今回、私としてはかなり珍しいモデルチョイスです。
ワゴンは遅い!
ワゴンはダサい!
そんな幻想はこのクルマがぶち殺す
ニッサン ステージア オーテックバージョン 260RS
こいつをワゴンだと思ってナメていたら、あっさり食われます。
勿論、それなりの乗り手がオーナーならですが。
ステージアとは、事実上のスカイラインワゴンです。
ノーマルのステージアも、ガワは
ボルボ・850っぽいステーションワゴンですが、エンジンもシャーシもスカイラインです。しかも車高低い(これ大事!)これによって動力性能も走行安定性も今時のミニバンやSUVとは別次元です。
なので、ターボ搭載の
RS four相手ではステージ次第で
トヨタ86すら歯が立ちません。
それなのに、大人5人乗れて荷物もガッツリ積めます。昔の飛脚みたいなやつですよ。
そして、ただでさえ「羊の皮を被った狼」なのに、「羊の皮を被ったバケモノ」がこの260RSです。
エンジン、シャーシ共に
BCNR33型スカイラインGT-Rそのものと聞けば、そのバケモノぶりが想像つくでしょう。
しかもこのステージア、何と車重が現行GT-Rとほとんど同じです。
そりゃ速いわって話ですね。
私は、確かに所詮「道具」のRVというものには「NO!」を容赦なく叩きつけますが、「道具」ではなく「クルマ」としての”ホンモノ”は素直に認める度量も一応持っています。

車高低い!めっちゃカッコいい!この一言に尽きます。
色はホワイトパールを選択。

中々お上品な目をしてらっしゃいますが、フロントバンパーの大口径エアインテークがまさに獲物を狙う猛獣の口です。

大型リアスポイラーが目立ちますが、それを取ればただのワゴンにしか見えません。

ザ・ステーションワゴンのサイドシルエット。
やっぱり車高低い!低いは正義!
そしてホイールはER34スカイラインの純正に換えてみました。
中々スポーティーでイイ感じでしょ。
実は一時期所有を考えたことがあります。
この手のクルマ嫌いじゃないのか?とよく聞かれるんですが、コイツやレガシィツーリングワゴンとその後継のレヴォーグ、レグナムなど「セダンに毛が生えたワゴン」は別格ですよ。
ちなみに、ミニバンもSUVも一応車検証上では「ステーションワゴン」となってますよね。いやいや、ステーションワゴンって「車高の低い」こういう形だから一緒にするのは違うって思いますよ、国交省さん。
実際に好きなステーションワゴンをピックアップすると、
ステージア
レガシィツーリングワゴン
オルティア
サクシード
ウイングロード
です。
特に後半のバンタイプは「社畜レーサー」と揶揄されますが、運転しやすい、フットワークがいい、ウデがあればワゴンだと思ってナメてるスポーツカーを食える、そういう面々です。
荷物が積めて速い、運転しやすい、カッコいい、車高制限を受けない、洗車しやすい、タイヤ交換・整備費用が比較的安い、走行安定性抜群なのに、なんで廃れたんでしょうかね。
だから流行りも、流行りに乗っかる俗物も大嫌いなのです。
「何もわかっちゃいない大多数で群れるより、本当にわかる人だけがわかる狭い世界の住人でいたい」
昔仲良くなった中身ランエボに改造した
リベロワゴン乗りのお爺さんのセリフですわ。
本当にイイものに流行りはない!

Posted at 2025/08/27 14:36:15 | |
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