先日何シテルで塗装完了したての画像を載せたクルマ模型が完成しました。
久々にイタリア車です。それも、一体何年ぶりだろってくらいずいぶんご無沙汰だったスーパーカーです。
ハッキリ言って随分と私らしくないモデルチョイスです。
前回作ったスーパーカーは、2018年11月の
フェラーリ・テスタロッサなので、実に5年半ぶりです。
こちらはまだまだ約10年のブランクから模型制作再開したての頃だったのでウデが全く振るわずアレンジも出来も雑だったので、いいね!が3個だけと不評のものですが、
士別れて三日、即ちさらに刮目して相対すべし、です。
今回は、
ランボルギーニ・ウラカン・ペルフェルマンテ
です。「せだんめいでん!」でも違うグレードのモデル(あちらはEVO・ヴィータという更にハイパフォーマンスモデル)が擬人化して登場させて日本車2台にコテンパンにされる咬ませ犬的な立ち位置ではあります。
ウラカンとは、スペイン語でハリケーンを意味し、その語源はマヤ神話の風、火、嵐を司る創造神フラカン(綴りは一緒)からです。その名の通り、ハイエンドスペックの5.2LV10エンジンばかり目が行きがちですが、空力特性に優れ、標準車で1422kg、ペルフェルマンテで1382kgしかない軽量ボディによってまごうことなくハイエンドスペックを誇ります。実力で言えば、ニュルブルクリンク北コースの記録が6分52秒台(日産GT-Rニスモで7分8秒台。ただし、日本車勢は完全市販状態での記録だが欧州車勢はニュル向けセッティングと競技用タイヤ使用と、日本車勢が圧倒的不利な条件下なので単純比較できる記録とは言えません)、参考ゼロヨンタイム10秒8となっています。
ちなみに、よく日本車がどこまで世界に通用しているかというところでは、日本車代表として
日産GT-Rがほぼ主人公格ではありますが、その比較対象にされるのがフェラーリではなくランボルギーニなのです。ニュル記録は前述のとおりですが、参考ゼロヨンタイムは10秒9と、ウラカンに0.1秒負けてます。
しかしこの事実、実質上はウラカンの負けという見方の方が優勢です。
ツインターボとは言えウラカンの5.2Lエンジンに対し、GT-Rは3.8Lエンジンとかなり格下でありながらウラカンが610馬力(標準車)でGT-Rが年式を揃えると2016年モデルで570ps、車両重量もウラカンの1422kg(標準車)に対しGT-Rは同じAWDでありながら最軽量のスペックVでも1670㎏とスペック的にはGT-Rが圧倒的不利(軽量であるほど動力性能は有利)、ウラカンがミッドエンジンAWDで前後重量バランスに優れているのに対し、GT-RはフロントエンジンAWDのためフロントヘビーでリアトラクションがかかりにくく加速や旋回面でも、見た目からわかる空力性能でもGT-Rが圧倒的不利であるにも拘らず、たった0.1秒しか違わないからです。
コストパフォーマンス、ウラカンは3000万台~5000万オーバーと立派な一軒家が建つレベルの車両価格ながら、GT-Rは700万~2000万程度と手ごろであるのも世界的に評価されてる部分です。また、そもそも日本車は法規上、環境上の問題、そして日常使用を前提としていることから”実力を封印して”出荷されているという点にも注目です。日産GT-Rの高速燃費が11km/L程度で、近所のスーパーの買い物にも気軽に使えるのも大きなポイントです。何ならGT-Rがイオンモールやコーナンの駐車場に停まってても何の違和感もなく周りに溶け込んでるまでありますwww
そもそもスーパーカーとGTは全く別カテゴリであり、比較するほうがナンセンスなのですが、そのスーパーカーを比較対象とされていることがGT-Rのスゴさであり、それを証明するべき格好のライバルの1台がウラカンということです。
今回は、アオシマの1/24 ウラカン・ペルフェルマンテです。せだんめいでん!でイジメ過ぎたのでその反省から一度作ることにしました。ウラカンにたこつぼとか、完全に拷問ですからね(;^ω^)
部品点数が多いのと、部品の嵌合性が今一つな点もあって割と苦戦し、制作期間は2週間ほどです。

車体色は、ゴールド+暗緑色のオリジナルカラーです。
イタリア戦車、
P40にヒントを得ての選定です。
原色系が似合うかなと思ったけど、逆に戦闘機っぽくなって気に入りました。恐らく世界一品川ナンバーが似合わないウラカンになったかとwww実はランボルギーニが嫌いなのではなく首都高や六本木通りなどでイキリ散らしてる日本のランボルギーニオーナーが大嫌いどころかクルマ好きの敵とみなしているので。

フロントバンパーインテークは、GT-Rっぽい色分けにして、昨今のランボルギーニのエグさ、化け物感を少し抑えてみました。それでもやっぱり歌舞伎か般若っぽい顔に見えます。
せだんめいでん!のヴィータのしかめっ面はウラカンのこの顔を再現したものです。
どうGT-Rをひいきしようとも、この顔は2023年以前のGT-Rよりカッコいいと素直に認めます。

V10エンジンも忠実に再現されてます。大排気量とはいえ5.2Lなのでスモールランボですね。

何とも言えない後姿です。カッコいい…のかこれ?
確かに一目でスーパーカーと判るそれではあるが、GT-RどころかV35を除くスカイラインの方が断然カッコいいのだが。。。
このリアウイングがペルフェルマンテの特徴です。

サイドシルエットは文句なしにカッコいいでしょう。
フェアレディZ(あれは完璧すぎる)、
ジャガー・XJ220ほどではないが、ちゃんとランボルギーニって判るシルエットなのは好ポイントです。
これ見てフェラーリと間違えるのは、本当はクルマに興味がない人でしょう。
ホイールは往年のランボルギーニよろしく深リムの5本スポークの方が似合う気がします。

正直、見た目はカッコいいが、排気音はクルマ好きを自称するこの私ですらただの騒音、不快音です。RB26や2JZ、C30AどころかシビックのB16Aの方がよっぽど快音ともあります。マジで街中じゃ近所迷惑だから大人しく3000rpm未満で走ってほしい。2速3000rpmでも都内じゃほとんどの道で速度違反です。
ウラカンは大金があれば買えるけど、ウラカンやそのオーナーがみんなのあこがれの的になれるようなヒトとしての品格は、カネじゃ買えません。
ウラカンそのものはすっごくいいんですよ、スーパーカーなんですから。
スペックはスーパーカー並みで近所のスーパーで気軽に買い物ができるダブルミーニングのスーパーカーのGT-Rとは違うんです。
本当に好きで乗りたい、あるいは金持ちでもちゃんと節度を持って乗っている人は否定はしませんし、逆に推したいくらいです。
そもそも、嫌いだったら金を出して貴重な休日の時間かけて作ろうって気にもなりませんからね。
追伸:実際にイオンモールやホームセンターコーナンでGT-Rが停まってて乗ってる人が日用品を買っている姿を見かけたことがあります。あまりにも普通過ぎて、ああやっぱりGT-Rはスーパーカーじゃないんだな、だけどスーパーの特価セールに行くには丁度いいんだなと思いましたwww
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Posted at
2024/04/21 18:40:50