物置を漁ると、ナムコのキャラクター、パックマンの紙袋が出てきました。光沢のある丈夫な米袋といった感じです。
その大きさが分かりやすいよう、傍らに「すごいよマサルさん」の第1巻を並べてみました。結構大きいですね。
これはかつて秋田市広小路にあった、ナムコ直営ゲームセンター・キャロットハウスで購入した物です。
そういえば昨日アップロードしたブログの写真にこの袋が写っておりました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2788065/blog/46992289/
ナカミチのステッカーの貼られたゴミ箱と竹刀入れの間の壁に立てかけられております。この中に、当時LPレコードを収納していたかと思います。
ここで話はワキミチへと逸れますが、ナカミチといえば言わずと知れた高級オーディオメーカーです。
カセットデッキのオートリバース機能が独特で、再生中のテープが端までいくとカセット収納部が丸ごと手前にせり出し、カセットそのものが180度回転し、またデッキに収納され、裏面が再生されるという、心おどるギミックでした。
それを見たいがために、幾度か秋田駅前のデンコードー本店へとリバースボタンを押しに行ったものです。35年くらい前の話です。
その感動を現代の話に例えると、目の前で羽生結弦が半回転ジャンプをしてくれるようなものでしょうか。いやいや、それだと3回転半足りないですね。
そんな、ポチッとする私の行為を、電器屋の壁に貼られたポスターの中の富田靖子があきれて見ていたことでしょう。
それはさておき、パックマンシリーズは色々なゲームの種類がありますが、私はパックランドというタイトルが一番好きでした。
その筐体のボタン配置が独特で、左手はボタン1個、キャラのジャンプ用です。
右手にはボタンが2個、キャラの左右移動用です。スクロールする画面の中、障害物を避け、ゴールを目指す単純なゲームです。やたら難しく、いつもすぐにゲームオーバーになっていました。
その後、本ゲームはファミコンに移植され、カセットを購入しましたが、画質も音質も満足の出来るものではなく非常にガッカリしました。
とは言っても結局ハマり、スタートからゴールまで花が降り注ぐ最終ステージまでクリアしました。
さて、ここで袋の裏側を見てみますと、ナムコ黎明期のゲームのタイトルが羅列されています。
懐かしい…あの頃のワクワク感。キャロットハウスに限らず、ダイエーや緑屋等のゲームセンターの賑わいに心ときめかせていた若き日々。
何か入っているかなと袋を開いてみたところ、中身は空っぽで、当時の懐かしい空気がわずかに入っているばかりでした。
「クーソーは、頭の肥やしです」…当時のナムコのCMを思い出しながら、そっとしまい、再び押し入れの肥やしにしたのでありました。
ブログ一覧 |
エッセー
Posted at
2023/05/31 06:19:02