11年の間、国産セダンの頂点に君臨した先代LS(40系)
その間に何度も改良が施され、大きくは前期、中期、後期と3つに分類されますル。
このブログでは、テキトーにそれについて書いてみます(´・ω・`)
かなりざっぱに説明すると、前期は2006~2009年まで。
LS460前期(USF40)は…
ベースモデルの460
スポーティ仕様のバージョンS
後席重視のバージョンU
…と3つに分かれます。
それぞれに…
セミアニリンレザーインテリア
アルカンターラルーフライナー
コンビステア&シフトノブ
(ステアヒーター付き)
…が与えられる『Iパッケージ』が用意されていました。
ベースモデルだけファブリック内装。それ以外は本革が標準です。
Iパッケージ装着車がセミアニリン。
バージョンUのIパッケージは標準ボディでの最上級グレードであり、サイドウィンドウガラスも2枚合わせの遮音タイプになったりと豪華です。
フロント、リアガラスも遮音タイプになります。
ちなみにリアシアターシステムはバージョンU系のみのオプション。
プリクラッシュシステム、電動トランクは全車オプションでした。
2007年から追加されたハイブリッド仕様である600h(UVF45)には、ホイールベースを120mm延長したロングバージョン(UVF 46)も設定。
運転手付きでレクサスに乗りたい人待望のグレードです。
特に、リア席をセパレートにした後席セパレートパッケージは豪華そのもの。
前期ロング系は…
LS600hL
LS600hL後席セパレートパッケージ
…の2つ。
ロングにはIパッケージの設定はなく、バージョンU Iパッケージの仕様がそのまま標準装備であり、パワートランクやマークレビンソンまでも標準装備。
つまりロング買っとけば大抵の物は揃うのです。
グレード構成、違いは460と同様でしたが、600hバージョンSのみ、460バージョンSとはホイールデザインが違い、更にアクティブスタビライザーが装備されました。
600hは世界初だったLEDヘッドライト、ブルー基調の専用エンブレムの他、本木目仕様のルーフグリップや、ウッド仕様のシフトノブ等、460より豪華な仕立てに。
ブラックオパールマイカやブラック&メローホワイト内装など、600h専用のカラー設定もあります。
更に、600hバージョンU Iパッケージ、ロング系グレードには、本革張りのインパネが装備されました。
2008年8月には、460にもロングホイールベースモデル460L(USF41)が追加されました。
460Lには本革張りインパネの設定はありませんでした。
グレード構成は
460L
460L後席セパレートパッケージ
となっていました。
460L系は中古のタマ数が少ないですね。
そして460系にAWDモデルが設定されました。
助手席にもシートメモリーが追加されたりと、微妙に前期の中にも差があります(前期の後期w)
センタークラスタースイッチの文字が日本語表記と英語表記を選べるようにもなりました。
2009~2012年が中期モデルです。
顔つき、テール周囲のデザイン変更と内装のデザイン一部変更。機能の充実が図られました。
カラーバリエーションも変動があります。
ハイブリッド600h系は、バンパーデザインもグリルも差別化されました。
中期600hのフロントマスクを好む人も多いですね。
グレードは(460の場合)
ベースモデル460
ベーシックなバージョンC
スポーティなバージョンSZ
(バージョンSに代わり)
後席重視のバージョンU
そしてそれぞれにIパッケージ。
バージョンCでもバージョンSZでも、Iパッケージであれば、前期ではバージョンU系、ロング系のみに装備されていたリア三面電動サンシェードが備わり、リアアームレストに木目が追加されました。
また、600hバージョンU Iパッケージ~ロング系に標準設定の本革張りインパネですが、中期ではステアリングホーンパッド部分も革張りになってます。
460にのみ新設されたバージョンSZには…
専用のスポイラー類
メッシュグリル
BBS製19インチホイール
フロントにIS Fから流用されたブレンボ6ポッドモノブロックブレーキキャリパー
専用ローダウンエアサスペンション
ブラック&サドルタン革の専用インテリア設定
専用形状サイドサポート付きフロントシート
専用ステアリング&シフトノブ
シフトダウン時にブリッピング機能付きのパドルシフトシステム
…等が与えられ、バージョンSより一段とスポーティさに磨きがかかりました。
600hにはバージョンSが設定。
アクティブスタビライザーは600hバージョンSのみです。
中期の象徴でもあるファイン・グラフィックメーターはオプション設定。
600hL系には標準。
内装をユーザーの好みに応じて自由に選択できるインテリアカスタムメイドシステム、Lセレクトを新たに設定。
30000通りのパターンから、自分だけの組み合わせを行えました。
ロング系は、より乗り心地を重視した作りとなり、最上級グレードとして新たにバージョンUZを設定。
