こんな記事を拾ってきました。
「ダンプと一緒にすんな」「海コンはヤバすぎる」 トラック乗りが「一緒くたにしないで」と語るワケ
今の私は物流トラックドライバーもこなす経営者ですが、これは非常に共感できました。
実は昔、ダンプドライバーも経験したこともあるんですが、ぶっちゃけ同じトラック乗りとしては「素人」と言わざるを得ません。確かに物流ドライバーも中卒でもできる仕事です。しかし大卒の人間がぽっと出でできる仕事ではないので
「誰でもできる仕事」
と言われたら、だったらやってみろ、言ってるあなたは半日で逃げ出すだろうと嘲笑してさしあげてます。
しかも物流ドライバーはバカでは務まりません。頭が良くないと特にバラ積みでは、
テトリスのような荷積みでまず詰むでしょう。私なんか荷量が多い時には「よくあれだけの荷物積めたな」と感心されることがあります。
伊達に普段から
テトリスや
ぷよぷよやってませんよ。
「テトリスだなこれ」
と笑いながら重たい荷物を
「おっもーい!こんなのばっか扱わされたらゴリラになっちゃうわ。しまいには使用言語「う」と「ほ」しかなくなって、ウホ、いい男!じゃないのよ~」
と言いながら楽しく積んでます。
頭が良くないと、荷主や顧客とのコミュニケーションや交渉などができるわけなく、業務効率化ができるわけなく「運転だけが仕事じゃない」んです。
そして、私に言わせれば物流ドライバーも「運転で飯食ってる」という事実は変わりませんが、「プロ」の呼称には違和感を禁じ得ません。何故なら、
「プロを自称するならプロ資格見せてみろよ、これがプロだと言える運転見せてみろよ」
と言いたくなるからです。ガチのプロの目線では素人に毛が生えた程度ですよ。
プロを自称していいのは、バス、タクシー、ハイヤー、運転代行などいわゆる「二種免許保有者」のみです。
ダンプドライバーの時代は、タクシードライバーを引退してすぐだったので
「運転が遅すぎる」
に加えて
「ちんたら走ってないで強引に割り込んでいけ」
などの罵声まで喰らいました。しかし、
「誰に口利いてるんだ、表六玉。素人の分際で!」
と二種免許をちらつかせて黙らせてました。単に強引な割り込み、あおり運転、スピード違反を繰り返すダンプドライバーが多いのです。
たとえ効率が落ちようとも、
安全第一、
他者への配慮を徹底してきましたが、結局はこんな「やってる人間が素人で人工代だけもらってるだけの仕事」なんかやってられるかとなりました。
そして軽貨物からはじめ、今では2トン地場ドライバーをやってます。
言われたくなければ、言われないよう自分がまず模範になるべきなのです。
それが「プロ意識」です。
とは言ってもどうしてもクルマが大きく、停める場所も限られてるので迷惑をかけることはありますよ。そんなときに素直に頭を下げることができるかどうかも大事ですわ。「ごめんなさい、卸し終わったらすぐ動かすから」の一言があるだけでも周りの心象違いますからね。
言われるようなことをしてるから言われる、そう考えて改めることが大事だと思いましたね。それが周りからの罵りを「黙らせる」ことです。
もちろん、結局ダンプと大して変わらないトラックも多いのもこれまた事実ですわ。
Posted at 2025/09/14 06:49:10 | |
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