ATのマニュアルモードは押してシフトダウンすべき

拘りのある諸兄からは反論も予想されるが、自分の感性に合わないのでぜひ書いておきたいと思う。


AT (オートマチックトランスミッション) のセレクターレバーで、自分好みのギアを選択できる”マニュアルモード”付きの車がある。

そのマニュアルモードに関して、レバーを押すのと引くのとでギアがアップするのかダウンするのかが、メーカーによってまちまちになっている。

同一メーカーの車種によって違いがあるなんてことはさすがに無いのだろうが、統一されていないのはなぜだろうか。


自分的には、ペースを上げて走行している中でのブレーキング時において、フットブレーキとエンジンブレーキを併用することが多い。

その際、フットブレーキにより減速Ｇが前方向に起こるわけで、シフトレバーを持つ手の位置も少なからず前方向になる中、シフトダウンするのに都合がいいのは押す方向だと思う。

加速時にはシートに押し付けられる方向でＧがかかっているので、シフトレバーからは離れる方向であり、シフトアップするには手前に引く方向が理にかなっているはず。

一昔前のGTマシン (レースの、ね) のシーケンシャルシフトは、当然、押してダウン、引いてアップという考えになっていたはずで、昔のビデオを観るとそのようにシフトしている。


なのに、なぜ故、逆パターンが存在するのか。

過去の愛車でも、三菱のシャリオ・グランディスは↓写真のように逆パターンだったので、結局慣れずに悶々としていた。



次に乗り換える車を選ぶ際の重要な確認ポイントとなったことを今でも覚えている。

マツダのMPVは、↓このように自分好みのシーケンシャルシフト同様のものだったので、すごく使いやすかった。



つまり、少なくとも三菱は逆、マツダは正のパターンということになる。


Googleでシフトレバー付近の画像をググッてみると、下記分類になるみたい。

正：BMW、ポルシェ、フィアット、アルフォロメオ、レクサス、マツダ、スバル、スズキ、
逆：ＶＷ、ポルシェ、アウディ、シトロエン、トヨタ、日産、三菱、ダイハツ、

う～む、同じメーカー内でもある年を境に逆→正にしているところもあるみたい。
トヨタとレクサスって統一されてないのか？


調べてる中で、なぜ逆パターンが存在するのかが分かった。

ATセレクトレバーは、手前に引くほどローギアを選択するので、それと同じように手前に引くとシフトダウンとしたというのだ。

まぁ、分からないでもないが、感性に合わせるべきだったのではないかな。