1945年の今日、東京湾沖戦艦ミズーリ艦上で降伏調印式が行われ、正式に大東亜戦争が終結した日です。
なので、本当は9月2日こそ終戦記念日なのです。
そして、今日に至る日米同盟、日米友好の第一歩となった日なのです。
そんな日を記念するかの如く、遂に完成しました。
2013年において、世界最速のツーリングカーを決めるレース、世界ツーリングカー選手権(以下WTCC)の覇者、
2代目
シボレー・クルーズ
です。先日より予告していました、アメリカ車です。
初代は、スズキとシボレーの共同開発で、
スズキ・スイフトがベースでしたが、2代目は純粋なシボレーの小型セダンとして誕生しました。
我が国では輸入されていないために知名度は低いですが、その性能は小金持ちが好むドイツの御三家より優れており、なぜ輸入しないのか不思議なくらいです。
外観も、ドイツの御三家特にみんな大好き残念オリンピックなど比にならず、2010年代の日本車より余程カッコいいものだと断言します。
アメリカ車と言えば、旧来は大型重量の車体に特大排気量の直線番長でコーナリング性能が悪く、燃費も極悪の印象があったかもしれませんが、アメリカ車にもコンパクトなクルマもあり、コーナリング性能や燃費性能にも優れたクルマは多数あります。
スペック面でも実力面でも、お堅いドイツ車に負ける要素なんて実はそんなにありません。むしろ同クラスのドイツ車の方が低性能です。
その証拠こそまさに、WTCCの覇者であるということです。
更に言えば、近年韓国ブランド車の性能が目覚ましく上がっていて、世界シェア4位などと言われてますが、実は「韓国ブランド」であって、「韓国で開発された車」じゃないんですよ(笑)
ヒュンダイは中身殆どフォード、大宇に至っては中身まんまシボレーです。
それを韓国で作ってるだけ、あるいはアメリカから部品を調達して韓国で組んでるだけ。
もちろんアメリカ生産のフォード、シボレーに比べると幾分も劣化しています。
自称韓国独自開発ニダ車は山ほどあるけど、本当に韓国独自開発車は少なくとも市販化されてません。その大半が日米メーカーの協力があったからこそ「韓国ブランド車」として世界シェアを得ているだけで、そのうちの1社がシボレーってわけです。
少し脱線しましたが、クルーズでも高性能モデルは、アメリカ車としてはコンパクトな1.6L直列4気筒DOHCターボエンジンを搭載しており、搭載される変速機も6ATのほかにも6MTがあるなど、日本車では絶滅危惧種のスポーツセダンです。
シボレーと言えば
コルベットや
カマロと言ったマッスルカーなどの印象があるかもしれませんが、
マリブや
インパラ、そしてこのクルーズと言ったセダンも往年より高いシェアを得ています。
フォードの
フュージョンに
フォーカス、そしてシボレーのマリブやクルーズなどは、ぜひ日本にやってきてほしいアメリカンセダンです。間違いなく今時の日本や欧州のセダンよりスタイリッシュで性能も遜色ありません。
今回はプラッツから発売された2013年のWTCCチャンピオンカーをベースに、カラーリングを取り払ったナンバー付きの素体としました。
前側から

シボレーらしさのある、迫力のある外観です。
これが今時のアメリカ車ですよ。
トランプ前大統領が日本に対しアメ車をもっと輸入しろと圧力をかけてきましたが、お値段も200ドル台からあり、日本車にとっては脅威だったことでしょう。今時カローラやシビックもクルーズ(全長4,597mm 全幅1,788-1,797mm 全高1,477mm)と変わらない大きさですしね。
車体色はホワイトパールを選択。
正面から

凛としつつ整った、非常にクールな顔立ちですね。
以前私が近年の日本車をブス呼ばわりしたのは、このクルーズやマリブ、フュージョンにフォーカスと比較したからです。勿論市販車はもうちょっと控えめな顔ですが、もし日本車がこういう顔だったなら新車販売はもっと伸びたはずです。
後ろ側から

市販車はもちろんリアウイングレスですが、シンプルながらも整った後ろ周りです。
右正横から

2000年代を思わせる、ちょっと古臭いデザインですが、むしろ十分でしょう。
欧州車のようにヘンに5ドアハッチバックにしたり、リアエンドまでにつながる意味不明なウェッジシェイプにしたりすることなく、きれいに古典的な3ボックスにまとめつつもオヤジ臭さがありません。
この手のデザイン処理はフォード車にも見られますが、これぞ近年のアメリカ車の特徴です。
悪く言えば大味ですが、伸びやかで凝り過ぎていない細部の処理に潔さを感じます。
左正横から
大きくてバカ力だけがアメ車だなどと思わないことです。
むしろクルーズのような日本人の知らない典型的なアメ車を知らずにちょっと金を持ってるからって粋がって欧州車贔屓する連中を見ると反吐が出ます。
輸入されることがあるなら、私は外車と言えばフォードかシボレーのこの手のセダンです。何たって、黎明期のトヨタがライバルとしたのはベンツでもBMWでもなく、フォードとシボレーですからね。
Posted at 2021/09/02 22:38:20 | |
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