お盆帰省も終わり新たな気持ちでみんカラの再スタートです!
って言うほど「平穏な」帰省ではありませんでした。
詳しくは身内の恥なので控えますが、本当に困りましたわ。
さて、新しい半田コテのステーション来ましたよ。
意外に早く着荷したため、帰省前に品物が届きました。
箱開けて、中身見て、速攻で帰省したのでまだ使用していません。
しかし、さすがプロ仕様。ズシリと重く(変圧トランスがしっかりしている証拠)安心感がありますわ。
日本製でかつプロ仕様って言うだけでテンションもアゲアゲなんですよw
せっかくなので動いたり動かなかったりしてた中華製の激安ステーションの中身を確認しました。
中華製ステーション
コテ先のヒーター部分
ステーション基盤
構造はセラミックヒータの根元に「K型熱電対」が仕込まれており、この部分に掛かる電圧を基準電圧と比較して制御する簡単なものです。
(詳しくは見てないので多分w)
このステーションが不良を起こしている理由は電解コンデンサの不良でした。
若干、膨らんでます。
中華製の製品の最大の弱点が、アルミ電解コンデンサの不良です。
アルミ電解コンデンサには定格温度が設定されていて、例えば105度と設定されていた場合、105度の環境下で2000時間の寿命だったりします。
「アレニウスの法則」(分からなかったのでググった)によると、10度温度が下がることで寿命が2倍になるらしいです。
ところが中華製の電解コンデンサは日本のパクリ製品ばかりで定格を満たしてないです。
品質はゴミ。
電解コンデンサは、電解液を浸したティッシュでアルミ泊を挟んで巻寿司のようにした構造なのですが、中華製のパクリ物はこの電解液が偽物です。
やはり日本の技術はスゴイんですわ。
通好みの製品には「ニチコン製コンデンサ使用!」とキャッチーされている製品も多いですしね。
私も高価でもニチコン製を好んで使います。
電解質が怪しいと勝手にガス化して膨張したりしますので、すぐに絶縁不良(ショート)します。
PC用のマザーボードなんか、電解コンデンサの打ち替えが基本動作だったりしますし。
私はあまり使わないのですが、液体の電解質を使わず特殊なプラスチックフィルムを使う「固体コンデンサ」が今の主流です。
最近のマザーボードは固体コンデンサが使われています。
品質のムラが少ないと言われています。
(チャージ時間が短いのが使われる最大の理由ですけど)
いずれにせよ、中華の半田ステーションは半田付けも雑で品質が疑わしいものでした。
少し話が逸れますが、日本の半導体の品質は本当に良いです。
半導体はどうしても製品にムラが出来るため「品質グレード」が設定されています。
例えば低周波トランジスタの場合、増幅率(hEF)は重要な情報なんですが、一般に100~600ぐらいの差があります。
100倍と600倍の増幅って差がデカすぎw
最低倍率を品質グレードで保証しているんですけど、中華製の半導体は印刷が無かったりとゴミですw
こういう混ざりもので小さな公板を作るので公板は不良率が高く(選別しないので逆に安価)、買う時はまとめて10個ぐらい買わないと安心できません。
私の場合、こういう部品を使って車のDIYパーツを作るためなかなか人には提供できないですね。
自分の作った物が不良になると気になるので直したくなるし、全てを直しきれないと思うので。
パーツを自作する方は、みなさん同じ気持ちだと思います。
私が人にパーツ提供しない理由の一つはここにありますが、逆にこの点がクリアできるなら提供もあり得るですけど。
ま、自分でも何が起こるか分からないので「怖い」ということもありますしね。
話はプロ仕様のステーションに戻りますけど、このステーション、下限温度、上限温度、スリープまでの時間が設定できます。
最近は鉛フリーの半田が主流なのでコテ先温度が高くなりすぎて寿命が短いんですね。
そういうのを防げます。
中華製ステーションでも一応同じ機能はあったんですけど動いていたのかは微妙。
10分間放置しただけで半田のフラックスが瞬殺で蒸発するような温度になっている事も多かったので怪しい限りです。
(調子がいいときは3時間ぐらい使っていても安定してました)
今回、コテ台にスイッチが付いていてスリープタイマの開始が明確になっています。
単純ですけど、これが地味に安心できる。
スリープ時の余熱温度から設定温度まで上昇する時間は30秒ほど掛かりますけど、確実に寝ててくれるのはいいです。
筆おろし(使い始め)は今週末。
いよいよですわ。
(あとがき)
注文していた公板、全部届きました。
まずはDCDCの電圧降下率の計測からスタートです。
ここコケると基本設計が全滅なので、ちょっとドキドキです。
(残念なお知らせ)
いや、残念なのは自分だけなんですけど、大事な大事なTWSの「鍛造!」アルミホイール、
「ガリって」しまいました(うぉぉぉぉー)
助手席前が死角なのはみなさんご存知の通りですけど、幅寄せ時に見えなかった縁石にズリっ。
もうねー、しゃれになりません。
当日、法事がありましたが住職のありがたいお話が全く頭に入ってきませんでした。
この死角、カメラ付けるべきでしたわ。
誰のせいでもありませんんので、この怒りのはけ口がなくて・・・
かなり、ショボン です。