前回制作したサバンナの制作途中から着手していて、サバンナの制作に手こずっている間淡々と進んでいき、サバンナ完成にやや遅れる形で完成したのが今回です。
今回制作したのは、日産の901運動で生み出されたスポーティセダン、
A31型 セフィーロ
です。スペック的には実質上の姉妹車である
C33型ローレルとほとんど同じで、見た目は
S13型シルビアをセダンにしたようなものとなり、今見てもかなり渋カッコいいものです。
海外の動画とか見るとそこら中を走り回ってるのに、日本だけあまり見かけなくなったセグメントです。もう国産メーカーも日本国民を見放してるのでしょう。海外じゃ、バンバン国産セダン売れてます。売れてないのはまさに日本国内でだけ。それどころか日本に入ってくる外車の多くがセダンという大矛盾は呆れるというか失笑するというか。
普通に考えたら、ミニバンやSUV作るよりセダンを作る方が必要資材も少なく安いから、安い販売価格で提供できるはずなんですよ。また、ミニバンや今流行りのチャラチャラしたSUV(パジェロとかのクロカンは別カテゴリ)に比べ、重量が軽く車高および重心高が低いのはフットワーク、空力、走行安定性、乗り心地、燃費に優れ長距離運転に適しているから、
ツーリングカーとも呼ばれます。また軽い分比較的小さなサイズのタイヤ・ホイールで良く、車高が低いために表面積が小さいから洗車も楽で経済的。今時セダンに乗ってるってだけで硬派な印象を持たせることができるのもまた強味。
そこにスタイリッシュとスポーティ性を与えられ、渋味の効いた万能型セダンが、このセフィーロです。
ワンダーのフルエアロバージョンを選択。
色は、ホワイト+アメジストパープルパールの3コートパールです。
ホワイトパールなのに紫がかった色気のあるものとしました。
顔はやっぱりS13型シルビアっぽい。
いかにも1980年代後半って感じの後姿。
アウディのお家芸のように言われているが、6ライトウインドウはセフィーロでもとっくに使われた合理的ではあるがクルマを選ぶ古臭いデザインスタイルです。主に後ろに間延びしたスタイルのクルマには似合います。
メディアの偏向報道も諸悪の一つです。
もうね、ミニバン!SUV!とかの言葉とクルマが表紙を飾るのが当たり前になってから、クルマ雑誌そのものを読まなくなりました。で、それに釣られるクルマに興味を持ちだした人はそれを真に受けるわけで、まだ売れてる頃からセダンが売れるはずがない、セダンに乗るのは恥ずかしいこと、セダンはカッコ悪いなどと偏向報道しまくったせいで日本だけセダンが売れないガラパゴス状態になりました。ネットリテラシーも然りだけど、メディアリテラシーこそ必要な時代です。メディアなんて最早5ちゃんねると同レベルになってきました。
こんなクルマが当たり前のようにそこら中に走ってた時代があったんですよ。
セダンがダサいか、使い勝手悪いか、まずは10年所有してから言ったんさい!!
ちなみに私の周りの長年のセダン一筋のジジババ共、周りに流されずセダンでよかったって声めっちゃ聞きます。だってそもそも、その人たちの長年のクルマの「用途」が変わらなかったのですから。
もっというなれば、セダン=オッサングルマなのは所有者の平均年齢が高いことしか見てないんでしょうけど、そもそも所有年数もそれなりってことはご存知?
例えば今50歳の人が所有しているセダン、30年前に新車で買ったものとすれば20歳のころにセダンを買ったことになります。つまりは、これも偏向報道されてる例の一つです。そしてみんな大好きの統計なんて、いくらでも恣意的に帳尻合わせができますから。信じるなとは言いませんが、真偽を見極める目は持ちましょう。
Posted at 2024/02/25 11:51:35 | |
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