最近、
スクールランブルを観てます。
なんて言うか、平和だなーと思いながら観てます。
その中で好きなキャラと言えば、塚本八雲(CV:能登麻美子)です。
そう言えば、CVとはアニメの世界ではキャスティングボイスの略ですが、軍事ではキャリアヴェッセル、即ち航空母艦の略号だったりします。あれ、AircraftCareerじゃないの?って思いますが初期の航空母艦は巡洋艦を改装して空母にしたことから、航空機運用ができる巡洋艦ってことで初めはCareerVesselと言う呼称(あくまで一説であり、異説あり)でした。
CV、能登麻美子、そこから連想したのは、艦隊これくしょんの
空母麻美子、もとい
航空母艦 大鳳

(戦艦少女Rの大鳳改。艦隊これくしょんではまだお迎えしてないため。因みに戦艦少女RでのCVは名塚佳織)
中学時代に艦船模型を始めて、模型店で作りたい艦船を物色中に一目惚れした空母が大鳳でした。
まず、そのご立派な名前に目が留まりました。実は私は大阪の堺市の鳳という町に住んだことがあり、その名に一気に親近感がわいたわけです。そして、見た目が帝国海軍空母の中では断トツにかっこいいのです。近い外観と言えば、
空母アークロイヤルでしょうか。
帝国海軍唯一の、甲板と艦首部が一続きになった所謂ハリケーンバウを持つ空母で、大鳳の外観上の大きな特徴となりました。外観だけなら世界一かっこいい空母です。
しかし、中学当時に洋上モデルすら2000円近くしたために手が出ず、遂に制作は叶いませんでした。空母麻美子の部分に大鳳ボイス集へのリンクを貼ってみました。この癒し系ボイス最高です。
空母と言えば今でこそ厚い装甲で守られ、核攻撃にすら耐えられる代物ですが、当時は木甲板が主流であり、爆撃を受けたら一発で艦載機発着艦不能、戦闘不能になるほど脆弱なものでした。そこで、当時もっとも強力な800kg爆弾にも耐えうる装甲を甲板に施された空母が、大鳳でした。恐らく水爆にも耐えたことでしょう。帝国海軍初の装甲空母です。
しかし、水雷防御は依然脆弱のままであり、酸素魚雷を受けて致命傷に近い損傷を受けたことから学んで対水雷バルジを装備したアメリカの
空母サラトガと大きく異なり、着任してわずか3カ月でマリアナ沖海戦にて、たった1発の潜水艦魚雷の当たり所が悪かったために応急修理が間に合わず轟沈しました。この辺もアークロイヤルとよく似てます。
そして大鳳と言えば、艦上爆撃機彗星との逸話が切って切れません。潜水艦アルバコアの雷撃に気付いた彗星(搭乗員:小松幸男、国次萬吉)が、魚雷めがけて体当たりし、大鳳の被雷を防いだのです。
それを歌ったような同人サークルの曲がありますね。
翠星
しかしその犠牲も実らず、再度アルバコアから発射された魚雷によって大鳳はマリアナ沖に没しました。だから潜水艦は大嫌いなんですけどね。絶対安全圏で敵を仕留めることができる卑劣な兵器であるから。敵を殺すということは、自分も殺される覚悟がなければならないという士道を持つ私には好きになる理由がありません。
ケンカの勝ち負けってのは、正々堂々と戦ってこそ決まるもの、卑劣な手段で相手を倒すのは勝ちとは言わない、異論は断固認めません。
事情許さばおそらく最も活躍したであろう大鳳を堂々お披露目です。
「みんなに愛されているうちに消えるのが一番です。」
「一輪の花が美しいならば、生きていようと、私はつぶやく時もある。」
「この世で犠牲者より美しいものなどございません。」
戦艦少女Rの大鳳のセリフの中で、史実と照らし合わせるとぐっとくるもの3選です。
さらには、艦これの大鳳は提督LOVE勢ですが、戦艦少女Rの大鳳も負けてません。
「毎日、貴方に逢える嬉しさが半分、貴方を想う恋しさが半分。それでわたくしの胸はもういっぱいです。」
艦首側から

今回空母として初めて空中線を貼ってみました。もちろんこれが完全な再現度ではありません。
木甲板説とラテックス甲板説で未だに決着が付いてませんが装甲を施しておいて爆撃を受けたら一発で炎上するような木甲板はあり得ないだろうという見解からラテックス甲板説を支持しているため、それに準じて甲板色はアスファルトに近い色のニュートラルグレー塗装としました。船体色は呉海軍工廠グレイですが、割と近似色なので区別がつきにくいかもしれません。
どことなく空母アークロイヤルに似てます。
こちらは以前制作したアークロイヤル↓

全体的に見れば、外観は大鳳の方がいいし、対空防御性能も大鳳の圧勝です。外観はさておき性能においては建造時期がアークロイヤルの方が断然早かったため比べる方が無粋ってもんですね。
改翔鶴型とも呼ばれるため、準姉妹艦である
瑞鶴とも比較してみましょう。

ハリケーンバウでないため、パッと見だとまるで似ても似つきません。しかし、船体そのものはバルバスバウを備えている辺りからも、意外と似てます。あ、艦娘同士なら似てますね、胸の大きさが(蹴)))
艦尾側から

艦尾辺りに翔鶴・瑞鶴との類似点がありますね。
艦載機は、戦艦少女Rでの大鳳の装備に準じて、
艦上攻撃機 流星、
艦上爆撃機 彗星、
艦上戦闘機 烈風、
零式艦上戦闘機五二型。そして、先頭に
艦上偵察機 彩雲を載せました。流星と烈風と彩雲は計画上のもので、零戦と彗星は実際に載せていたものです。史実に依るなら
艦上攻撃機 天山を載せてもよかったのですが、上位互換の流星があるので省きました。
右舷側から

漸く20年越しの想いが叶いました。いやはや、20年も待った甲斐がありました。この外観が見たかったのです。そして20年前に叶っていたら恐らくフルハルではなく洋上モデルで満足して終わりだったことでしょう。
余談ですが、先日秋葉原に行った時の戦利品が実は今では入手困難なフジミの空母サラトガでした。
次はそれを作ろうかなと思ってます。勿論予定に組んでいるわけではないですが、前々から欲しかったのです。
っていうか、艦これのサラトガもいい加減建造でお迎えしたいです。戦艦少女Rでもアズールレーンでもお迎えしてるのに。
艦これでの私のプレイサーバーは、奇しくもタウイタウイ泊地。大鳳が参加した作戦の拠点でした。
と言うことで、私の大鳳は勝手に空母麻美子と愛称を付けて可愛がってます。
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Posted at
2018/08/13 00:01:57