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2020年01月21日 イイね!

Bレンジという純正CVTコントローラー。その2

昨日の続きデス。

これまでのAT/CVT車両について。

☆プレオL275B 4AT
本庄軽one耐久NN5時間 3戦トラブル無く完走。
ATクーラー無し。
トルコンATの為、加速に難あり。
本庄ベストタイム 56秒

☆アルトX HA36S CVT 
本庄軽one耐久NN5時間 1戦トラブル無く完走。
CVTクーラー無し。
本庄ベストタイム 58秒

☆プレオプラス LA300F CVT
本庄軽one耐久NN5時間 2戦トラブル無く完走。
K4GP 7時間&10時間トラブル無く完走。
CVTクーラー有。
本庄ベストタイム 54.2秒
富士SW 2分40秒

☆プレオ L275B CVT
本庄軽one耐久(改造クラス)3時間 1戦トラブル無く完走。
本庄軽one耐久NN5時間 1戦トラブル無く優勝。
本庄軽one耐久NNエキシビジョン3時間 1戦トラブル無く優勝。
CVTクーラー有。
本庄ベストタイム 54.0秒

プレオプラスLA300F(もとはミライース)ですが、
確かにこの車両は速いのデス。
ひとつ前のL275型より直線は速いでしょう。
なのでスプリントレースには良いかもしれません、
しかし耐久レースとなると、
ある症状が現れる事があります。

LA300型は、SレンジやBレンジを多用する場合(特にBレンジ)、
なぜか、ある条件で回転数が上昇しレブに当たり続け、同時に失速するというトラブルが稀に発生するのデス。
特に本庄の第1コーナー・第2コーナー付近で何度か発生しました。
また富士SWでもコーナーリング時にも確認されました。

そして、この症状が起きるとアクセルワークは受け付けなくなり、コントロールできない状態に陥ります。
こうなるとレース中に競っていたりすると初心者はパニックです!
そこで対応策として、アクセル戻して、シフトを他のレンジするか、Nに戻すと症状は改善されます。
私達もこんな症状が出るときは、この方法で対処していました。
まぁ、普通はエコカーをこんな使い方しませんので、仕方ないかもしれません・・。

ところが、前の型のL275では、こんな症状は今のところ3レースで一度も発生していません。。
言ってしまえば本庄では全区間Bレンジで全開走行できてしまいマス!
すると少し慣れた初心者でも55・56秒台は軽く出てしまうのデス。
回転数は常に6000~7000の高回転を維持し続け、
おいしい部分を使い続けられるという、
まさに純正CVTコントローラー状態なのデス。
これは凄いですよ!!

長丁場の耐久レースこれがどんなに凄い武器になるか・・・。
まぁ、S/Dレンジも併用しないと54秒台前半以上のタイムは狙えないので独特のシフト操作が必要です(下手するとMTより大変かもしれません)。
そしてBレンジは常に高回転ですから当然燃費も悪いです・・・。。

秘密をバンバン公開してしまいました・・・。
自らの首を絞めているようですが、
まぁ、でもこれで「CVTで出場してみようか!」というチームが現れれてくれると、NN耐久レースは更に盛り上がって楽しいんじゃないでしょうか・・・。

そして、運が味方し、作戦が上手くゆけば、
初心者チームでも
NN表彰台が狙えるかもしれません。

但し、改造クラスは難しいデス。

本物のCVTコントローラーがあれば、話は別ですが・・・、
この純正CVTコントローラーのBレンジでは、
改造クラスでは通用しません。
MTで開発された吸排気パーツをポン付けしてもどうにもなりません。
ECUの設定が強烈すぎてデチューンとなります。
恐ろしいほどのトルクダウンに陥り加速しません・・。
本庄軽one耐久改造クラスで実証済みデス。
CVT向けのパーツがあればそれをお勧めしますが・・・。
そんなパーツ、果たして存在するのか・・・・。
Posted at 2020/01/22 18:23:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | プレオCVT | 日記
2020年01月21日 イイね!

Bレンジという純正CVTコントローラー。

11/17の3時間レース、1/19の5時間レースと2連勝と
まだまだ嬉しい余韻の中。

運が味方したこともあるが、
勝因を考えた。

①新ドライバー加入で1軍ドライバーが3人となり選択肢が一気が広がった。
②Bレンジを純正CVTコントローラーとして使用する事を思いついた。
③マシンの足回り熟成が進んだ。

他にもあるが、特にこの3つはとても大きい勝因だろう。
逆に、改善点も多く見つかった。
これはまた後に・・・。

勝因の中でも、
②Bモードを純正CVTコントローラーとして使用する事を思いついた。
は、マシンの戦闘力を押し上げた。

5時間のレースでBレンジを使いっぱなしにするという暴挙はなかなか出来ないだろう。
実際、知り合いの自動車屋さんにCVTのBモードで5時間はレースしたら、壊れないかと聞きまわったら誰も答えてはくれなかった。
つまりCVTの耐久性はやってみないと分からないのである。

そこで、色々と試して見たところ、
今のCVTは想像している以上に頑丈だという事が分かった。
実際に既に3つの耐久レースに出場したが不具合は出ていない。
というより3年間、
車種はいくつか試したもののミッション関係でリタイヤした回数は「0」である。
むしろドライブシャフトやハブ類の方が怪しい印象だ。

他の車種のMT車両も数レースもこなせばブローするリスクが高くなる。
MT操作が上手くなければ、1レースでもブローしてしまう。

このBレンジ多様走行は、
おそらく筑波や富士の様なストレートが長いコースでは難しいだろうが、
本庄の様なストレートが短い、ミニサーキット限定のテクだろう。

Bレンジを使用すると、走行中ほぼ高回転を維持できる。
つまりラリーVItzのスポーツCVTに近い感じである。
言わば、ほぼ純正CVTコントローラーとも言える。

このBモードの使い方を理解したことで、
MTに負けない加速力が手に入った。
更にコーナーではMTよりも遅いブレーキング操作が可能で、
MT車の挙動を見ながらコーナーを攻める選択肢に増え、
これにより、常に54~55秒のタイムを安定し出せるようになった。

トップタイムはMT車には及ばないが、
本庄のように10回もドライバー交代がある場合、
10回とも常にトップタイムを出し続ける事は難しいだろう。

しかし、CVTのBレンジ走行をマスターすると、
トップタイムには及ばないものの、ハイスピード走行で安定したタイムが出せるようになる。
長丁場の耐久レースにはもってこいである。

但し、3年の経験から以下の守らなければいけない点がある事も分かった。
①Bレンジを上手く使えない車種・年式がある。
②Bレンジonly走行では、タイムが伸びない事もある。(D/Sレンジも大切)
③Bレンジを活かすために足回りに独特の工夫が必要
④メンテナンスが最重要
⑤できればCVTF温度計をつけて温度を管理する(意外と大切)
⑥CVTFクーラーはあった方が良い!
⑦ブレーキはケチってはダメ!

本業がレース屋ではないので、
どこまで正しいかはわかりません。
マネして故障しても責任もてません!あくまで自己責任でお願いします。
Posted at 2020/01/21 20:13:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | プレオCVT | 日記

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