より快適性を重視するユーザー向けにソフトな味付けとしたコンフォートサス、専用タイヤを組み合わせたコンフォートライド仕様車を設定。
センチュリーからの乗り換えが増えた事が一つの理由だそうです。
ちなみに中期は、ムーンルーフ標準設定のグレードで、ムーンルーフをレスオプション選択できたり、600h上級グレードに標準である本革インパネをレスオプション選択できたりもしました。
中古購入時には要チェックですお(・ω・)
2012~2017年の後期。
(2012年10月11日から販売開始)
スピンドルグリルを取り入れたフロントマスクや、サイドステップ、サイドモール、リアもガラッとかなり変更されました。
インパネまで変わりました。全てが変わり、もはやモデルチェンジに近いです。
変更箇所は約3000。
グレードは
ベースモデル
バージョンC
バージョンC Iパッケージ
Fスポーツ
(SZ、バージョンSに代わり)
バージョンL
(バージョンUに代わり)
ロング系
標準のロング
エグゼクティブパッケージ
(バージョンUZに代わり)
となっていました。
FスポーツはバージョンSZの進化系です。
専用内外装仕様、BBS製ホイール、フロントのブレンボブレーキシステム、専用エアサス、サウンドジェネレーター等を装備。
460の場合はトルセンLSD。600の場合はアクティブスタビライザーが装備されます。
2013年9月5日に一部改良が行われ、LEDクリアランスランプにデイライト機能が追加され、シャークフィンアンテナのデザインを変更。
ボディカラーに新色「ソニックチタニウム」が追加。
これが後期の中期?(笑)
2014年10月16日に一部改良が行われ、G-Link機能の一つであるG-securityを強化し、万一の場合に遠隔操作でエンジン再始動とステアリングロック解除を禁止できるリモートイモビライザーと、携帯電話からドアロック、パワーウインドゥクローズ、ハザード消灯などの操作ができるリモート操作も追加。
万一バッテリーを取り外された時でも別の専用バッテリーから稼働して警報を発し、盗難防止に寄与するセルフパワーサイレンを新設定。
ナビゲーションはmicroSDカードを用いるSDナビゲーションシステムを全車に標準装備し、G-Linkの新機能である音声対話・先読み情報案内サービス「エージェント」やアプリケーションソフトの追加ができる「LEXUS Apps(レクサス アップス)」を搭載。
ドームランプ(フロント/リア)にLEDを採用し、パワートランクを「F SPORT」にも装備。
レクサスチャンネル日本開業10周年記念特別仕様車として、2015年1月8日に特別仕様車「LS460"F SPORT X Line"」「LS600h"F SPORT X Line"」を発売。
LS460・LS600hに設定されている「F SPORT」をベースに、外観は専用スピンドルグリル・フロントフォグランプベゼル・専用リアバンパー下部に専用ブラック塗装を採用。
メーカーオプションとして鍛造/専用ブラック塗装仕様の専用アルミホイールを設定。
内装はブラック&スカーレットのインテリアカラーを採用し、トリム部にはブラック/レッド、シート部にはブラックのステッチカラーを採用。
装備面ではミリ波レーダー式プリクラッシュセーフティシステムと全車速追従機能付レーダークルーズコントロールを特別装備。
ボディカラーは「ホワイトノーヴァガラスフレーク」と「ブラック」の2色が設定されてました。
2015年9月25日に一部改良が行われ、搭載するナビゲーションシステムのVICS情報サービスがVICS WIDE対応になり、気象庁発表の特別警報(地震を除く)ポップアップ表示、豪雨エリア表示、精度の高いルート検索や渋滞回避ルート案内等が可能に。
通信モジュールがLTE対応になり、レクサスオーナーズデスクとの通話をしながらのナビ目的地設定やG-Linkを使ったWEB検索での目的地設定が可能になってマス。
また、5つのテーマから好みの配色を選べるマップカラーセレクト、地図の全画面表示、使用頻度の高い機能をワンタッチで呼び出す簡易操作画面が搭載。
リモートタッチもパームレスト両側・ノブ前方にボタンが追加。
ボディカラーは、新たにソニッククォーツが追加(F SPORTを除く)
これが後期の後期?(笑)
2016年8月25日に最後の一部改良が行われ、ボディカラーの入れ替えを行い、新たにグラファイトブラックガラスフレーク、アンバークリスタルシャイン、ディープブルーマイカの3色(F SPORTはグラファイトブラックガラスフレークのみ)を追加。
また、FM放送でAMラジオの番組を聴くことができるFM補完放送(ワイドFM)に対応した。
…つまりこれが最終型ですね(´・ω・)
LSとしては新型50系に後を譲り、モデルとしては幕引きとなりました。
ですが、プラットフォームやパワーユニットは、来年年央に発売予定の新型センチュリーへと引き継がれました。
…40系は不滅なのです( ´∀`)
※内容間違ってたらゴメンクサイ(;・ω・)