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イイね!
2020年12月25日

ドイツ第三帝国の主力戦車キラー、Ⅲ号突撃砲

久々の戦車模型製作です。
先月大洗に行ってから、無性に戦車が作りたくなってました。
どっちかというと、チハたんが作りたかったのですが、先々月秋葉原で購入していたキットのことを思い出しました。

第二次世界大戦を代表する戦車と言えば、まずドイツのティーガー、アメリカのM4シャーマン、クソ連のTー34が挙がるでしょう。
第二次世界大戦はドイツのポーランド侵攻によって勃発しましたが、それをけしかけてドイツを陥れたのは、何を隠そう世界の害悪、暴君ヨシフ・スターリン率いるソビエト連邦なのです。独ソ不可侵条約を破り、先に手を出したのはソ連。ドイツがポーランド侵攻したのは、ソ連がポーランドを手中に収め、ドイツを脅かしたからです。ドイツがあたかも悪者のように扱われるのは言うまでもなく戦勝国のプロパガンダ、自己正当化のご都合主義によるものです。当時クソ連には、ドイツ陸軍にとって脅威となる主力戦車T-34がありました。それも、質より数を重視する国柄ゆえにアメリカを凌駕する工業力を持って大量生産が行われ、質はもとより数ではドイツ陸軍は圧倒的不利な状況でした。
ところが、ドイツもバカではありません。対戦車砲と言えばアハトアハトが有名ですが、名将ミハエル・ヴィットマンをはじめ、多数のT-34相手に無双した対戦車自走砲が、ガールズアンドパンツァーでも有名な、

Ⅲ号突撃砲

です。ヴィットマンのその名声が高まるきっかけとなった戦車です。
Ⅲ号突撃砲は、第二次世界大戦勃発当時主力だったⅢ号戦車の車台を使って75mm砲を備えた、本来歩兵支援が主任務の突撃砲であり、言ってみれば日本のチハたんみたいな存在でした。そのため当時はトーチカなどを破壊するために短砲身榴弾砲が採用されましたが、ヴィットマンをはじめとしてⅢ号突撃砲の対戦車性能の高さが戦果に現れだすと、長砲身の75mm砲をはじめ改良に改良を重ね、ソ連戦車キラーとしてドイツ陸軍の主力を担うようになったのです。
Ⅲ号突撃砲の実力は、実はスペックによるものではなく、搭乗員の練度の高さにあったのは言うまでもありません。クソ連戦車が初撃を必ず外すほどの低精度、低練度なのに対し、Ⅲ号突撃砲は初撃を確実に当ててT-34を葬る、まさに一撃必殺だったのです。

もしドイツがソ連と互角の数だったなら、間違いなくドイツの圧勝だったことでしょう。ドイツ陸軍の質は間違いなく当時世界で1,2を争うほど高かったのです。

今回制作したのは英国メーカーであるエアフィックス製の1/76キットです。
改良された長砲身のG型です。
ドイツ戦車だから作るのが大変かと思いきや、チハたんよりスムーズに仕上がりました。

前側から

Ⅲ号突撃砲の特徴はこの車高の低さです。低車高は正義!
この車高の低さは見た目のカッコよさにばかり目を奪われますが、被弾面積を狭くし、隠蔽性を高めるという非常に戦闘を有利にする要素だったのです。
車体色はG型と言えばダークイエローをイメージする人が多いですが、私はあえてジャーマングレイを選択しました。
この方がドイツ戦車らしいからです。何しろジャーマン(ドイツの)グレイですから。

後ろ側から

車高が低いと後ろ姿も締まりますね。
2本立っているアンテナがチャームポイントだと思います。

右正横から

やはり低車高は正義!
Ⅲ号突撃砲は機動力に優れましたが、それはもちろん母体となったⅢ号戦車が高い機動力を誇ったためです。
Ⅲ号戦車に比べて固定砲塔となったために格段に扱いづらくはなりましたが、引き換えにⅢ号戦車の最大の泣き所である低火力を克服したのです。
後年、Ⅲ号戦車も75mm砲を備える大改造を受けました。それでもⅢ号突撃砲は主力であり続けたのです。

今回はここまで、次回作を乞うご期待。
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Posted at 2020/12/25 21:02:52

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