久々に大戦期の戦闘機模型を制作しました。
今回初めての米軍レシプロ機です。
その中でも、対零戦において最凶の天敵となった戦闘機、
F6F ヘルキャット
です。
永らく敵機としての認識だったため嫌いな戦闘機でしたが、零戦が弱いわけではなく、ヘルキャットは対零戦に向けて米軍が本気出して作った艦上戦闘機です。本当の戦犯は前身の
F4Fワイルドキャットとの邂逅を通じて零戦を本格的に発展させた艦上戦闘機開発をしなかった日本軍のトップがとんだ大馬鹿野郎だっただけという認識で、お互いの立場がなければ嫌う理由はない、ましてや今や日米は友好関係にあるわけで、純粋に高性能戦闘機であるという見方ができるようになったため制作に着手しました。だがソ連機、貴様はダメだ!
ワイルドキャット(気の短い人、気性の激しい人、おてんばの意)は、言ってみれば私のような人間を指す俗語ですが、ヘルキャットは、代表例で言えばツイフェミ女や、所謂お局のようなやつらを指す俗語です。
かくいう私も、人として道を外しているリスペクトに値しない女性に対して、敵意と汚れた軽蔑の目を向けて投げかけてます。あまり汚い言葉を使うと、私自身の品位が下がりますからね。
クルマにも、ダッジチャージャー・ヘルキャット、戦車にもヘルキャットっていますが、どれも高性能なものばかりなので、もっとましな名前つけてあげなよと苦笑しちゃいます。あまりにも可哀そうな名前なので以下F6Fの呼び方で統一します。
このF6F、大戦後期で零戦を徹底的に研究して対策されただけに、まさに当時世界最強の戦闘機でした。それまでは間違いなく零戦がF4Fと並んで世界最強でした。英国機は零戦にコテンパンにされましたし、ドイツ機は英国機とほぼ互角のレベル、他は論外レベルです。
F6Fの対零戦キルレシオは1:50(注:ヘルキャット登場当時すでに日本軍はエース格の大半が戦死しており、そのほとんどが新人パイロットであった反面、逆にヘルキャットは熟練パイロットを多く輩出していた点は加味する必要あり)であり、その強さはまさに群を抜いていました。
今回は、ハセガワの1/72モデルですが、とにかくデカールの多いこと、手間暇ばかりかかるので、大雑把なデカールを貼るにとどめました。

モデルは、空母エセックス艦載機をベースとしました。
そのため、機体色はネイビーブルー一色です。

ゼロファイターキラーとは言っても、旋回能力は零戦に分があるため、坂井三郎クラスのエース格の零戦に格闘戦に持ち込まれたら流石にきつかったのは言うまでもなく、少数ながらも撃破された機もいました。
そのため、今回初めて胴体右側にダメージ表現をしました。零戦に後ろを取られて被弾するも、でっぷりした零戦の倍以上の重量ボディは伊達ではなく殆ど跳弾した状態を表現しています。重い原因の一つには、零戦と違って強固な防弾装備が施されたことにあります。

正直日本機に比べると不格好ですが、これは暗に、無様でも生き残ったほうが素晴らしいことを意味してる風にも捉えられます。たとえズタボロに負けても生きてさえいれば何度でも勝つチャンスはありますからね。たとえ卑怯者呼ばわりされても、生きてさえいれば何度でも挽回できます。
ただこれは正直私も非常に勉強したところです。
零戦とヘルキャットの致命的な差、それは
死に向かって戦うのか
生に向かって戦うのか
魔法騎士レイアースでも主張していました。
死を覚悟した人間は確かに強い。生きる重みを知っている人間はもっと強い、と。
そして、こういう言葉があります。
死んで花実は咲かぬ 生きてこそ浮かぶ瀬あり
これが、日本がアメリカに勝てなかった大きな理由の一つではないかと思うこの頃です。お互い敵を間違えた戦争(こう考えるようになってヨーロッパ嫌いになりました)、二度と仲違いしない努力せねばと思います。
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Posted at
2024/10/05 19:09:17