
「FIAT DUCAT」ホントにあった怖い話。
皆さんお乗りのフィアットデユカトの多くはロボタイズド変速機というものが付いていると思う。
ご存知のようにマニュアルミッションを油圧の力でオートマチック変速機の様に作動をする便利なシステムだ。
便利だが当然マニュアルミッションより複雑になる、複雑になればトラブルが起きる可能性も上がる。
ある日フューズが飛び「変速が出来ない」と表示が出てきた。
色々見ても原因が分からない、資料もない。
ホウボウ手を尽くして配線図を入手した、如何やら変速するための油圧を作るモータが怪しいと言うことになった。
配線をたどっていくと安物のキャンモータが付いていた、バラシて見たらすぐ原因が判明した。
なんとバンキン製のブラシガイドが外れていてショートしていたのだ。
ブラシガイドはプラスチックモールドのフランジに成形されたダボに溶着(こんな設計は日本ではしないと思う)されていた。
その溶着が完全ではなく外れてしまいもう片方のダボを支点にして回転してショートしてしまったのだ。
いい加減な作業のダボを削りきちんとビスで止めなおして一件落着。
分かってしまうとなんてことはないけれど、最初は最悪ミッションを輸入しなければとか脅されて悪い方にどんどん嵌まり込んでしまう。
きちんとダボの溶着が出来ていなかった、たったこれだけの事で輸入車はすぐ壊れると揶揄されて信頼を失う。
デユカトの生産総数は分からないがリコールも出ていない(多分!)ので頻繁に起こる問題ではなさそうだ。
でもある日、突然愛車が変速しなくなり修理工場に持ち込んだら修理にウン十万円かかりますと怖い話をされるかもしれない。
そんなときの為に頭の隅にでもこんな事が有ったと記憶していても損はないかもしれない。
こんな事は日本製では絶対あり得ない、、、と思いたい。
でもなァ最近は信頼の日本企業が軒並みデータ改ざんなんてあるし、、、、、、、、、、、、。
多分こんなトラブルは皆さんの身の上には降りかからないと思うしその様に願っていますょ。
と言うことで怖くもなんともない話は終わりです。
Posted at 2018/04/09 21:43:52 | |
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