
車高調の導入と社外ホイールへの交換を決意したバディ男。
気になるのは「入庫拒否」になるか否か。
もらい事故などで緊急入庫が必要なとき「ダメ!」とか言われたらシャレになりません。
(緊急の場合、多分、条件つきで入庫はOKですけどね)
今、ノーマル時のデータを取得中なので後日アップしますけど本日は保安基準についておさらいしてみます。
(私も再勉強しました)
①あ~、勘違い
2017年6月の保安基準改正により「ハミタイは10mmまでOK」とか勘違いする人が続出しています。
これまではホイール&タイヤがフェンダー(30-50範囲、詳細は後述)内に収まっている必要がありました。
これが保安基準改正によりタイヤだけは10mm以内ならハミタイOKになっただけです。
(厳密には、タイヤのラベリング等の出っ張りが除外されただけ)
一般的な解釈としてはリムガード部分もOKのようなので、ホイールよりタイヤがもっこりしている場合でも10mm以内ならOKになったと言えます。
したがって、ホイール面のツラ基準は変わっていません。
ツラを気にする方は「引っ張っている」と思うので基準改正後でも影響がないんです。
ちなみに、Gグレードの純正タイヤはタイヤがもっこりしてますね。ホイール面がタイヤより内側に入り込んでいます。
②こいつが敵!
ハミタイは警察もウルサイ「違法改造車」。
車検場でもキャンパーが若干寝てる雰囲気があるだけで詳細な測定が開始される検査項目です。
そこで出てくるドレスカーの敵がこちら。
タイヤはみだし測定器 APR-0801
構造は原始的ですよ。
昔からある「吊るし五円」と原理は同じ。
2017年6月の基準改正に伴い「吊るし五円」だともっこリタイヤのホイール面だけの計測が面倒になりましたがコレ使うと計測が楽になるだけです。
(原理変わんないのに本当に楽になんの?)
車検場にも装備されています。
その他の車検場の計測器に興味のある方はこちら。
車検整備システム
このカタログで最低地上高の計測装置を初めて見ましたw
原始的すぎw
③測定範囲は決まっているが
ホイールセンターの中心から垂直線上を基準とし前方に30°、後方に50°のフェンダー範囲でホイール面がフェンダーより外に出ていない事。
基準はフェンダーの各基準点(30°前方、鉛直上、50°後方)の外側の部分です。
特にリアのタイヤハウスは下に行くほど車の内側に切れ込んでいると思いますので要注意です。
個人的に基準は「フェンダーの50°後方」(写真中のC点)より内側と覚えた方が良さそうです。
マルチリンク系のサスの場合、車高を落とすとキャンパーが寝ますが、タイヤの鉛直方向頂点より50°傾いた後方の方が外にはみ出ます。
マルチリンク系のサスはタイヤの鉛直方向頂点がツラツラは、基本車検NGです。
ストラット式やトーションビーム式は車高を触ってもキャンパーへの影響は少ないですがフェンダーの形状で後方50°基準点に気を配りましょう。
個人的には車の個体差による左右のツラ加減の方が気になります。
私も知らなかったのですが、車の構造上、左右のツラ状態が違うことなど普通なのだそうです。
右がツラツラでも左がハミタイ、その逆も普通にあるそうですよ。
ここは「そういうもの」と理解して左右を合わせることは無駄との事です。
※車高も同じ。左右に差があることは普通なのだとか。
※ホイールキャップ、ナットがはみ出たらNGです。ここよく忘れます。
(これ重要!)
ディーラの入庫拒否。厳密には車検OKでも「雰囲気」でNGにしてきます。
説明しても基本ダメですね。
理由も説明しないことが多くダメの一点張りとのネット書込みが多いです。
これはディーラが指定工場だから。
指定工場から違反車両が出ると業務停止などの措置を受けます。
事業に甚大な影響が出るので「雰囲気」優先です。
他県他社になりますが友人ディーラ店長に聞いたところ
「タイヤハウスとタイヤの間に指2本入らないヤツ」
「タイヤの頂点がフェンダー内に爪の長さ分入らないヤツ」
は測定対象。
ツライチなんて以ての外!
これだけで測定もせずに入庫拒否する仲間(ディーラ店長)も居るとのこと。
ウチ(友人)は、上記以外に車高調付けてる奴は全部測定対象としてるそうです。
緩いと言われる他社でこれですからね。
この話を聞いてから入庫安全マージ考えるようになりツラは気になりません。
車検パックなどに入られている方、その場で解約手続きされますので注意ください。
(契約の時の約款に書いてあるらしいです)
④おまけ
C-HRの最低地上高。
ハイブリット車は140mm、ガソリン車は155mmです。
これはカタログに書いてあります。測定位置についてはみん友さんから情報を頂きました。
C-HRについてのご質問
公式見解なので「最低地上高」を計測するとき、ここを測りましょう。
※車検場では適当な低そうなところに計測器を突っ込む模様w
街中でポルシェとか見かけると私はタイヤに目が行きますが、純正のくせに結構ツラ出てます。
タイヤとタイヤハウスの隙間も埋まってるし、あれがユーザ第一に考えたメーカの姿勢ですよ。
日本車は内側に入り過ぎ!
隙間あり過ぎ!
また、ディーラも車検NG車の入庫拒否の姿勢は解る。
だけど「何がどう駄目かは説明すべき」と思います。
私のディーラはどうなんだろう・・・
(タイヤはみだし測定器に物申す)
タイヤはみだし測定器 APR-0801の使い方をYouTubeで見ると一つの疑問が湧いてきます。
本来、黄色の部分がフェンダーの内側に入っていればいいはずですが、測定器が「吊るし五円」と同じ原理なため水準器が触れる緑の部分も測定している点。
また、本来A点、C点はフェンダー外側の面がB点とは違うはずですが、B点に水準器をセットした後、A点C点で修正せずB点のまま測定している事が理解できません。
実際の車検現場ではどうなんでしょうか?
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Posted at
2018/01/11 16:28:10