• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

aquablauのブログ一覧

2021年02月13日 イイね!

福島飯坂ICから首都圏近郊まで 29.1km/L

福島飯坂ICからの移動で燃料の残量を見たらちょっとギリギリ。
生涯燃費は18km/h、そこで燃費運転を心がけて高速170kmを80km/h、下道100kmも渋滞が全くなく、流れに合わせて走ったら、29.1km/L でした。



あれほどトラブったナビも、自車位置演算ユニットを取り付けてからというもの全くトラブルなく、不満だった「エンジンをかけてすぐ車を動かすと位置ずれを起こす」こともなくなり、DPF再生間隔も全く問題なく、特に書くこともない状況です。

ちなみに私がインジェクタを3回交換したとか言い出しているのがいるらしいけど、馬鹿は回数すら数えられないのかね。

対策品と言われるインジェクタにしてからは、極めて調子いいですけど。
Posted at 2021/02/13 10:39:52 | コメント(2) | トラックバック(0) | アクセラ | クルマ
2020年07月15日 イイね!

マツダ新型直列6気筒エンジンの中身

検索してもあまり紹介されていないようなので、1年ほど前に公開されたマツダの特許をご紹介します。

特開2019-138203
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-2019-138203/D7341AB319854B6CF9916CD2B344DCCE878E3EC400A034ED4EF0338D6AECFEB2/11/ja

【課題】過給ディーゼルエンジンの低負荷域で安定した予混合圧縮着火燃焼を行う。

【解決手段】過給ディーゼルエンジンは、電気エネルギーにより駆動されて吸気を過給する電動過給機(61)と、触媒(55a)よりも下流側の排気通路(50)と電動過給機(61)よりも上流側の吸気通路(30)とを連通するEGR通路(81)と、EGR通路(81)に設けられた開閉可能なEGR弁(83)とを備える。エンジンが低負荷域で運転されているときは、電動過給機(61)が駆動されて吸気が過給されるとともに、EGR弁(83)が開かれてEGR通路(81)を通じた排気ガスの還流が行われ、さらに、燃料の噴射終了から遅れて着火するような所定のタイミングで燃料噴射弁(15)から燃料が噴射される。


このような構造の現行エンジンはありませんから、これは新型直列6気筒エンジンに関する特許と見て間違いないでしょう。
それではこの特許から、新型直列6気筒ディーゼルエンジンに採用されるであろう技術を3つほど抜き出してみます。

■電動ターボ採用

【0001】
本発明は、電気エネルギーにより駆動される電動過給機が吸気通路に設けられた過給ディーゼルエンジンに関する。

ターボの問題の1つは、排気圧力が稼げない時は加給できない、加給できないから排気圧力が大きくならないという状況、つまりターボラグがあります。

そのため、SKYACTIV-D 2.2 は皆さんご存知の通り、大小2つのツインターボを採用しています。これは排気圧力が大きい時は大きなターボで加給し、排気圧力が稼げない、発進時や低速一定走行時などでは小さなターボで加給するというもの。

それでもターボラグは防げないので、新型 SKYACTIV-D 2.2 では小さいターボに VGR を採用し、より少ない排気圧力でも加給ができる様に改良しました。
(ちなみに SKYACTIV-D 1.5 は登場時から VGR ターボを採用しています)

しかし、大排気量になればなるほど、ターボでカバーしなければいけない領域は広くなります。
そこで排気圧力に頼らず加給ができる、電動ターボチャージャーを採用する模様です。

この流れは欧州他社でも同様です。

 メルセデスAMG、電動ターボを次世代モデルに搭載…開発は最終段階に
 https://response.jp/article/2020/06/22/335810.html

