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　９年前に戦後最大の人災のあった今日、今年は春の選抜甲子園の中止が決まりました。これに限らず、今回のウィルス騒ぎで色々なものが中止となっています。世の流れは仕方ないとするのが大勢となっていますが、現状日本での数字だけ見ると「？」というのが私の想いです。発生源とされるかの国かの地域の真実が見えないので確かに用心はするに如くなしではありますが（かの国の罪はソコが一番重いと感じております。それはわが国の現政府の隠蔽改竄無法虚偽の数々にも通じます）それにしても踊りすぎなのではないかと。
私は高校生のときから１０年ほど、吹奏楽を嗜んでいたのですが、９年前も、そして今回も高校の後輩達の活動の集大成である所の定期演奏会がキャンセルとなりました。９年前はただでさえ老朽化していた会場であるホールが被害検査（或いはその後の補修）の終了まで使用不能となってしまい、これはもう、目の前に厳として立ちはだかる致し方ない理由でした。幸いにして５月（だったと思う）に会場を変えて演奏会を開く機会には恵まれたものの、卒業してしまった３年生の中にはおそらくステージに上がれない子もいたことでしょう。今回に至ってはあるかないかも判らぬ危険の為に人生に２度とはないであろう（プロにでもなれなきゃこんなに打ち込める環境は本当にもう来ないのです）集大成のステージを奪われた、と私の目には映ります。せめて、彼ら彼女らの意思によりやるやらないを決めさせてやりたい、との想いが消えません。
医術・医学、あるいは科学の進歩による死の遠ざかりはミクロの視点では確かに素晴らしい事だと思います。が、それが人類マクロにとって本当に幸せなのかと最近とみに考えさせられる機会が増えている気がします。流行り病が何年に１度か起こり昨日は元気だった隣人が明日も元気とは限らない、が肌感としてあるような世の中だったら、大流行の真っ最中で人がバタバタと…とでもならない限り、こういうイベント事は出来る時にやっとかないと、となることでしょう。
自らの身に降りかかっていないからこそ言えることだ、とのお叱りは甘んじて受けますが。