「好きなクルマは?」
「フェラーリ」
「好きな自動車メーカー聞いてるんじゃないよ。フェラーリの何が好き?」
「わからない。とにかくフェラーリ。」
「にわか乙!」(だめだコイツ)
クルマなんて興味のない人でもそのメーカー名と、どんなクルマかは知らない人はいないでしょう。
どっかの怪しいビジネスセミナーに参加すれば、成功者()の愛車として大体紹介(主に写真や動画で)されますね。
それが本当にその人所有か確認した人なんていないでしょう。そしてマルチ商法に騙されるって寸法です。
エンツォ氏に謝れ!ですよ。
冒頭の会話、好きなクルマはと聞かれてトヨタと答えるのと同じです。トヨタと言っても沢山ございましてねってことですよ。本当に好きなら具体的な車種名位言えるでしょうよ。
フェラーリ車と言えば決まってマス・メディアではこの謳い文句で紹介されますよね。
「300km/h出るスーパーカーです」
???「フン、出ねーよ」
どこで出したのか、証拠を見せてほしいです(笑)
我が国ではそもそも我が国の公道においては、フェラーリ車の足回りとボディではまず200km/hまで踏み切ることすら不可能でしょう。我が国の金持ちが乗るフェラーリ車なんて六本木通りでは急ぎ客を乗せたタクシーにすら負けます。それは良くも悪くも創業者エンツォ・フェラーリ氏のクルマ作りの概念である「ロードゴーイングレーサ―」であるが故にです。峠だと
シビック勢に勝つのはまず不可能です。傍から見てるとピッチング酷いしエンジンは低速でソーイングするからすごい音を出してる(苦しがってる)し、跳ね馬と言うよりじゃじゃ馬です。苦しいから暴れてる感じがします。いつかの中国自動車道の自称フェラーリ愛好家による多重事故はフェラーリ車を冒涜した天罰です。金さえ持っていれば誰でも買えるけど、クルマはオーナーを選べませんね。所得の高さと知能の高さは比例しないってはっきりわかるんですよ。ちょっと考えてみれば、我が国でペンギンを飼うようなものですから。
フェラーリ車は数字3桁を正式な車名としていることが多く、3桁の数字の後ろに愛称を付けたものも数多くいます。
430スクーデリア、
360モデナ、
599フィオラノなど。
しかし、少数ではあるものの日本車のような名前を与えられた車種も存在し、その中でも際立って人気の高いモデルと言えば、世にも珍しい380psの出力を発揮する5L水平対向12気筒エンジンを搭載した、カタログ公称最高速290km/hのミッドシップグランツーリスモ
フェラーリ・テスタロッサ
でしょう。今回はタミヤから出ているモデルを制作しました。フェラーリではなくフェイトだったらどこぞのアニメキャラですが、関係ありません。
漫画だと、「湾岸ミッドナイト」で有名ですね。
あの仕様のテスタロッサが一番カッコいいと思います。
実は小学校の頃に初めて作ったイタ車プラモデルがミニ四駆のテスタロッサでした。
「グランツーリスモ」シリーズに登場しなかったのが惜しまれますね。
348などと並んで、良くも悪くもフェラーリらしい、と言うかどこから見てもフェラーリ、と言うかフェラーリと言えばこの形でしょう。
制作期間は10日ほど、制作時間は丸1日かかりました。初めに申し上げると、不具合でヘッドライトが開閉できなくなり、開けっ放しになっています。
前側から

フェラーリと言えば赤?にわか乙!それはイタリア車と言えばナショナルカラーである赤ってだけで、フェラーリだから赤じゃないといけない義務はありませんよ。フォーミュラで輝かしい戦績を残した
ミハエル・シューマッハの印象って言うなら否定はしませんが。
テスタロッサが一番似合う色は白だと思ってます。よってこの色にしました。
ホイールはスポークをゴールドにしてみました。
本当はBBS-LM入れたかったんですけど間に合わずです。
また、初期型であるため、ドアミラーは運転席側にしかついていませんでしたが、メルツェデス・ベンツCklassDTMの余りものを流用しました。
やや硬派な印象ではないでしょうか。
ヘッドライトが開いていると、シブさより愛らしさがありますね。本当は固定ヘッドライトにしたかったけど、技量と時間の問題で断念。
後ろ側から

テールランプ・フィンがカッコいいですね。フェラーリの紋章は金色に塗ってみました。
エンジンルーム内

かなり大きいですね。まるで戦車のエンジンです。チハたんもV型12気筒エンジンですからね。
しかしこの配置で大丈夫か?だいぶ後方に来ているし重心も高いから、直進安定性はかなり悪いでしょう。これを乗りこなしているテスタロッサオーナーって恐らく数えるほどでしょう。
右正横から

フェラーリ車と言えばこの形。
純正のサイドアウターフィンを除去しました。その方がかっこいいので。インナーフィンもなくていいと思ったけど残しました。
次回はまた国産に戻りますが、今月中に作っておきたい戦艦があるので恐らく来月になるかと思います。もうちょっとクルマ模型作る頻度上げてもいいとは思いますが、如何せん1台の手間暇が半端じゃないですからね、主に塗装で。なのでじっくり作ってます。
ブログ一覧 | クルマ
Posted at
2018/11/14 20:26:57