これにより、発進時からターボラグが少ない、反応の良いエンジンが期待できます。

更に言えば、電動ターボチャージャーで十分な加給を確保するために、現行の24V系のマイルドハイブリッドではなく 48V系が採用されることになるかと思います。

■低圧EGR(LP-EGR)採用

【0010】
また、前記のような電動過給機による過給に加えて、触媒を通過した後の排気ガスを吸気通路に還流する操作(以下、これを低圧EGRという)が実行されるので、この低圧EGRにより導入される比較的低温で不活性な排気ガス(低圧EGRガス)の作用により、燃料の噴射終了から着火までの時間(着火遅れ時間)を十分に確保することができ、この着火遅れ時間の間に燃料と吸気との混合を促進することができる。これにより、噴射された燃料を吸気と十分に混合した後に自着火、燃焼させる(言い換えると過早着火を回避する)ことができ、適正な予混合圧縮着火燃焼を実現することができる。

SKYACTIV-D 2.2 の EGR は、単純に燃焼した直後の排気ガスをそのまま吸気側に戻していました。
これはレスポンス良く排気ガスを吸気側に戻せるものの、

・高温な排気ガスを還流させるために、排気ガスを冷却する必要がある(クールドEGR)
・排気ガスが触媒を通過していないので、HC や PM(煤)などの不純物もそのまま含まれ、そのため比較的比重が重く空気(新気)と混じりにくい
・排気ガスを冷却した際に排気ガスに含まれる前述の不純物が凝縮してしまう
・排気ガスを還流させると、その下流にあるターボチャージャーの排気圧が少なくなってしまう

などの問題があります。

そのため、新型エンジンでは、低圧EGR(LP-EGR)が採用されるようです。
(ちなみに SKYACTIV-D 1.5 は登場時から低圧EGRを採用しています)

低圧EGRは、前述の高圧EGRと併用され、レスポンスが必要でない一定走行時などは、ターボより下流にある触媒を通した、綺麗で低温の排気ガスを吸気側に戻しています。

■水冷式インタークーラー採用

【0041】
インタークーラ38は、図外のウォーターポンプから導入される冷却水との熱交換により吸気を冷却する水冷式の熱交換器である。過給装置60により圧縮されて昇温した吸気は、このインタークーラ38内を流通する冷却水との熱交換により冷却される。なお、インタークーラ38に導入される冷却水は、エンジンの冷却水が循環する冷却水回路とは独立した回路を介して導入される。また、インタークーラ用の冷却水回路にはラジエータが設けられており、このラジエータからの放熱により冷却水の温度が外気温と同等に維持されるようになっている。

SKYACTIV-D 2.2 でもインタークーラーが採用されていますが、こちらは空冷式インタークーラーでした。新型エンジンでは水冷式のインタークーラーが採用されるようです。
(ちなみに SKYACTIV-D 1.5 は登場時から水冷式インタークーラーを採用しています)

別体型の水冷式インタークーラーを採用するということは、過給ターボチャージャーによって昇温された熱量が大きいということを示します。
ということは、現行エンジンよりも大排気量であったり、出力が高かったり、そういった性能面も推測できます。

■そもそもどんな特許なの?

過給ディーゼルエンジンの低負荷域で安定した予混合圧縮着火燃焼を行う、という特許です。

予混合圧縮着火燃焼(PCCI)とは、燃料と空気をよく混合したうえで低温燃焼させ、PMもNOxも排出させない燃焼のことを言います。
予混合圧縮着火燃焼について、こちらに良い記事があったので、紹介します。

 内燃機関超基礎講座 | ディーゼルエンジンからNOx/PMが排出される仕組み
 https://motor-fan.jp/tech/10015526

もう少し詳しい記事はこちら

 SKYACTIV-D はどうやって煤(スス)を減らしたのか
 https://minkara.carview.co.jp/userid/2738704/blog/39276240/

どんな状況でも理想的な予混合圧縮着火燃焼ができればいいのですが、発進時や軽負荷時からの加速時などは、排気圧力が少ないので、ターボが勢いよく回ってくれません(発進時は排気がアイドリング程度しかないのですから当たり前ですね)。

