもう1台のメインカー・アクセラXDを担ぎ出し、より敵意の少ない(笑)無難なクルマで乗り付けることにしたのです。
ところが、ここでさらに微妙な筋書きの変更が生じます。
「あら、どんな感じのディーラーなの?」
行きつけのマツダ店には食傷気味(苦笑)の嫁さんが珍しく興味を示したので、急遽2人で出掛けることに。
ただ、久々の“夫婦水入らずの”ドライブは大いにウェルカムながら、でもその一方で、夏休みの宿題が捗らない子供たちを、自主性に任せて半日も放置してしまうのは正直、気が引けるところでした。
なるべく早く帰ってこなければ・・・
実はこの心理が事の結末に微妙な影を落とすことになるのですが、それは話の最後にするとして。
とにかく、嫁さんとアクセラXDをお供にしたのは
大正解だったのですよ^^。
周南市の自宅から山口市郊外のルノー店までの距離は約40km(=10里)。
普段はチョイ乗りだらけのアクセラXDも、今回ばかりは片道1時間近い連続走行が可能に。
すると、DPF再生が入った往路こそ17km/L台の区間燃費に留まるも、復路では堂々の20km/L越えをマーク。
この結果、帰着後に4ヶ月ぶりの満タン給油をしたら、これまでの短距離走行つづきで低迷していた平均燃費値がイイ感じに底上げされてました(^^)v。
また私たち夫婦も、道中はずっと「二人きりの会話」に集中することができたし(笑)、ルノー店近くの大型ショッピングモールでは、普段と品揃えの違うお店を巡りながらの新鮮な買い物まで楽しめました。
帰途には防府天満宮に立ち寄って、境内に特別掲示している長女の習字の受賞作品をじっくり鑑賞。
8月初旬の御誕辰祭(菅原道真公の誕生日を祝う祭)で行われた表彰式には、退院直後の嫁さんの参加が叶わなかったので、ちょうど良い見学機会が作れました。
めでたし、めでたし・・・
(/^ー^)/"""パチパチ
って、
肝心のカングー試乗はどうなった???
いや、それがぁ・・・
なんと、試乗車にありつけなかったのですよ。
ま、私も直前に試乗車の有無を確認しなかったので、決してディーラーさんが悪いわけではないのですが、あいにく代車で出払っていて、少なくとも30分は戻ってこないとのこと。
「展示車ならご覧いただけるのがありますので・・・」
と案内されたのは、表の幹線道に面した陽当たりの良い屋外エリア。
折りからの猛暑と日射でチンチンに熱せられた紺色の試乗車は、扉を開けた瞬間に熱気でムッとする有り様。
それでも、初めてカングーの実車を目にする嫁さんは興味深く覗き込もうとしていましたが、暑いと途端に面倒臭がり屋に豹変する私は、3分ともたずに戦意を喪失し、退散を決定。
家に残した子供たちの怠慢ぶりも目に浮かび、アウェー感の漂うこの場所で30分間も待機する気など全く起きなかったのですね。
うーん、残念無念。
実は私、この正規ディーラーの訪問は二度目でした。
前回は今から
2年前。その際は渋滞によるタイムロスなどがあって試乗をする時間がなく、後ろ髪を引かれる思いでカタログだけ貰って周南にとんぼ返りしたんですよね・・・。
今思えば、私とはその時から歯車が噛み合っていなかったのでしょう。
ま、これとて大した問題じゃありません。
私だって、カングーはその雰囲気が大好きなだけで、将来的なミニバンの後釜としてぼんやりと考えている程度。
満10歳となったビアンテも依然絶好調な今ですから、きっと
「浮気はまだまだ早い」というマツダの神の思し召しなんでしょうね^^;。
Posted at 2018/08/20 00:53:19 | |
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