時が来たよ、カミングセンチュリーってね。
やっとこのクルマを作る日が来ました。
皇室のクルマとしても、セイ・カン・ギョウのトップクラス御用達のトヨタが世界に誇る日本最高級車
トヨタ・センチュリー
です。
センチュリーは現在4代目に移行しようとしていますが、何故か1/24模型化されているのは初代後期型、しかもロングホイールベースモデルのみとなっています。
実は10月19日の記事は今回の布石となっています。
それは1967年登場から続くセンチュリーへの敬意を込めたものでもありました。
変われる勇気は大事、だけど変わらない強さも大事。
時代とともに、エンジンをはじめメカニズムは改良を続けたセンチュリー。
しかしその基本デザイン、シルエットは初代から現行型までほとんど変わっていません。
また、アメリカンテイストを基本としながらも、しっかり日本風を追及したデザインであることも、初代から現行型まで一貫しています。
だからこそ、いつの時代のどの代でもその姿は一目瞭然、センチュリーに他ならないのです。
そして今回、センチュリーを選んだ理由は模型制作再開100台を記念して、100にちなんだからです。
厳密にいうと、現存するのはセンチュリーで99台目、そして実際に制作したのは101台、内1台は大破して廃棄処分、1台は幼馴染の誕生日プレゼントとして贈りました。
なので、100台目ではなく、100台を達成したという意味です。
制作期間は10日ほどでした。
参考までに、現行型はこちら

ロールスロイス・ファントムより安いのに、その存在感はまったく負けていません。
前側から

車体色はホワイトパールを選択。実車にはない色です。
センチュリーと言えば黒の印象が強いですが、あえて白にしました。
この圧倒的な存在感よ、
ロールスロイスにも引けを取っていません。
ヨーロッパにロールスロイス、アメリカにキャデラックorリンカーン、そして日本にセンチュリーです。
正面から

四角基調の威圧感のある面構えです。
それでいて今風のミニバンのような下品なオラオライキリ散らかしたビーバップハイスクール顔ではなく、逆に落ち着いた雰囲気を出しています。これは現行型にも通じます。
”威風堂々”って言葉がぴったりですね。
威風堂々とはしているけど、威張ってはいないのです。
では何故威張るのか、それはソイツが小物だからです。真の大物ほど、威張りません。どっかのでかくて高いだけのミニバンは、センチュリーを見習ったらどうですかね?
後ろ側から

非常にシンプルで洗練された後姿です。現行型も全く印象を変えていません。
この間延び感こそ、ゆとりと堂々とした雰囲気を一層引き出しているのです。
右正横から

日本最高級車が、こんなに低く構えたスタイルなのです。
低いは正義!なのです。
これは、現行型でさえも、実際の車高より低く見えています。
昨今の国産高額車(高額=高級とは限らないので高級車とはあえて呼びません)が失ったもの、それは「品格」だと思います。高級車だからこそこうあるべきだと思います。高いカネを出して買って維持する価値はそこにこそある気がします。そしてセンチュリーはそれをずっと堅持し続けてきました。だから強い!だからいつの時代も一定の需要を確保できてるのです。だから基本スタイルを崩さずとも絶版にならないのです。
これを貫いているのって他に
スズキ・ジムニーくらいですね。
だから私も新型に全く興味がないばかりか目に映るだけで不快になるほど嫌悪しており、「在りし日」の古い型にこだわって乗り続けているわけで、中古車価格が安いからってわけじゃないんです。

半世紀以上も基本スタイルを崩さず、常に日本車の王であり続けてきたセンチュリー。変わらない強さとはこのことです。
その名前の意味の通り、2067年になっても初代の基本スタイルをきっと堅持するでしょう。
つまり、センチュリーは史上最強の国産車なのです。
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模型 | クルマ
Posted at
2023/10/31 23:21:37