本日休業。先日5針縫ったケガもようやく抜糸に至り、ほぼ完治です。
ただ、前髪を上げると完全に見た目筋モンになりましたわ。
なので、今までそうでしたが、これからもずっと前髪を降ろしたヘアスタイルを維持します。
そんな私ですが、良くも悪くも優顔だと言われます。童顔と同じくらいの頻度で言われます。優しい人、心の広い人っていうのは基本的に平和主義のように思われますが、実は怒りの沸点はその辺の人と同じです。その辺の人との大きな違いは、例えて言うなら同じ水でも1Lの水を沸騰させるのと10Lの水を沸騰させるのとでは、沸点の100度に達するには10倍のエネルギーが必要、あるいは同じ火力なら10倍時間がかかるようなものです。
この理屈から、優しい人が怒ると怖いのは沸点に達したときの怒りのエネルギーが常人を大きく上回ってるからです。さらにこの沸点に達するまでに常人の何倍もの怒りのエネルギーの蓄積が必要なことから「器が大きい」って言葉があるんじゃないですかね。
ただ、この器が大きいというのが大きな注意点で、実は単に「人の何倍も怒りを我慢している人」が正しいのです。
そんな「羊の皮を被った狼」と言えば、クルマではまずスカイラインが挙がることでしょう。現行のV37型でも見た目はその辺にいそうなセダンです。
一般的にはその高性能な印象が先行して武骨でいかつい見た目だと思われがちですが、そうではない世代も実はありました。例えばV35型がそうですがあらゆる自動車評論家からその優しいスタイルを酷評されているのが
R33型スカイライン
です。
そもそもスカイラインって元々はファミリーセダンなんですよ。それもプレミアムセダンです。1960年代、カローラが40万円台、クラウンが85万円だった時にスカイラインも7,80万円ほどしました。スポーツイメージが定着したのって3代目のC10系スカイラインからで、2ドアハードトップモデル、クーペモデルがモータースポーツで活躍したための
後付けのイメージなのです。逆に言えばセダンしかラインナップされていない現行型は原点回帰したってことです。
では、R33系はどんなスカイラインだったかというと、一言で言えばC34系ローレルと実質的な姉妹車だったということです。
ホイールベースがローレルと同じになったことで居住性は歴代2ドアモデルの中で最高となった代償に間延びしたスタイルから「ダックスフンド」と揶揄され、全体的に丸く、歴代唯一の「垂れ目」にしたことで、スカイラインとしてはかなりおとなしく優しい見た目になったことで、口をそろえて「カッコ悪い」「駄作」などと酷評されました。
私も乗せてもらったことはありますが、セダンかと思うくらいゆったりしてます。それでいて乗り心地もよく、その性能、スカイラインであることを除けば普通の乗用車なのです。
これでいて、
BCNR33型 スカイラインGT-R
は、登場当時は国産最強スペックであり、その見た目とは裏腹にCMでのキャッチコピーである「マイナス21秒ロマン」とは、先代のBNR32型スカイラインGT-Rのニュルブルクリンク北コースのラップタイムを21秒も縮め、国産としては初めて8分を切ったモデルとなりました。
普段は普通の乗用車だけど、戦闘モードに入れば手が付けられないモンスターマシンに化けたのです。
そして、歴代きってのロングホイールベースは、居住性の向上という副次的なメリットだけではなく、歴代最高の高速安定性を誇りました。
R33型スカイラインの一番の強みというのは、世間が酷評するアンダーステアにこそあり、アンダーステアってことは「どこまでも安心して踏み込める」事に尽きるでしょう。そりゃタイトなレイアウトで低中速域だとFD3S型RX-7とかの方が断然いいでしょうけど、オーバーステアだったら高速度域においては恐ろしくて踏めたもんじゃないですよ。
湾岸ミッドナイトでも、黒木隆之がこのことについて言及して自身のR33へのこだわりを力説してますが、私も基本世間の評判なんて所詮2ちゃんねるレベル、もっと言うなら便器に吐いたタンカス程度にしか思いません。
それこそ「それってあなたの感想でしょ」
そして私自身R33型は歴代で1,2を争うくらい好きです。
だから、世間に対して、常識に囚われた連中に対して、私はこのセリフをよく放つわけですよ。
訳知り顔が小賢しい理屈で~
笑わせるぜ、何もわかっちゃいないクセに
ってことで、今回制作したのは、定番になりますが、タミヤの1/24のものになります。こちらも20年ぶりの再制作ですね。
フジミからもラインナップされてますが、どうひいき目に見てもタミヤの方が圧倒的に完成度が高いため、タミヤ一択でしょう。
今回キットにない部品は一切使ってませんが、アレンジはしています。
前側から

車体色は白を選択。やはり黒木隆之の影響を強く受けています。
ホイールは金色にしました。
また、フロントリップスポイラーも車体同色に。
正面から

特徴的な垂れ目のヤサ顔です。世間的には酷評されてますが、私はこの顔がお気に入りです。大体ね、「速そうに見えて遅い」より、「速そうに見えないのに速い」方が良いでしょう。ギャップ萌えってやつですよ。
後ろ側から

一目でスカイラインとわかるこの後ろ姿もお気に入りです。
リアスポイラーのフラップは黒にしました。なんかその方が締まった印象があったので。
右正横から

これが「ダックスフンド」と揶揄されてきた横姿です。
これのどこがカッコ悪い?カッコ悪いと思ったなら眼科受診を強くお勧めします!!R33がカッコ悪かったら今時のクーペはもっとカッコ悪くなります。
近年のクーペって大体こんな感じのスタイルでしょうに。
大体ね、R33を酷評する奴にろくな奴はいないです!そんな奴はまず自分がその容姿性格共に底辺であることを世間全ての人から酷評されるべきですよ。
R33は間違いなくいいクルマです。今思えば買えるときに買って乗るべきだった、そんなクルマです。まぁ後悔してるわけじゃないですけどね。
やさしそうだけど威圧感があるR33のスタイル、最高です。
出来れば4ドアモデルが作りたかったです。
そしてR33だけなんですよね、PGC10型以来になるスカイラインGT-Rの4ドアモデルがオーテックの限定で復刻されたのって。
それだけでも非常に貴重なモデルだったのです。
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Posted at
2020/12/23 21:33:03