そうなると、加速のために燃料をどんどん燃やそうとしても、ターボが空気(新気)を入れてくれないので、燃料を増やせません。
これがターボラグです。

燃料と空気を十分に混合できないので、加速時に煤が多く発生したり、NOxが多く出たり、という状況になるのです。
電動ターボチャージャーを使うとターボラグを低減するだけではなく、幅広い領域で予混合圧縮着火燃焼ができ、PM(煤)や NOx の発生を、より低減することができます。

運転状況に合わせてどのように電動ターボチャージャーを使うと良いのか、そういったことがこの特許には書かれています。

■そのほかの特許

前述の電動ターボチャージャーについては、もう少し具体的な形状まで特許登録されています。

特開2019-138245
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-2019-138245/1081A5E555A13E01947D80034696198DBBEEB03089D06071C7D7214C1E8F5425/11/ja

【課題】電動過給機及びインタークーラが配設される吸気系を備えたエンジンにおいて、前記吸気系のコンパクト化を図る。

また、水冷インタークーラーの構造や機能についても特許登録されています。

特開2019-138155
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-2019-138155/19BA273EA84CACABA3DE63D77BF7C4A54F3E62229FED4038FD6427A0D09250C4/11/ja

【課題】吸気構造をコンパクト化しつつ電動過給機およびインタークーラへの通過/非通過が異なる多様な吸気流れを形成する。


更に、冷却性能の高いインタークーラーで問題となる凝縮水の対処についても特許登録されています。

特開2019-138244
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-2019-138244/936B75A1B3BDD9F6E6CA3F490970C446C61D0B40BB0E3A4F999B012A68B2DFE7/11/ja

【課題】ターボ過給機及び電動過給機と、吸気を冷却するインタークーラとを備えた過給機付きエンジンにおいて、インタークーラにて発生する凝縮水を適切に処理する。

このほかにもディーゼルエンジンの燃焼など、多くの特許登録が行われています。

特開2020-002861
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-2020-002861/13E3594280217BEAE92BCDBE89B46F9E9E9448A7868C3552D558C611B7D03308/11/ja

【課題】キャビティを有する冠面で一部が区画される燃焼室内の空気を有効活用し、均質で薄い混合気を形成し、煤などの発生を可及的に抑制する。

■新型直列6気筒ディーゼルエンジンの設計はかなり具体的に進んでいる

以上の特許情報から、直列6気筒(と言われる)新型エンジンの設計は、かなり具体的に進んでいるのではないかと思われます。
これがいつリリースされるか、またこれらの特許がそのまま採用されるかはわかりませんが、どんなエンジンになるか楽しみです。
Posted at 2020/07/16 14:56:05 | コメント(3) | トラックバック(0) | | クルマ
2020年07月10日 イイね!

いまのマツダの方向性

この記事は、マツダの気になる未来(2)について書いています。

今のマツダ車が目指しているのは人馬一体で、それは
・ドライバーの運転操作次第でクルマの動きが変わること
・各車毎にスイートスポットのようなものがあって、そこを外すと気持ち悪い反応がドライバーに返るように作り込んである
・スイートスポットにハマると気持ち良い反応がドライバーに返り(i-DMが青ランプを点けて支援)、ドライバーの意識がそこに向くと、ドライバーとクルマの対話が始まる
・ドライバーが操作(アクション)と反応(リアクション)を意識した運転になり、「操作」と「期待する反応」が一致してくると、運転という行為が俄然、楽しくなってくる(フロー理論の成立)
ってな具合です。ね?一言で説明できないでしょ?難解である所以です(^_^;)

ただ、この楽しさにドライバーが気付くと、非常に特徴的な反応が起こります。

その最たるモノは「スピードを出す、速く走る、といったモチベーションが下がる」こと。

自分の中で何となく思っていても言葉にできない部分を、ここまできちんと言葉にした記事は初めて見ました。
自動車を評論して飯食っている人は、このぐらいの記事を書けばいいのに。

車を運転する様になって○十年、自動車教習所で正しい運転の仕方は習ったけど、例えばこのカーブではどの程度まで速度を落とすべきなのか、どの程度の速度でハンドルを切るべきなのか、加速はどのタイミングで、どの程度の加速をするべきなのか、そういう「美しい運転の仕方」を習ったことはなかったと思う。

