
昨日、「アリババで注文した商品が出国できない」と嘆きを記事にしましたが帰宅したら1商品だけ届いていました。
それでも1ヶ月ぐらい掛かっているので若干遅いデリバリです。
届いたものは「ブラックライト」。
液体プラスチックの「BONDIC」付属のUVライトが糞すぎて使い難いのでしっかりしたUVライトを買う事にしたんですよ。
「しっかりした」とあえて書いたのは世の中「UVライトっぽい」ものが溢れかえっているので、それとは区別するためです。
UVライトは「可視以外の特に紫外線」を発するライト全般の事を指しますが、紫外線のルールがあいまいです。
いわゆる偽札などの判定にも使われるUVライトはピーク波長が365nmである必要があります。
これが本物。
一方「なんちゃって」のUVライトは375nmだったり395nmだったり。
100均のUVレジン(紫外線硬化する樹脂)がいつまで経ってもベタベタするケースは、多分、使用するライトの波長が合ってない可能性があります。
ちなみに本物UVライトは数万円しますね。
ところが中華には365nmを謳う本物があります。
アマゾンで検索して貰うとすぐにヒットしますが確実に本物をゲットするなら「JAXMAN U1N」です。
お値段は6000円ぐらい。
類似品に「JAXMAN U1」というのがありますが紫外線LEDが中華製。
U1Nは日亜の365nm紫外線LED「NCSU276A」を使用しています。
波長的にはどちらもピークが365nmで違いは無いようですが、日亜の方が光の収束率が良いみたい。
本物買うなら日亜LED版ですよ。
(JAXMANは日亜製使用は明確に商品を分けて出品してます)
ちなみに他のライトで「日亜UV
LED使用」とだけ書かれた製品もありますが一般に出回る日亜LEDは375nmです。
こちらの方は安価な製品が多いので安すぎる場合は疑ってください。
また365を謳う製品も数多いですが仕様欄では「375nm」だったりします。
365が製品名に入っているからと言って365nmを保証しているものではないです。
だからこそ日亜の365nm紫外線LED「NCSU276A」使用と書かれている製品を選ぶべきです。
と、ここまで書いて到着した荷物が「JAXMAN」かというと違います。
このJAXMANが仕入れているであろう中華メーカの横流し品。
これまでの力説が全く意味をなさないw
この時点で怪しさ満点ですが価格は半値の35ドル。
日亜LEDの形状は新旧版ともに知っているので分解して確認すれば真偽は判ると思っていました。
ところが
「分解できん!」
分解するのにピストンリングプライヤーのような工具が必要です。
結局、分解できずに真偽不明。
ライト筐体の縁に「Nichia UV365」って書いてあるんだけど余計に嘘さ満点!
性能は3Wライトらしく強力で出力には嘘は無さそう。
(紫外線フィルタが付いているので光は見えませんが蛍光物に反射した時の色がかなり眩しいので間違いありません)
(そもそも光が見えた時点で偽物ですしw)
BONDICは375nm波長でも固まるので確認のしようがないですね。
近々、UVレジン買ってきますけど、それも固まるなら偽物でもええですわ。
なお、お札の特殊インクにも反応するので限りなく365nm波長の可能性とだけ言っておきます。
これで部屋を照らすと色んなものが見えてきます。
それで我が家は意外と綺麗だった事が判明w
最悪だったのが私のPCのマウス。
ゲロ吐きそうなくらい汚いw
嫁は青魚のアニサキス発見に使いたい!
って言ってました。
初日としては割と楽しめたブラックライトでした。
(あとがき)
電池は通常のサイズの電池が使えません。
高出力のライトは「18650」と呼ばれるLi電池を使います。
昨今、爆発報告が多いリチウムイオン電池。
爆発の主因は充電の負荷とかセパレータの品質管理不足とか色々あります。
安心を買おうとするとパナソニックセルを使用した管理ドライバーモジュール搭載品を買うしかないです。
大体18650電池2本で3000円ぐらいですね。
急速充電器も信頼性が必要なので普通に2、3000円かかります。
UVライト導入するのも初期コストって割と掛かりますね。
UVライトも車のDIY利用として価値があるならパーツレビューで紹介します。
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2019/10/29 18:07:55