航空機模型もついに10機を超え、先月は要望のあった初のジェット戦闘機制作に挑戦し、無事完成させました。
今回はその第2弾ですが、我が国に目を向けてみました。
かっこいいジェット戦闘機と言えばどうしてもアメリカ軍機にばかり目が行きがちで、下手をすると戦後の日本では国産軍用機などないと思っている世間知らずも少なからずいるようです。
今現役で飛んでいる航空自衛隊の主力戦闘機と言えば、「平成のゼロ戦」と呼ばれた
三菱F-2ですが、その数字が示す通り当然国産初という訳ではなく、昭和の時代にちゃんと国産初のジェット戦闘機がデビューしています。
F-2と来れば、当然
三菱 F-1

(空戦乙女より。R18ゲームですがほんの少しだけプレイしていました。)
です。
確かに胴体の形は似てますがフォーミュラではありません。
実は空戦乙女で知りました。初期に使えるキャラですが、「F-2が国産初じゃなかったんだ」と驚きました。
あくまで航空自衛隊としての国産初のジェット戦闘機であって、国産初のジェット戦闘機は実は大日本帝国海軍が開発し、試作機のみが作られた
中島 橘花です。まるで人の名前っぽいですね。橘花の登場から30年後に初飛行、1977年に制式採用され、2006年に全機退役しました。
ここでいう国産とは、日本独自開発かつ日本国内で生産されたという意味で、
F-15Jなどのようなノックダウンやライセンス生産のものは除きます。
名目上は支援戦闘機ですが、実質は装備次第で、対艦、対地攻撃も可能なマルチロール機であり、攻撃機または戦闘爆撃機として分類される場合もあります。
この点は後継機のF-1も同様ですね。言うなれば、三菱製なので爆戦の
零式艦上戦闘機六二型の生まれ変わりってところでしょうか。
第二次世界大戦時の大英帝国空軍機のような迷彩塗装が外観の大きな特徴となりました。
今回はせっかくなのでその個性を生かすために迷彩塗装に挑戦しています。結局かかった制作時間は15時間ほどです。どうしてもオンラインだと結果論者が大半で過程をすっ飛ばして重箱の隅を楊枝でほじくる様な粗探ししてはそこを小突いてくる輩が少なからずいるので、いつもの完成したものではなく、途中経過も交えます。
まず、正直昭和時代の長谷川製作所のものなので、今どきの模型に比べると結構粗い作りです。ですが、気にせず素組みしました。プロモデラーの精密な出来を求める人はどうぞプロモデラーのページに行ってください。
まず、F-1ですが、3色の迷彩が使われてるようです。
説明書通りだと、F-1を作るためだけに新たに塗料を買う必要があり、無駄になるだけなので手持ちの近似色で間に合わせました。
すべて筆塗装です。
まず、下地塗装

タミヤのXF-57バフで全体塗装。これを下地とします。ひょっとしたら木甲板色やセールカラーでもよかったかもしれません。要するに象牙色っぽい色ですね。
次に、実機はもっと明るいと思いますが、帝国陸軍機特に中島系の標準色であるタミヤXF-13濃緑色です。

ここでは大体の形に塗っています。
そして3色目。初め大日本帝国海軍特に三菱系の標準色である暗緑色にしたのですが、塗り分けが分かりづらかったのでドイツ海軍機、特に水上機に使うXF-26ディープグリーンを選択。実機はもう少し青っぽい緑です。
これがめちゃくちゃ手間暇かかりました。この作業だけで10時間は使ったかと。何しろ説明書はあまり気にせず実機の写真を参考に迷彩パターンを決めましたから。つまり、実機とは多少異なります。
そして一通り組み終えて形を整え、デカールを貼った後でクリアーで押さえました。本当は艶消しクリアーなんですけどね。
以下、完成です。迷彩は個体ごとに違いますが、特に個体は決めていないので部隊マークや番号などを省いた素体としています。
機首側から

なんとなくF-4っぽい?外観だと思います。特にF-14と比べて非常にほっそりしています。更には、主翼が背中から生えているのも珍しいですね。
私個人的としては、単葉戦闘機ってお腹から主翼が生えている印象なのです。
機尾側から

初め、尾翼は水平配置だと思って貼り付けたらなんかすごく違和感があり、よく見ると主翼もハの字の角度なんですよね。あれ、変形してる?あるいは設計ミス?と疑ってかかって実機写真を見てみるとこれで正解です。
垂直尾翼は1枚なのに双発というのも珍しいですね。これはこれでかっこいいかも。
右側から

やっぱりF-4っぽいですね。十分かっこいいと思います。
実機の参考映像はこちら
戦争アレルギーの平和ボケたちにやたらと邪険にされる自衛隊ですが、かれらがいなきゃ今頃我が国はとっくに西や北の国の植民地になってますよ。その馬鹿どもがやたらちょっかいかけてくる割には戦争になってないのは奴らがヘタレってのもありますが、自衛隊が強いからですよ。勿論在日米軍が守ってくれてるっていうのもありますけど、在日米軍と自衛隊の総戦力と質を考えたら自衛隊めっちゃ強いじゃん!って思いますよ。帝国海軍の零戦ですら、1機で5機を墜とせて初めて一人前扱いされるほどの強さだったのですから。実際自衛官の知り合いに聞いたら、やっぱりそのレベルの訓練を受けるそうで、やっぱり自衛隊って実質日本軍なんですよ、それも旧来の。
いいですか、支配されない、いじめを受けないようにするには、支配しようとする側、いじめる側と同等以上の強さが必要なのです。こいつに手を出したらヤバイ、怒らせたら怖いと思わせることです。それを抑止力と言います。
現にその抑止力がなかった時代に、竹島を分捕られて未だにそのままじゃないですか。忘れたとは言わせませんよ?
特に現代社会において人性善説など通用しません。人を見たら泥棒と思え、家から一歩外に出れば敵地に入ったと思えという危機感が大事です。
戦力、強さを持つことは悪でも間違いでもありません。逆に正しさを示すためには絶対的な力が必要なのです。どんなに清く正しくても、弱く負ければ賊軍なのです。
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2020/04/12 20:31:37