ロードスターパワーウィンドウ修理

　正月早々壊れたロードスターの運転席パワーウィンドウ、とっくに直してあったのですがなかなか記事にするタイミングを取れませんでした。
原因は、経年変化のひと言で片付く訳ですが、使用と年月によるワイヤーの劣化と、ガラスチャンネル、レギュレーターの摺動抵抗の増大のコンビネーションですね。ついでに樹脂の劣化に伴うガラスのスライディングブロックの破損が発生している状況です。

レギュレーターは未だ新品が入手できます。ＮＡのパワーウィンドウはもとよりモーターのトルクがギリギリ（いつもお世話になっているフロントマン談）との事だったので少し迷ったのですが、とりあえずモーターレスで購入しました。問題はスライディングブロックのほうでなんとガラスごとの設定しかない（ねじでとまっているのに…）との事。（写真はレギュレータ側のもの）

無くてもとりあえず形にはなるのですが多分先々ろくなことがありません。でもガラスを１枚ごみにするのももったいないので代用品を作成することにしました。
まずは旧いレギュレータを分解し、そのまま移植できないかチェックして見ます。が、サイズがまるで違って使えません。そこでホームセンターへ行ってなんとなくそれっぽいサイズの戸車を買ってきて、整形して使うことにしました。

こんなやつです。価格は忘れましたが５００円前後だったような気がします。ドリルでシャフトのカシメを抜いて車輪単体にして、ねじに合わせて中心穴を拡大。外寸は少し調整し、奥行きはプラパイプでスペーサーを作ってあわせ、スムーズに動くよう整形して組み付けます。車輪を完全にもとのスライディングブロックと同じ寸法にしてもよいのですが、手間を考えるとやってられませんので、ブロックが軸方向に回転するように固定し、レールのカーブで重くならないように少し整形して終わりにします。不具合が出たらまた修正。新しいの作るのも簡単だし。


と言うわけでとりあえず直りました。樹脂の耐由性や耐侯性などは使用しながら確認ですね。仕事ではないので気楽なものです。今のところ特に問題は無さそうですが。
ガラスチャンネルのモールも交換したいところですが今回はとりあえず見送りです。