どうです、
なかなかの壮観でしょ?
なんたって
MX-30 Rotary-EVが一気に5台も集結したのですから!
こちらは広島県内の某所。集まったMX-30の色合いは、ジェットブラックとジルコンサンドが2台ずつに、ポリメタルグレーが1台。Rotary-EVの特別仕様車「Edition-R」が2台を占めたとはいえ、MX-30の代表色のセラメタや、マツダのブランドカラーのソウルレッドが見当たらないのはご愛嬌でしょうか^^;。
断続的に小雨が降る生憎の天気の中、それぞれのオーナーがそれぞれの思いをもってRotary-EVライフを満喫している様子について情報交換ができ、大変有意義な集まりとなりました。
会をアレンジした首謀者の私としても、大変に印象的で楽しいひと時を過ごすことができ、遠路遥々駆け付けた甲斐があったというものです・・・
・・・
出発前のドタバタを除いては。
朝の7時半。気持ち早めの現着を狙い、私は運転席に乗り込んでナビに目的地をセット。リモコンでガレージのシャッターを開けながら、ブレーキを踏んでシステム起動ボタンをON!
しかし、本来ならサッとシステムが立ち上がるはずが、電装系がガチャガチャと異音を立て、インジケータが全点灯するとともにメーターに見慣れないワーニングが。もちろん"発進READY"の状態にはなりません。
ん?
メーターが異常点灯を繰り返すこのシーンには明らかに見覚えが…。つい数年前、我が家のガレージ内で頻繁していたMAZDA3のバッテリー上がりと瓜二つではありませんか(-.-)。
そう、これまで噂には聞いていた"EVのバッテリー上がり"が、Rotary-EV所有歴2年にして、今まさに私の目の前で起こっているのです。しかも…よりによって、このクルマで行かないと意味がないイベントへの出発時に!!・・・そうでなければ、すぐさまビアンテかRX-7に乗り換えて涼しい顔して出掛けられるのに、今回ばかりはそうはいきません(TT)。
こうなったら奥の手とばかり、秘蔵のジャンプスターターを12Vバッテリーに繋ぎシステム起動を試みたものの、メーター類の異常点灯とシステム異常のワーニング表示が繰り返されるだけで状況は変わらず。そのうちジャンプスターター自体の残量が切れ、万事休す。
返す返すも悔やまれるのは前日の土曜。実は少しばかり嫌な予感がした私は、暫く稼働インターバルが空いていたRotary-EVをわざわざ近所の買い物に連れ出していたのですよ。ただ、走行時間があまりにも短か過ぎて十分にバッテリーが充電されなかったようで、残念無念…。
もはやクルマを乗り換えて行くしかないと観念。
暗澹たる気持ちでジャンプスターターを外し、次回に備えて充電コードを挿しておいたところで、私はふと閃いたのです。
「ダメ元でバッテリーの端子を脱着してみるか…」
コレ、根拠のないショック療法に過ぎないのですが、過去にはRX-7のターボトラブルやビアンテのナビ不調を一発解消した実績もある魔法の手立てなのです。
私は一縷の望みを託し、12Vバッテリーのマイナス端子を慎重に脱着。そして、充電途上だったジャンプスターターを再度セットして急いで運転席に乗り込み、起動ボタンに手をかけてスタンバイしてみると、明らかに先程までとは異なる雰囲気が。祈るような思いでスイッチを押すと無事システムが起動し、やっと発進できる状態に漕ぎ着けたのです!!
「た、助かった・・・」
但し、メーターはワーニングのオンパレード。EVシステムの異常を示すものに加え、安全運転支援システムの一部作動NGを示すものまで。

とにもかくにも、一時は諦めかけたスタートラインに漸く辿り着けたわけですが、ここまでに費やした時間、実に
30分。余裕をもって早めに行動を開始したのに、出発前にすでに貯金を使い果たしたカタチです。
幸い、一旦EVシステムが起動してしまえば、走行中は駆動用バッテリーから12Vの車載バッテリーへ常時充電が行われる仕組みなので、現着するまでは一度もシステムOFFをせず、ひたすらバッテリー回復に努める作戦に。
途中、高速のPAに寄っても一切クルマを離れず、ひたすら東進を続けたお陰で、以降はタイムロスなく2時間弱で会場に到着。冒頭の画像の位置にRotary-EVを停めてから、心してシステムをOFFしたのでした。もちろん、すぐにその場で地元の購入ディーラーに連絡を入れ、帰着後の点検入庫相談を予約したのは言うまでもありません。
そして、会もお開きとなった午後の帰途。
朝の絶望的なドタバタ劇の余韻が冷めやらないなか、内心ドキドキしながらボタンを押してみれば…何事もなかったかのようにEVシステムが起動・・・したばかりか、メーターのワーニング表示も一切消えているではありませんか!
狐につままれたような気分とはまさにこのこと。
以降は普段と何ら変わらないパフォーマンスを発揮し、問題なく周南まで帰着。午前中「すわ緊急入院!?」の勢いで慌てて連絡を入れたディーラーも、すっかり落ち着きを取り戻した夕方に、念のため次週の点検入庫を予約して帰るだけで済みましたとさ^^;。
というわけで、朝のガレージ内での孤独な奮闘もすでに笑い話に。むしろ、トラブルの対処療法として貴重な経験を積めた感じさえします。あとは、EVシステムに深刻な傷跡が残っていないことを祈るだけですね。
Posted at 2025/12/21 22:24:45 | |
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隠れ家のMX-30 | 日記