艦船模型において、1/700空母の付属艦載機は100機余り、戦艦や巡洋艦の水上機も20機以上作ってきました。
そのスケールであるがゆえに、おまけ程度で完成度はお察しでした。
例えば以前制作した
空母サラトガ

主役はサラトガであって艦載機はおまけで1つの部品です。完全に艦載機の形をした置物です。
先日制作したちょっと精度が高めの空母麻美子、もとい大鳳
プロペラと脚が別部品になったため、多少それっぽいです。
100円か200円の食玩模型は作ったことがありますが、本格的な航空機模型はこれが初めてです。
ぶっちゃけ、完成度は高くないためにアップしようか躊躇しましたが、せっかく作ったからと思いました。
今回制作したのは、海軍機は1/700と言えど沢山作ったので陸軍機としました。
となると、スピットファイア?メッサーシュミット?いいえ、初めて作るなら日本機がいいでしょう。
なら、代表的でかつ人気のあるものと言えば、一式戦闘機 隼がまず挙がるでしょうけど、
その見た目一点買いで選んだのが、偶々行きつけの模型屋さんで見つけた有井製作所(現マイクロエース)の1/48シリーズ、川崎重工業製の
キー61 三式戦闘機 飛燕1型乙
作ってみて思いました。
大きすぎる!これなら1/72で十分だったなと。しかし、やはり大きいだけにゆとりがあり、昭和の模型と言えど完成度はまずまずです。
以降、軍用機模型を作るなら1/72で統一しようと思います。
艦これでは発展形の1型丁が実装されていて、現在開催のイベントでも用いてます。
Warthunderでも意外と使いやすい機体ですが、史実では米軍からは「もっとも食いやすい」と雑魚扱いされてます。
エンジンはハ40型と呼ばれる、メッサーシュミットBf109に搭載されているもののライセンス生産であるため、「和製メッサ―」の異名と取るほどに、機体もどことなくBf109に似ていますが、飛燕の方が洗練されたデザインのように思います。ドイツにデザインセンスは不要なのだよ。
制作時間は、初めての航空機ってことでじっくりかけたため、丸半日でした。
機首側から
本来、色は濃緑色ともっと黄色っぽく明るい色が代表格なのですが、敢えて海軍の零式艦上戦闘機と同じ暗緑色にしてみました。いつも通り迷彩は施してません。その方が流麗な機体がはっきりしたかと。
実はプロペラはレッドブラウン指示でしたが、手持ちになかったのでリノリウム甲板色にクリアレッドを少量混ぜて色を作ってみました。
最も苦労したのは、実は脚。設計があまり良くなくて、タミヤセメントではしっかり接着できず、乾燥させた後で立たせようとすると、ふにゃっと前にずれて行って胴体着陸してしまうため、瞬間接着剤で固定しました。
何度もタミヤセメントで頑張ったため、付近のモールドが消えてしまいました。
機尾側から
なんかやけに艶が出てます。垂直尾翼のマークは、鳥っぽいデザインのものを選択しました。
胴体主翼付近の模様のように見えるのは、艶で反射して周りのものが映っているだけです。
後で気づいたのですが、水性ホビーカラー H-59暗緑色、今は日本海軍機用と表記されてますが、昔は中島系用と書いてました。よく見ると、「光沢」タミヤのXF-11暗緑色使えば良かったのかもですが、まぁいいかと。
真横から
やはりBf109に似てますね。無線のアンテナ線を再現してもよかったかな?なんて思ってます。
また、250kg爆弾を両翼に装備できましたが、レシプロ戦闘機に装備するのは違和感があったので省きました。
現代のジェット戦闘機だと、両翼にミサイルが標準装備ですけどね。
名前の通り飛燕返しのようなマニューバ、インメルマンターンがかっこよく決まる機体だと思います。実際、Warthunderでは多用します。カッコいいから!
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2018/09/24 16:11:05