たまたまiDMという機能があって、点数が全く上がらずどうしてだろうと思い、インターネットを検索してふむふむと運転の仕方を変えて、座り方まで変えて、そこで見えてきたのは、

・やっぱり自分は運転が下手
・でも何時間運転しても楽しいと思える様になった
・腰も痛くなりにくくなった
・一部の同乗者にすごく評判がよくなった
 (上手いタクシー運転手みたいだと言われた)
・ことさらにスピードを出すことに魅力を感じなくなった

まず、自分はスピードを出してもなお美しい運転ができるほど上手くはないと自覚する様になりました。だって明らかにアクセルもブレーキもハンドルも雑になるのが自覚できますから。

本当に速い人って、スピードを出してもなお運転が上手いんでしょうね。

いい運転ができてますよ〜と教えてくれるのがiDMの青ランプなんだけど、それなりの急減速・急加速でも、躍度(加速度の変化率)を抑えて一定速度での加減速ができればちゃんと青ランプが点灯するんですよ。

逆にちょっと踏み込みが雑だったりや、アクセルを乱暴に離したりすると簡単に白ランプが点灯する。

で、青ランプです〜っとカーブを曲がると、実際に気持ちいいんですよ。
前タイヤで曲がっているんじゃなくて、四輪で曲がっている感じがする。
(もちろん実際は前タイヤの舵角で曲がってるんですけどね)

私のiDMの点数は、人に自慢できるほど高くはないですし、人に教えるほど上手くもありません。

でも、点数を気にするというより、この運転はいいですね、ここは雑ですね、と教えてくれる装置だと思って付き合ったら、運転が上手くなる様に思いますよ。

そうそう、ちなみに私の中で国沢さんの評価は極めて低いです。
Posted at 2020/07/10 20:11:31 | コメント(2) | トラックバック(0) | | クルマ
2020年06月30日 イイね!

ヤリスの燃費はなんでこんなにいいのか

以前に e-power の燃費について記事にしました。

 e-power と燃費と正規分布の話
 https://minkara.carview.co.jp/userid/2738704/blog/39251822/

 e-power と燃費と正規分布の話、その後
 https://minkara.carview.co.jp/userid/2738704/blog/41140213/

最近はヤリスの納車が始まっているらしく、実燃費もe燃費に登録され始めました。



e燃費によると、実燃費はなんと 32.38km/L (6月29日)だそうです。
アクア、新型フィット、Mazda2 などの他のBセグメント車と比べても、頭一つ抜きん出いているようですね。

e燃費のガソリン代ラインキングでは、長らくデミオ(ディーゼル)とアクアが競っていましたが(軽油とレギュラーの価格変動で順位が決まる感じ)、今後はヤリス一強になりそうです。

しかしまだ実燃費の登録件数が49件、ピーク値でも6件、信頼性が高いとは言い難い登録件数ですが、正規分布から大きく外れているエラー値が、20km/Lで、これが「低すぎる値」だなんて…。

いつもの様に正規分布を取ってみたのですが、登録件数は少ないものの、それほど大きなエラー値はなく、このまま登録件数が増えても大きくズレる様な気がしません。

■なぜヤリスはそんなに燃費がいいのか

ちゃんと検証まではしていませんが、大雑把に言えば

1)車両重量が軽い
2)前面投影面積が小さい
3)THSの効率の良さ

にあるのではないかと想像しています。

車両重量はかなり軽く、 量販グレードの HIBRID G でも 1060kg です。
新型フィットは量販グレードの HOME で 1180kg ですから、大人二人分ぐらいは違う。
エンジンが3気筒というのも重量的に有利で、しかもエンジンの摺動抵抗が少なくなります。

