先々月の秋葉原での戦利品、ようやくすべて完成しました。
今回はご紹介済みですが、先月艦名を変えるとともに作り直した
重巡洋艦アドミラル・ヒッパー の元々の艦である、アドミラルヒッパー級3番艦
重巡洋艦プリンツ・オイゲン
(戦艦少女Rから)
です(以下オイゲン)。
VIDEO
前作はタミヤの洋上モデルでしたが、今作はトランぺッターのフルハルモデルです。
ライン演習作戦では、戦艦ビスマルク と共にし、デンマーク海峡海戦において索敵に失敗してうろたえる王立海軍と戦闘の末、オイゲンは砲撃によって戦艦プリンス・オブ・ウェールズ に痛撃を与えます。
ビスマルクも巡洋戦艦フッド を爆沈させる戦果を挙げ、ドイツ海軍の完封勝利に貢献するが、それが自身の身の破滅に繋がりました。
チャンネルダッシュ作戦は、フランスのブレストから大英帝国の目の前であるドーバー海峡を越えてドイツのブルンスビュッテルを目指すという大胆不敵な作戦でしたが、巡洋戦艦シャルンホルスト 姉妹と共に、途中王立海軍と遭遇するもこれを撃退、シャルンホルストは触雷し2隻と離れるも、何とか作戦は成功しました。
この2つの作戦がオイゲンの活躍として主に説明されるもので、タミヤもこの2作戦中の仕様を指示しています。ライン演習作戦は竣工時と変わりませんが、チャンネルダッシュ作戦時は対空強化を施されています。
そして、激戦区であるノルウェーやバルト海での作戦で激戦を乗り越えます。
スターリングラードの戦い以降劣勢に立たされたドイツ陸軍を支援するため、艦砲射撃にてソ連軍の撃退に貢献しました。いくら海軍が弱いドイツと言えど、色んな戦争ゲームでソ連軍に謎強化の高下駄を履かせている(一応数字上のスペックは最強クラス(笑)だけど)けど、オイゲンを倒せるほどの艦は、小国日本に自称世界最強のバルチック艦隊を壊滅させられた国土が広いだけの共産主義国家じゃまぁ無理。ソ連海軍最強の重巡モスクワ じゃオイゲンに完膚なきまでに叩き伏せられたでしょうね。WorldofWarshipsは高すぎる下駄です。
オイゲンは戦争を生き延びた数少ないドイツ艦でした。大日本帝国海軍も事実上の壊滅をしましたが、ドイツ海軍も悲惨な壊滅を遂げたのです。そして、アメリカの黒歴史であるクロスロード作戦に
戦艦長門 や
軽巡酒匂 などと共に連行され、ビキニ環礁で2度の原爆実験のモルモットにされるも、2度とも耐え抜きました。しかし、2度目で浸水が発生し(恐らく本来なら直るレベルだった)、沈没を防ぐために座礁されるも、静かに転覆しました。
そして現在も、横たわった状態で放置されています。
(Wikipediaより、パブリックドメイン)
将来放射能がなくなることがあれば、修復されて復活できればいいですね。
制作は5日ほど、延べ制作時間は15時間ほどでした。
中国の
トランぺッター は日本の
ピットロード が技術提供しているので、名ばかりのmade in Chinaです。安かろう悪かろうではなく、定価もピットロード並に高いです。素材の質以外は文句のつけようがありませんが、同時にオーバーディテールのために、フルハルモデルであることを差し引いてもタミヤのオイゲンの5割ほど余計時間がかかりました。
艦首側から
チャンネルダッシュ作戦時の仕様です。
タミヤのオイゲンとは細部がちょくちょく違います。先月制作したヒッパーと比較してもらうとわかります。
色はタミヤのスカイグレイを選択。元々の艦体色はアメリカ海軍の近似色と聞いたので、そのものの色にしました。我がブログでは恒例の迷彩抜きです。
フルハルモデルになると迫力が増しますね。
艦尾側から
ドイツ海軍らしい、空飛ぶオシリ(これで反応した人はシティーハンター読者だった人ですね)ならぬ、浮かぶオシリが、プリンツ(これが言いたかった和製英国紳士という名の変態です)
フルハル化されて際立ってます。
艦尾側からを艦娘にすると、
(戦艦少女Rより 注:中破絵です)
勿論名前の由来はオーストリアの軍人
オイゲン・フランツ・フォン・ザヴォイエン=カリグナン (通称プリンツ・オイゲン)からです。オーストリア・ハンガリー海軍の
テゲトフ級 に
戦艦プリンツ・オイゲン がいますが、戦艦少女Rでお迎えするとそのネタが見られます。名前の響きがかわいいですよね。船体のみならず艦載機や短艇の造形もより緻密になっています。実艦写真からも確認できますが、3軸スクリューって珍しいですね。
右舷正横から
艦娘は可愛いかもしれないけど、こんなに立派な佇まいです。
feuer!feuer!
デンマーク海峡海戦でビスマルクと間違われましたが、正直似てないです。王立海軍側がど近眼だったのか(そういえば戦艦少女のフッドはメガネっ子・・・)寝ぼけてたのか・・・何にしても王立海軍版ワレアオバです。
左俯瞰視点から
確かに戦艦と見紛いますね。実際満載排水量18400tと旧型の戦艦に迫りますし、全長も212mと最上型 と同レベルの大きさです。機動力も砲雷撃力も最上型にも妙高型や高雄型にも譲りますが、2発の原爆に耐えられる頑丈さがオイゲンの強みです。
今回は実艦にあった軍旗の塗装を施してますが、実艦のナチス・ドイツの鉤十字では色々問題があるので、ドイツ国防軍の鉄十字に置き換えています。むしろその方がかっこいい。
フルハルのドイツ水上艦が現時点で彼女だけなので、フルハル重巡コーナーで友邦の重巡
衣笠 や
古鷹 に仲良くしていてもらいましょう。
先月制作した
U-96 も一緒です。これで寂しくないはず。
次回模型制作はまたクルマに戻ります。
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Posted at
2019/12/06 20:01:39