シーケンシャルウィンカーASSYを製作しているのは以前からご報告の通り。
これを公開したところで「誰がDIYすんねん」と思えるほどコアな部分なので完全に自己満足です。
一応、「誰にでも作れる」というコンセプトなので重要なのは調達しやすいパーツと部品の配置図だと思っています。
後述で紹介しますが部品点数が少ないので調達自体は難しくありません。
ただ、ユニット本体を「埋め込む」ことを想定すると「小型化」を実現しないといけませんが、これが「誰でも作れて」と背反します。
これが理由で一度の試作では最適解が導けなく結構難しいです。
前置きはいいので、早速見ていきましょう。
写真はユニバーサル基盤(Dタイプ)に部品を配置した試作1号機です。
大きさは不要部分をカットすると40mm×28mm。
Dタイプ(47mm×36mm)より小さくなっています。
これより小さくすることは可能ですが空中配線(ジャンパー線を増やして密集させる技)しないと困難です。
とても技が要るので「誰にでも」という条件を満たしません。
今回、10チャンネル制御できるICチップを使いましたので大きくなりましたが、6チャンネル制御タイプを使用すればもう少し小さくできます。
試作1号機は急きょ、通常点滅スイッチを追加した為、部品配置に無理が出てきました。
後程紹介する配置図は、その辺りを改良しています。
次の写真は裏面です。

(不具合有の写真がアップされてたので差し替えました)
ジャンパーを3本使用しています。基盤面に取付けると意外に難易度高いんです。配置図では難易度を下げるために表面に配置するようにしました。
また、切替スイッチの基盤配置が実際の使用では意味がないので配線で引き出せるように改良する必要があります。
試作1号でわかった問題点を修正した部品配置図がコレです。
(これから、この配置図を元に製作してサイズに収まるか確認します)
作りやすさを考えると縦を1ホール分だけ大きくしました。
横はスイッチを外だしにしたことで速度調整用の抵抗素子(青い四角いヤツ)がもう少し内側に入ります。
ただ、スパイクノイズ対策で入れている電解コンデンサが高さがあって厚みが抑えられません。これを寝かせる配置改良が必要なので、この配置図がファイナルアンサーではないです。
整備手帳にアップするまでには改良予定。
次に部品一覧を載せておきます。
結構、代用が利く部分が多いです。
電解コンデンサもスパイクノイズ用なので容量は適当で構いません。
ましてやニチコン製なんか全く不要。
抵抗も安全マージンを考慮して入れてるだけなの適当なものぶち込んでも動きます。リファレンス値で作成してますけどね。
他、ICソケットやモード切替用のスイッチは何でもOK。
結構大事なのはカラーコード。熱圧縮チューブで絶縁するとチャンネルが何色のコードか分からなくなります。したがって色はしっかりと分けた方がいいです。
これが結構高いんですよ。10色コードってw
今回、秋月電子で買いましたけど中華製を予約中。
抵抗やセラコンは割高ですけどバラ売を探しましょう。バラだと1円では買えませんが10円~30円で買えます。
その他、回路図も掲載したかったのですが手書きの物しかなく(しかもかなり汚いw)回路エディタで書いている最中です。
この回路エディタがなかなか癖があって使い難いw
整備手帳アップまでには準備しておきます。
残りの作業としては改良もありますけど、実車での確認作業。
現在の確認テストはウィンカー信号を模擬したジェネレータ回路の信号で試験してますので車体の信号がなまってたりすると誤動作するかもしれません。
これは取り付けている自作ディライトの修正時に確認します。
全ての確認が終わった段階で整備手帳にアップ予定です。このブログ読まれた方は被りますけど許してください。
この程度の回路が数千円から1万円ぐらいします。ショップの技術料が高いのをご理解頂けたかと。
(机上最終試験状況)
結局、8ブロック対応まで拡張しました。
モード切替を追加しました。
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Posted at
2017/11/02 14:13:01