車も小さいですが、アクアの様な無理矢理感はないですね。
アクアは(大人の男性が)運転席にきちんと座れるレイアウトになっていない。
対してヤリスはデミオ程ではないにしても、大きな不満はない感じでした。
後部座席が狭いにしても1人〜2人乗りがメインとなるBセグメントとしては、必要十分ではないかと思います。

そして、やはり THS のコンセプトの優秀さ。

ノート e-power はシリーズハイブリッドですが、実燃費は 20km/L 近辺をウロウロしています。燃料代を考えるとデミオ(ディーゼル)の方がよっぽどいい。

これはやはり、すべての駆動エネルギーを一旦電気に変換しているため、エンジンで直接駆動するよりも効率が悪い場合がある、というのが大きいと思います。



その点、新型フィット e:HEV は、モーターでは効率が悪い場合は、エンジンから直接駆動力を伝達できます。



しかしながらTHSはそれを上回り、「常に」エンジンとモーターの比率を変動させることができるというのが大きそうです。



もちろん、ヤリスに搭載された THS II は、リチウム電池を採用したりすることで、そのエンジンとモーターの比率を変動させられる領域を広げたというのは大きいでしょう。

ホンダは HONDA IMA から始まり、i-DCD、i-MMD(e:HEV)と、ハイブリットのコンセプトを進化させ、仕組み自体が大きく変わってきました。

それに対してトヨタは 1997年に登場させた THS という仕組みを20年以上にわたり熟成させてきたという違いがあり、今回はトヨタに軍配が上がったように見えます。

操縦性も、以前のアクアはどんなに燃費が良くても…という代物でしたが、ヤリスはそんな感じではありません。

マツダはそのハイブリットの長い歴史の発端にもついていない訳ですが、エンジン自体はとても良いものがあります。

(コストはともかくとして)ディーゼルエンジンに、発進時の補助的なモーター駆動が付いただけで、最新ハイブリットに近い燃費は叩き出せるとは思うのですが、まあ言うが易しとはこのことですね。
Posted at 2020/06/30 09:36:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | | クルマ
2020年06月21日 イイね!

ヤリスに乗りました

あんまり試乗を記事にしたことはないし、トヨタ車を試乗するなんてことは今までなかったけど、ヤリスは久々のフルモデルチェンジなので試乗してきました。

ディーラーの周辺、5〜6km ぐらいをぐるっと回ってきただけでしたけど、結論から言えば、これなら購入検討対象にしてもいいと思える出来でした。

正直なところ、30系プリウスとか、アクアとか、ヴィッツとか、過去にレンタカーなどで乗ったトヨタ車の印象はめちゃくちゃ悪かったのは、以前に記事にした通り。

 アクアに乗りました
 https://minkara.carview.co.jp/userid/2738704/blog/39353767/

 ヴィッツに乗りました
 https://minkara.carview.co.jp/userid/2738704/blog/41955904/

30系プリウスは「運転することが罰ゲーム(某評論家と同じ印象)」、アクアは「書けば書くほど悪口」、ヴィッツは「運転していて気持ち悪い(同乗者談)」、そんな評価だったんです。

そんな中でヤリスをわざわざ試乗したのは、ホンダ新型フィットと比べても良いらしい実燃費と、

 マツダ藤原副社長インタビューの連載
 https://minkara.carview.co.jp/userid/2738704/blog/43515648/

この記事でインタビュアーがヤリスを持ち上げていたから。

で、ヤリスに試乗してみたんですが、結論としては「これなら購入検討の土俵に上げてもいいんじゃないの?」という感じ。

TNGAシャーシとか、GA-Bプラットフォームとか正直よくわかりませんが、車としての素性というか、少なくとも自分との相性が悪くないのだけはわかりました。

 ・アクセルの微妙な操作に、きちんと微妙に反応する、反応が無かったり、過剰に反応したりしない(THSのこれが凄く嫌だった)。
 ・普通に交差点を曲がった時も、ハンドルを曲げた分だけ曲がって、変なお釣りもない。以前の試乗記事で、CX-3の足が動くと驚いて書いたことがあるけど、そんな感じ。

