1995年は色々と激動の年でした。
1月17日 阪神大震災。
3月20日 地下鉄サリン事件
5月16日 オウム真理教教祖 麻原彰晃逮捕
8月、S150系クラウン 市販開始
そして、
12月 新世代大型ジェット旅客機
ボーイング777-200
が日本で就航。
初導入は全日空で、今でもわが国の空を駆け巡っています。
遅れて1996年に日本航空が導入、就航。
当初はジャンボの後継機かと思われましたが、ジャンボは今年まで生産が続けられるほどのロングセラーで、2014年には777-200の1機目が退役しています。
日本航空123便墜落事故をはじめとする色々黒歴史はあるものの、元々747が好きだった私はすでに日本航空の747のミニチュアを持っていたために旅客機模型には興味がなかったのですが、全日空が777を就航させて間もなくハセガワからそのモデルが発売されると777という型式の縁起のよさからも、機会があれば作ろうと思っていました。あれから27年足らず、旅客機模型としては人生2機目、約1年ぶりとなります。3週間の制作期間を経て、日本航空モデルの完成です。
日本航空を選んでしまうのは、スチュワーデス物語の影響ですね。
でもって、タクシー運転手時代、よく客を送り届けたのが、羽田空港第2ターミナルで、全日空と一部LCCでしたが、その次に羽田空港第1ターミナル、日本航空です。タクシーを引退して6年経った今でもノーヒントで行き先に応じたターミナル入り口に行く自信あります。
ちなみに、こちらが以前制作した日本航空のB747
ちょうど去年の今頃アップしました。

日本航空のカラーリングはこちらの方が好きですね。
今回のモデルです。
機首側から

B747が2階建てに対し、B777は1階建てです。
また、B747が4基エンジンであるのに対して、B777はオーソドックスな2基エンジンです。
そのため、B747に比べてかなり没個性的になりました。
正面から

かなり月並みです。
機尾側から

日本航空と言えば垂直尾翼の鶴マークでしょう。
一時期鶴マークを廃したことがありましたが、好きになれませんでしたね。
右翼側から

はい、もう羽田空港に行くたびに見た飛行機ですね。
必ずと言っていいくらい1機は駐機しています。
主翼の色は、実は指示された色ではなく零戦の明灰白色にしてみました。
どうせ実機と見比べても殆ど違いが判らないでしょうし、そもそも実機は殆ど洗われることもないし、雨やら埃やら油やらで多少変色してますしね。
ちなみに、主翼下部に付いているフィン、これを逆にしたのがクルマのルーフフィンですね。初めてルーフフィンを見た時、飛行機のやつだなって思いましたよ。そしてその原理も逆向きについていることで一発で見抜きました。飛行機は揚力を得るための空力特性なのに対し、クルマはその逆のダウンフォースを得るための空力特性ですからね。
ちなみに、
トヨタ TS-050などのルマン・プロトタイプカーの車体中央後部の垂直尾翼はまさに飛行機の垂直尾翼と同じ原理でしょ。エルロンはありませんが。
ボーイングの対抗馬としてエアバスがあり、主にLCCで幅を利かせてますが、私は旅客機と言えばボーイングですよ。エアバスは、1994年の名古屋空港の中華航空140便墜落事故の衝撃が大きすぎていい印象がありません。勿論ボーイング機の方が事故件数も多く、日本航空123便墜落事故の方が犠牲者で言えば航空史上最多で、社会に与えた影響も大きいことは重々承知の上です。その違いは、日本航空の方は事故後の煙がくすぶる映像をニュースで見ましたが、中華航空の方は、まさに爆発炎上している映像を生中継で見たためです。そもそも歴代ボーイング機の方が見た目かっこいいし。ダグラスも捨てがたいですね。昔、やはり日本航空のMD-90の模型を持っていたのを思い出しました。
てことで、旅客機制作はたった2機だけですが一旦終了とします。
好評であればいずれ制作再開はするかもしれませんが、去年の747が私自身の自己評価は低く、あまり評判も良くなかったですからね。
そもそも旅客機制作はあまり興味がなく、747と777だけは一度は作ってみたいと思ってただけだったのです。
ちなみに、レガッテムさんの「
空港へ!」が投稿されたとき、まさにこの機の制作中で、しかも同じ日本航空、同じボーイング機(あちらは737-800)がネタと言う何ともタイムリーでした。
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Posted at
2022/09/24 21:52:07