ようやく制作していたクルマ模型が完成しました。
本当は昨日仕上がる予定でしたが、午前に予定していたことが昼下がりにまで食い込んだので、夜遅くまでやるわけにもいかずに中断していました。
今回制作したのは、レースゲームやドリフトでおなじみ、バブル期に生まれた
S13型シルビアの姉妹車、
180SX
です。シルビアには、S110型、S12型の世代に、
ガゼールと言う姉妹車がいましたが、その後継車種的存在(販売網が違うため直接的な後継ではない)でした。
シルビアとガゼールに明確な違いはありませんでしたが、S13型では、ノッチバッククーペがシルビア、ファストバッククーペが180SXと明確に違いが生まれました。
初期型は1800cc直列4気筒DOHCエンジン、CA18型を載せていたことから180SXと言う車名ですが、後に新世代2000cc直列4気筒DOHCエンジンSR20型が載せられても車名が変わることはありませんでした。これには理由があり、シルビアがすでに輸出仕様で200SXを名乗っていたからです。
ちなみに、輸出仕様には180SXのフロントセクションにシルビアのボディをくっつけて(日本で言うワンビア)2400cc直列4気筒エンジンを搭載した、240SXと言うのが存在しました。
走りはシルビア譲り、初心者は走りを勉強する教材として、上級者でも扱いやすくバランスの取れた高次元の走りが出来て、チューニングとステージ次第ではスーパーカーすら食えるポテンシャルを秘めています。
スペック上はシルビアに少々劣りますが、数字に出ない部分で魅力があり、特にドリフトで、ファストバック派にはそれなりに人気が出ました。スポーツカーとしての性格とは常識的にずれた着眼点ではあるものの、荷物の積載性が高くスポーツドライブ以外の実用性でシルビアに勝っていたのも特徴です。この点は
フェアレディZや
インテグラなどファストバッククーペならではの特徴ですね。また、数少ないリトラクタブルヘッドライト採用車としても貴重で、記録より記憶に残る1台です。
制作期間は3日でした。本当は2日で仕上げるつもりでしたが・・・予定がずれ込んだのでしょうがないです。
前側から

車体色はパープル+ホワイトパールで、パープルパールとしました。
本当はミッドナイトパープルを再現したかったのですが、見送りました。
結果的にこの色も非常に気に入りました。
正面から

後期型を選んだ理由は、このフロントフェイスと、スカイラインっぽいテールライトが気に入っているから。
アレンジとして、方向指示器はすべてクリアとしています。
後ろ側から

後期型のこのハネもお気に入りです。
リア周りはシルビアよりこの後期型180SXの方が好きですね。
中期以前はシルビアの方に軍配が上がります。
右正横から

ホイールは、S14型シルビアに付いていた純正に、チタンゴールド塗装してみました。
中々シブいでしょ。
そして、ウインドウは、まるで瑞雲や晴嵐のキャノピーのようなデザインでかっこいいです。
シルビアと180SX、どちらが速いかと言えば間違いなくシルビアですが、どちらがかっこいいかと言えば、完全に好み次第です。
シルビア復活の噂はチラホラ出ますが、未だにその兆しすら見えませんね。
ただ、180SXの復活はないでしょうね。
見た目に騙されて高い実用性を見過ごすなんて本当にもったいないです。
それもこれも、メディアの偏向広告と、流されやすい現代日本国民の発展途上国レベルの民度のせいですけどね。
2人までしか乗らないけど荷物も沢山積めてアウトドアもしたい、だけどかっこいいクルマがいいって言うならミニバンやSUVなんかじゃなくてもこの手のファストバッククーペがいいでしょう。ダウンサスなどで地上高を下げなければ最低地上高140mmは結構色んなところを走ることができます。

Posted at 2022/09/06 00:10:50 | |
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