ドアを閉めた時の音がとか、そんなのはどうでもいいです。
Bセグメントの車に求めるべきものじゃありません。
私はサーキットや峠を飛ばしたりする実力もありませんから、ちゃんと普通にアクセルが反応して、ハンドルを曲げた分だけ曲がって、気持ちよくトレースしてくれればいいんです。
難しいことは何も要求していないけど、トヨタ車は全然ダメだったんです。
それがヤリスでは豹変していてびっくり。

で、先の評論家がどんな記事を書いているのか、慌ててチェックしてみました。

 ヤリスとトヨタのとんでもない総合力
 https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1911/11/news051.html

恐らく多くの人の一致した見解だと思うが、これまでのトヨタは、全クラスを見渡してもBセグメントの出来が一番悪かった。ヴィッツもアクアも、競合車と比べて、評価するのが可哀想になるというか、書いていて辛くなるようなモノだった

(中略)

さて、これまで、Bセグメントで何を買うかと聞かれたら、マツダ・デミオ(Mazda2)かスズキ・スイフトと答えてきたし、正直なところそれ以外は多少の差はあれど「止めておいたら?」という水準だった。しかしその中でもトヨタはどん尻を争う体たらくだったのだ。

(中略)

かつてのトヨタ製HV(ハイブリッド)はとにかくドライバーのいうことを聞かないヤツで、アクセルを踏んでも加速しないし、アクセルを緩めても減速しない。コンピューターという現場監督が勝手に判断して、ドライバーのいうことを無視してまで燃費を稼ぎだそうとする。

 しかしそれは、リアルな交通の中で他のクルマの動きまで配慮した総合的な見通しや判断ではなく、結局過度なアクセルペダルの踏み込みを招いたり、ブレーキによる急減速を招いたりして、実走燃費には大して貢献しない。しかもトヨタが圧倒的にHVのシェアを独占していたから、「HVとはそういうもの」というイメージを付けてしまった。

この辺までは、私のトヨタ車に対する印象と全く同じ。
ではヤリスはどうなのと読み進めてみると、

シャシーは異様にしっかりしている。過渡域の挙動を綿密に作り込んでいるので、ヴィッツ/アクアのような無様なことになっていない。

 あんまり伝わらないと思うが、そのよく動くアシと、正確なハンドリングは、少し前のルノー・クリオ(ルーテシア)を思い起こさせた。ぶっちゃけ、欧州小型車の中で優秀なハンドリングを持つといわれたクルマにどこか似ているという話だ。

(中略)

ヤリスの全体像を極めて短く要約すると、しっかりしたシャシーと、追随性に優れたパワートレーンが与えられたということだ。

(中略)

クルマとしての基礎がしっかりしているだけでなく、ヤリスはさまざまな部分で手抜かりがない。

なるほど、ともかく自分の印象とあまり差がないというのだけはわかりました。

これじゃモデル末期になったマツダデミオ、名前が変わって Mazda2 は厳しいかな、と思ったんですけど、いやいや、マツダも黙って見ていないんですね。
その辺りについては、また暇があったら試乗記を書きたいと思います。

【追記】
そうそう、ヤリスの短時間の試乗で不思議に思ったのは、運転席の回転シート。
あれ、何なの?
Posted at 2020/06/21 23:38:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗 | クルマ

プロフィール

「@おとぅさん 軽油ってレギュラーガソリンと比べて、店舗によって値段のばらつきが大きいと思います。」
何シテル?   08/23 08:20
BL アクセラから BM アクセラに乗り換えました。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

いまのマツダの方向性 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/09/09 05:43:38
現存天守閣12城制覇、加えて木造再建天守閣5城も 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/12/21 09:13:43
マツコネナビ ルート案内放棄の原因が判明!? 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/10/15 10:56:35

愛車一覧

マツダ アクセラスポーツ(ハッチバック) マツダ アクセラスポーツ(ハッチバック)
マツダ アクセラスポーツに乗っています。

過去のブログ

2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation