以前戦艦
クイーン・エリザベスを制作しましたが、今回その姉妹艦にして随一の武勲艦である、
HMS ウォースパイト

(戦艦少女Rより)
が完成しました。
クイーン・エリザベス完成から実に2年1月です。
その名の意味は、「戦争を軽蔑する者」「戦場のキツツキ」
愛称は、「オールドレディ」(気高き老婦人)。玲奈のサブネームの由来です。玲奈も車齢20年を超えていることから。つまり、BB…はい、主砲を向けられたのでこれ以上はよしましょう。
1913年11月26日進水のいて座。
第一次世界大戦から第二次世界大戦までを戦い抜いたまさに歴戦の武勲艦です。
第一次世界大戦では主にユトランド沖海戦で活躍。150もの命中弾を受けてもなお戦い続け、この時に損傷した舵が後遺症になります。
第一次世界大戦終了後に大規模改修が行われ、今回のモデルとなります。
第二次世界大戦においては既に「オールドレディ」の愛称の通り旧式化してはいたものの、前線で戦い続けました。同年代の日本艦には金剛型などがいます。
ナルヴィク沖海戦では、僚艦と共にドイツ駆逐艦隊を全滅させます。
その星座の通りウォースパイトの主砲の命中精度はまさにサジタリウスの矢、アズールレーンでも、「絶対命中のオールドレディ」と言う名のスキルがある通り、第二次世界大戦でのカラブリア沖海戦において、ドイツの戦艦
シャルンホルストに並ぶ、水上艦の砲撃としては最長の26000ヤードでイタリア海軍戦艦
ジュリオ・チェザーレに命中弾を与えました。マタパン沖海戦では巡洋艦3隻、駆逐艦2隻を撃沈。
活躍した分傷ついたのもまたウォースパイトであり、クレタ島の戦いでドイツ空軍の空襲に遭い大破。日米が開戦すると東洋艦隊の旗艦となるも、スラバヤ沖海戦、マレー沖海戦、セイロン沖海戦などで艦隊は日本艦隊に好き放題蹂躙される憂き目に遭います。自身は空母
フォーミダブル、
インドミタブルと共に、結果として会敵することもなく任務を終えます。
1943年からは地中海で作戦行動を取り、9月にはアヴァランチ作戦を支援するために、艦砲射撃を実施。しかし9月16日に、ドイツ空軍の空襲に遭い、フリッツX2発が命中して大破するも何とか耐え、途中漂流しながらも曳航されてマルタ島に到着。並の戦艦なら轟沈しているであろうほどに満身創痍ながらも生還した様子を、アンドリュー・カンニガム提督が通信で
「オールドレディもスカートを上げればまだ走れるものだ」
と評しました。戦艦少女R版ウォースパイトがスカートを捲り上げているのはこれが由来です。
こうして、ウォースパイトは不沈艦と評されるようになったのです。
いつぞやの何シテルでのセリフの元ネタです。
今回はなかなか思うように制作が進まず、実に1か月半かかりました。
艦首側から

艦体色はロイヤルライトグレイ1色。1942年には戦時迷彩が施されましたが、竣工時のままとしました。
流石はクイーン・エリザベス級だけに貫禄がありますね。
艦尾側から

クイーン・エリザベスでは1916年に撤去された艦尾のスターンウォークが備わってます。

こちらはクイーン・エリザベスの艦尾側です。

こちらは1943年11月にジブラルタルで修復を受けて戦線復帰した後のウォースパイトの後ろ姿ですが、スターンウォークがあるのがはっきりと判ります。
マストの形状がキットと異なってますが、キットは1942年のもので、実はマストも損傷していて修復時に形状が変わったのかもしれません。
右舷正横から

ぱっと見は似ていますが、クイーン・エリザベスとは細部が異なっています。

こちらがクイーン・エリザベスの右舷側です。
アズールレーンにギミックがあったので、取り入れてみました。
アズールレーン版ウォースパイトとのコラボです。

ロリババアかわいい。
折角なので、クイーン・エリザベスの方も

こうして並べてみると、前からでも似ているけど違うって言うのがよくわかりますね。

実艦は一応満載排水量36000t余りといかにも戦艦ですが、全長は旧式だけに重巡や軽空母よりも短い195mと小さなものでした。一応金剛型は210mを超えています。
そのためアズールレーンではロリキャラなんですね。
ではでは、次回の艦船模型は、親が心待ちにしてるので、
空母イラストリアスを予定しています。
ごきげんよう。
Posted at 2021/11/14 21:22:55 | |
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