人生2隻目となる、1/600艦船キットです。
展示空間の関係でクルマ模型は1/24、航空機模型は1/72、艦船模型は1/700としていますが、意向やラインナップの都合で異縮尺のものを作ることもあります。今回は後者の理由によるものです。
昨年末の記事で紹介しました、現在絶版となっており入手困難な英国メーカー「エアフィックス」の大英帝国王立海軍
エディンバラ級軽巡洋艦2番艦
HMSベルファスト

(以下ベル。アズールレーン版。戦艦少女Rにも登場しているがこちらの方が好み。どちらもSSRレアリティです。キャラ的にアズレン版十六夜咲夜)
です。第二次世界大戦開戦から護衛任務や哨戒任務に従事し、北岬沖海戦においてナチスドイツ
戦艦シャルンホルスト撃沈に貢献しています。と言ってもたった1隻相手に多勢でのリンチでしたが。
エディンバラ級とは
タウン級軽巡洋艦クラスの第3グループに位置し、排水量1万トンを超える大型軽巡洋艦です。日本の軽巡洋艦の主力が5500t級、一番新しい
阿賀野型でも約8000t、
大淀でもようやく1万tを超える程度なので、強力な軽巡洋艦を建造する技術に長けていたのが大英帝国です。兵装は6インチ3連装砲4基12門、533mm3連装魚雷発射管2基、4インチ連装高角砲4基8門と、日本の軽巡洋艦を圧倒する砲火力を備え、雷撃力と速力で日本艦が優位にあったと言った性格の差があります。ただし、軽巡時代の最上型相手なら負けてしまいます。どちらかというと最上型(6.1インチ主砲3連装5基15門と圧倒的砲火力と61cm魚雷発射管12門というバケモノ)の登場が欧米列強を震撼させ、大型軽巡洋艦の建艦競争の火種となりました。
様々な艦隊ゲームに登場しますが、ほとんどの場合SSRレアリティと最強クラスの軽巡洋艦として扱われています。
WorldofWarshipsでもプレミアム艦です。
最上型でタイマン勝負するとフルボッコにできますが、8インチと言えどもベルより2門少ない主砲の
妙高型で臨むと結構きつかったです。雷撃戦に持ち込もうとするとどてっ腹に貫通力と炸裂力に優れる徹甲弾をもらって大ダメージを受けるため、ベルとの対峙はまさに命のやり取りでした。ちなみに史実ではベルの徹甲弾で妙高型の側面装甲を抜くのはまず不可能です。どうも旧ソ連の国は日本を弱く設定しないといけない義務があるようでして。(
日露戦争でボロ負けした腹いせか?)
ベルは大戦を生き残った後、朝鮮戦争などにも参加し、退役後は静態保存されているために現存します。
初めてエアフィックスのキットを作りましたが、難易度表示は4段階中3となっており、最高難易度ではないにしても中々に組み応えがありました。ドイツレベル程酷くないにしても、多少の加工や修正は必要で、品質はやっぱりほぼ無加工無修正で組める日本製が一番ってはっきりわかりました。
でもまぁ、なかなか興味深いラインナップなので、これからもエアフィックス製品は買います。ベルもエアフィックスしか作ってませんしね。平成初期のキットにも拘らず部品点数が昨今のフジミ並に多く、修正加工に時間を取られたために、制作期間は約10日、時間にして丸1日かかりました。
途中、折角塗装したのに再塗装する羽目に。進捗度90%くらいでこんな面倒臭い状態に(笑)

自室が寒いため、PCのあるリビングにちゃぶ台を広げて作っています。で、艦底を塗り直して乾かしている片手間に艦これやってます(笑)モニタがバカでかいって?はい、HDMI接続で日立のWOOOの42インチです。気の利いたハンガーがなかったし、作るのも面倒だったので午後ティーのペットボトルをうまく代用して逆さ吊りという間抜けな姿に。英国艦を作ってるからと言って、私自身も紅茶をキメてるわけですよ(笑)
艦首側から

実艦はダズル迷彩を施していますが、例によって標準塗装のロイヤルライトグレイとしています。
やっぱり紳士淑女の国だけに、品格のある佇まいですね。擬人化すると淑女になるのは当然でしょう。紅茶の国だけに、日本艦に比べるとゆったりした作りとなっています。艦橋も立派でアメリカ戦艦より迫力があると思います。主砲と艦載機用のクレーンは可動式のギミックとなっています。
艦尾側から

巡洋艦と言えばこの形って言いたくなるほどお手本のような後ろ姿です。軍艦旗が付いていなかったので、以前制作したドイツレベルの
アークロイヤル付属の軍艦旗セットから1/600用大英帝国王立海軍旗を流用しました。
左舷側から

非常に美しい艦影です。所々に日本艦に通じる箇所が見られますね。中央の艦載機は
スーパーマリン ウォーラスで、カタパルトのレールが可動式となってます。中々凝ってますね。やっぱり紅茶をキメるとすごいです。
おまけ
同じ1/600縮尺の戦艦大和に、最近手に入れた艦これの大和のフィギュアを並べてみました。

こちらはリビングの棚の上に飾ってます。艦娘の大和の傘って、マストがモチーフのようですね。かんざしは言うまでもなくまさにかんざしっぽい艦橋の電探ですが、やっぱりキャラデザイン凝ってるなって思いました。夏になったら海へ大和を走らせに行く予定ですが、跨らせて走らせても面白いかもです。5ノット位出るから振り落とさない工夫が必要ですが一興かと。
折角大和を引っ張り出してきたんだから次回作はベルと一緒に購入した
戦艦武蔵でもよくないかな?なんて思ってしまいました。しかし、武蔵は現時点ではもう少しお預けとします。一応次回も艦船模型の予定です。
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Posted at
2019/02/06 02:32:48