私自身、職業柄飲酒はあまりしませんが、好きな酒の一つに、芋焼酎の「黒霧島」があります。
歳の割に通だねなんてよく言われますが、やっぱり旨い焼酎と言えば芋でしょう。
流石に生地で飲むほど呑兵衛ではないので、大体水割りです。
同じく九州は長崎生まれで、同じ名前を持つ戦艦がかつていました。
金剛型戦艦4番艦 霧島
艦これでだと超絶武闘派の自称「艦隊の頭脳」ですね。
戦艦少女Rではちょっとあざとい子。アズールレーンでは人気者の忍者キャラ(何故?)
太平洋戦争は真珠湾攻撃、インド洋海戦、ミッドウェー海戦、第3次ソロモン海戦と縦横無尽に戦いました。
史実も超絶武闘派にして、艦齢30年近くと齢を重ねても尚魅力的でありながら、相手がどんなに強敵であろうと果敢に立ち向かった男前な戦艦でした。
意外と知られていないところでは、ミッドウェー海戦では姉の
榛名と共に、空母3隻が被弾炎上する中で、空母
飛龍の近くに駆け寄って敵艦載機の攻撃を対空砲火で妨害し、反撃を援護しました。
榛名に至っては、敵をして「あの目障りな戦艦を沈めろ!」という命令があったほど凄まじい対空砲火で結局飛龍は撃沈されたのではなく、日がどっぷり暮れてから大火災による航行不能が原因で自沈処分となりました。
赤城も
蒼龍も鎮火さえすれば(珊瑚海海戦で空母翔鶴も相当の損傷をしているが無事生還)曳航して生還させられたかもしれないのに、揃いも揃って雷撃処分されました。
第3次ソロモン海戦第1夜戦で、姉妹艦の比叡が舵を壊され、撤退中の翌日に米軍機の爆撃によって損傷。本来なら生還できたはずなのに、艦内での伝達ミスや判断ミスなどが重なって自沈処分となりました(撃沈されたわけではない)。その仇を討つべく(比叡を損傷させたのは米海軍だが沈めたのはバカな身内)第2夜戦に霧島が参戦。
30年近い老齢な旧式戦艦である霧島に対し、迎え撃ってきたのは16インチ砲を9門も備える最新鋭戦艦の
サウスダコタと
ワシントン。
スペック上は殆ど変わらないが、長姉の金剛は英国生まれ。そして霧島は三菱製。金剛はスペック通りだが、霧島はスペック以上の潜在能力を秘めていました。
まず、駆逐艦綾波が孤立するも奮闘し、駆逐艦3隻を道連れにした上でサウスダコタの測距儀を破壊して撃沈され、霧島は重巡
高雄、
愛宕、軽巡
長良を伴ってサウスダコタに痛撃を与え、撃退します。霧島の命中弾はたった5発ながら、1発は3番砲塔付近を貫通し、バーベットを割る深手を与え、サウスダコタはのたうち回りました。
ところが、そこに安全地帯から静観していた(というか霧島が敵か味方か判別できず攻撃を躊躇していた)ワシントンが乱入。ここで霧島の命運は尽きました。ただでさえサウスダコタに深手を負わされていたところに集中砲火を受けて大火災。しかし、霧島が沈黙した後は何故か追撃せずワシントンは大破したサウスダコタを連れて撤退していきました。
一度鎮火したものの再び大爆発を起こした霧島は、もはや曳航も不可能と判断されて総員退艦。自沈しました。
艦これWikiでは戦果を挙げずに撃沈されたように書かれてますが、単独ではないにしろサウスダコタを撃退したのは十分な戦果だと思います。スペック上では霧島を難なく撃沈できる攻撃力を備え、霧島の徹甲弾では貫通できない程分厚い装甲のはずであったのに、仕留めきれないばかりか霧島に撃ち抜かれて撃退されたサウスダコタ。零戦しかり三菱製をスペックで語るのがいかにナンセンスかわかりますね。逆に自分は傷つかず楽に美味しい所だけ持って行ったワシントンは味方にも恨まれて当然です。私をしてワシン豚と当て字るくらい大嫌いな戦艦の1隻、当時の艦長のリーも嫌いです。
そんな霧島の制作は、過去に姉妹艦を2隻も作った経験もあって丸半日でできました。
艦首側から

金剛型と銘打ってますが、金剛とは艦橋をはじめ至る所で相違点があります。確かにぱっと見では金剛型って感じです。
何故か艦橋頂上部の射撃管制装置は白塗装となっています。
艦尾側から

金剛型らしい、3番主砲と4番主砲が離れた配置となってます。しかし後部艦橋や上部甲板などは完全に金剛とは別物です。
比叡は未制作のため、3姉妹を並べてみました。

似て非なるとはまさにこのことですね。3隻とも確かに似ているけど、別の型のように思えるくらい色々違います。特に榛名は艦橋の形が完全に別物です。
横に並べてみました。

艦橋の形の違いは一目瞭然ですが、2本ある煙突も、榛名は2番煙突の方が高く、榛名と霧島は2本の間隔が広い、榛名は15糎副砲が4対で代わりに12.7糎高角砲が1対多く、霧島は7対だけど2対は形状違い、艦載艇の配置も全然違い、マストの形状もそれぞれ違います。
細かい所だと、主砲塔後部が角張った金剛に対し、榛名と霧島は丸みを帯びてます。
後は比叡を制作すれば4姉妹揃いますが、比叡はさらに輪をかけて独特の形をしているので非常に楽しみです。
正直、英国生まれの金剛と、部品は英国製で組まれたのが国内の比叡に対し、国産化されて改良された榛名と霧島は同型ではあるもののまるで質が違うので榛名型と言っていいかもしれません。
大東亜戦争時の帝国海軍戦艦の未制作は、武蔵、陸奥、扶桑、比叡を残すのみとなりました。
その内、武蔵と陸奥は正直洋上モデルでもいいかなとも思ってます。
その前に、駆逐艦作りたい病がまた再発しつつあります。
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Posted at
2018/09/17 16:55:31