今年に入ってから重巡洋艦ばかりですが、艦船模型が完成しました。
今回も重巡洋艦です。
昨年からアオシマ文化教材社は英国重巡洋艦発売ラッシュでしたが、昨年末に発売され、発売日と同時に購入したのが、カウンティ級重巡洋艦第3グループ
HMSノーフォーク
です。
1928年12月12日進水のいて座。
満載排水量13420t、MkⅧ8インチ連装砲4基8門と、21インチ4連装魚雷発射管2基8門を持つ、姉妹艦の
ドーセットシャーと並んで大英帝国最強の重巡洋艦です。
第2次世界大戦が勃発すると、ドイツのポケット戦艦
アドミラル・シェーアや
巡洋戦艦シャルンホルスト姉妹の追跡など、危険な任務を受け持ち、相当の損傷しながらもこなしていきました。
巡洋戦艦フッドが轟沈したデンマーク海峡海戦に参加。準姉妹艦のケント級重巡洋艦
サフォークと共にドイツ艦隊の捜索と触接の任務にあたり、当初は
重巡洋艦プリンツ・オイゲンを叩く計画でした。
しかし、出鱈目な指揮系統で作戦行動が狂い始めたことでフッドが轟沈し、戦艦プリンス・オブ・ウェールズが損傷し、大英帝国艦隊は戦線を離脱せざるを得なくなりました。
ところが、ノーフォークとサフォークだけは、フッドの仇を討つべく戦艦ビスマルクを捜索しました。実はビスマルクも深手を負っており、速力は低下、燃料漏れを起こしていたことでノーフォーク達がビスマルクを見つけるのも時間の問題でした。そしてついに、ノーフォークはビスマルクを発見し、怒り狂った主力艦隊と合流するまでビスマルクに触接し、その撃沈の手引きを果たしました。
船団護衛をこなしつつ、北岬沖海戦にも参加。この時も巡洋戦艦シャルンホルストの捜索及び触接に従事し、その撃沈の手引きをしました。
この間、幾度もの空爆や戦艦からの砲撃で相当の損傷を負う度に修復と改装が施され、地道に強くなっていき、ノルウェー方面での任務の後に東インド艦隊旗艦として終戦まで戦い続けました。
このように、自らは大きな戦果を挙げたわけではないが、艦隊の大きな戦果の手引きを何度も行ったことから、
原海の小悪魔と渾名されたのでしょう。

(蒼焔の艦隊より、先月お迎えしたノーフォーク 極)

戦闘シーン。何がとは言わないが桃色ですな。
かなり期間をかけました。10日ほどかかったと思います。
短時間をコツコツと言ったところで合計20時間くらいでした。
艦首側から

1941年から1943年ごろまでの仕様です。
本来迷彩は嫌いなのですが、ノーフォークの個性を引き出すためにあえて再現しました。
本当は煙突や砲塔、上部構造物にまで達してますが、キットに遵って舷のみとしています。
艦尾側から

甲板塗装はジャーマングレイを選択。
左舷側から
艦載機はキット付属のものではなく戦艦クイーン・エリザベスの余り物であるウォーラス偵察機を流用しました。
右舷側から
迷彩は左舷とは非対称となっています。アレンジとして、後部艦橋と3番主砲塔までの舷側甲板にキットの指示にはない短艇2艘を設置しています。ダビットのみで短艇がない方が不自然だと思ったので。
妹艦のドーセットシャーとは対空兵装や前後艦橋、マストなど多岐にわたって船上構造物が違い、あまり姉妹って感じがしません。
アズールレーンでも同じことが言えますね。
本当に姉妹?それどころか姉のノーフォークの方が幼く見えます。
ドーセットシャーと並べてみました。
パッと見は似てるんですよ、パッと見はね。対空兵装はノーフォークの方が充実していて、ドーセットシャーはすっきりとしています。艦橋の形なんか全然違いますね。
あまりいじると泣かれそうなのでこの辺にしておいて、2隻とも可愛がって差し上げましょう。

こちらは戦艦少女R版ノーフォーク。アズールレーン版の方が可愛いし、こちらの方が性格的に小悪魔感が出てます。
ノーフォーク「一緒に寝ても良いですか?」とのことなので今夜は閨に置いてあげるとしましょう。
次回艦船模型は、そろそろ戦艦か駆逐艦をと思っています。
その前にクルマ模型などが控えてますね。
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Posted at
2020/02/23 00:55:19