2021年05月19日
国が進めている現在のワクチン接種計画は、
ワクチンの情報が無い中で接種率を上げろと、
無理難題の上、計画はほぼ自治体に丸投げで状態である。
まるで悪徳企業が社員に過激なノルマを迫る様である。
高齢者から接種を完了させると、
国は簡単に言うものの、
そもそも、田舎は交通事情が悪く、
外出自体が困難な状況である。
更に、施設に入所されている高齢者方は、既に優先してワクチン接種が進められているが、自宅で生活している要支援者や要介護者に関しては、接種するための外出は極めて難しい。
国は「高齢者は、デイサービス利用時に高齢者にワクチン打てばイイじゃん、そんなことくらい一時的に許可するから協力しろ」と紙で通達を出すが、
医師不足の地方では既に開業医が高齢者の接種にフル稼働状態で、通常業務が圧迫されている。
そんな状況でデイサービスにわざわざやってきて、ワクチンを管理し、問診して、打ち、さらに接種後の健康管理や事務手続きができるマンパワーや時間などあるはずがない。
そこで、かがやきグループでも理事長を中心に何か出来る事はないかと考え、
自治体と連携し
土曜日、日曜日にかがやきの医療施設や介護施設を接種会場として提供し、
デイサービスの送迎車を出動させ、
新型コロナワクチン接種に協力出来るように準備を進めている。
マンパワーやコストの問題で、グループ施設の利用者が対象となるが、
それでも数は少なくない。
そして、これを実現するためには、
職員は休日返上体制となり、
私もしばらくは、月火水木金金金の出勤体制になるかもしれない。
更に、こうした人件費や経費に対して支援の話も無く、
経費は全て持ち出しとなる為、
想定しているだけでも大きな赤字を覚悟しなければならない。
すでにコロナで大きな経営的なダメージを受けてはいるが、
誰かが協力しなければワクチン接種は進まない。
国民の善意を期待し無理を強いる国や政治。
どこまで行っても国や政治は国民の生活を考えていない。
はやり国民一人一人が出来る事を助け合いながら切り抜けるしかない。
Posted at 2021/05/19 18:18:44 | |
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