ちょっと前までネットでアウトレットで安くなってるタイヤを探していた影響だと思うのですが、こんなバナーがよく出るようになりました。
どうやらブリヂストン版アジアンタイヤである『DAYTON(デイトン)』という海外製の安物タイヤを全国のタイヤ館で組み替えから取り付けまでをすべてネットで予約可能にして激増するアジアンタイヤへの対抗策のようですね。
ブリヂストンということでちょっと興味を引かれたのでクリックしたらAmazonのサイトに飛ばされました。
コルトプラスの純正サイズである185/55R15だと工賃含めて30,144円でした。
廃タイヤ料が含まれていないので実際はもう2000円くらい高くなりそうですが。
ただ費用的にはこれはアジアンタイヤの中ではやや値段の高いのナンカンのタイヤをネットで買うのとほぼ同じであり、海外製とはいえブリヂストン製のタイヤということを考えると貧乏人視点から見ると魅力的に見える方も多いと思います。
それとタイヤ館ですが、値段が高いというイメージがあまりに強すぎるのか低所得者や若い人はまったく寄り付かない店が多いです。
お金持ってて「とりあえずブリヂストンの高いタイヤを買っておけば間違いない」とブリヂストンのタイヤをほぼ定価で指名買いする比較的高齢の客が多いという感じですよね。
けれどもそれでは将来的に必ずやっていけない時代が来るのは間違いなく、いまのうちに貧乏人向けの格安のタイヤもあるよというアピールをしておかないとタイヤ館の経営がヤバい、という経営側の判断があったのかもしれません。
しかし最大のライバルである中国はタイヤ産業を国の重要産業と位置付け、政府が巨額の補助金を出し、タイヤ製造メーカーはドイツやイタリアから莫大な費用をかけてタイヤ製造ラインを構築しています。
そのため加速度的にタイヤの性能もよくなり今では欧州のタイヤ性能比較サイトで日本のタイヤを上回る中国メーカーも出てきました。
実際日産三菱連合の新車は軽自動車を中心として新車装着タイヤの一部に台湾や中国製のタイヤを採用しています。
若い人なんかは車を買うとディーラーは高いので格安業者に点検を任せて一切もうディーラーに寄り付かなくなることも当たり前になりました。
とにかく車には最低限のお金しかかけないという若い人が激増している中でタイヤ産業も大きな転換点を迎えているのではないか、私はそんな気がしてならないのです。
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Posted at
2019/06/29 15:59:48