• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

埴方ひかりのブログ一覧

2021年01月02日 イイね!

五航戦、空母飛龍と死闘を演じたアメリカ空母 USSヨークタウン

昨年末から制作していた模型が遂に完成しました。
昨年は、アメリカ空母はUSSエンタープライズを制作しましたが、今年の第1弾は、その姉でありその艦級のネームシップである、

CV-5 USSヨークタウン
alt
(戦艦少女Rより アズールレーンは昨年末で引退しました)
です。ヨークベニマルのショッピングセンターではありません。
艦娘はすごくかわいいですね。
愛称は、「オールドヨーキィ」「ワルチングマチルダ」私はヨーキィと呼んでます。以下、ヨーキィ。
1936年4月4日進水の牡羊座。五航戦の鶴姉妹より3年ほど年長になります。
艦隊これくしょんでは未実装ですが、恐らく戦闘海域の5-2珊瑚海沖ボス、空母棲鬼が該当するのではと思います。

大東亜戦争においては、1942年5月8-9日の珊瑚海海戦で、空母レキシントンと共に、空母翔鶴、瑞鶴相手に死闘を繰り広げました。

ヨーキィは瑞鶴の艦爆隊である江間保隊(艦これ未実装)からの直撃弾1発、至近弾3発を受けて中破炎上、レキシントンは翔鶴、瑞鶴艦攻隊からの航空魚雷2発、同じく艦爆隊からの直撃弾2発を受けて大破、その後轟沈しました。
一方、瑞鶴はスコールに隠れたため、ヨーキィ及びレキシントンの航空隊は翔鶴を集中攻撃、ヨーキィのSBDドーントレス隊が1000ポンド爆弾3発を命中させ、翔鶴を大破させましたが、この海戦での両者の損害がミッドウェー海戦の勝敗を分けたという見解もあります。
翔鶴の損傷は深刻で一度内地に帰投、瑞鶴も一度は追撃をしようとするも、航空隊の損害は甚大で燃料も少なく、結局作戦部隊から外され、翔鶴を追うように内地に帰投します。
一方でヨーキィも損傷は深刻であり、一度泊地に帰港し応急修理を受けますが、完全修復には3か月かかる見込みでした。そこで突貫工事が行われ、1か月の騙しだましの修理でとりあえず空母としての能力は発揮できる状態になり、本調子ではないもののミッドウェー海戦へと出港していくのでした。

ミッドウェー海戦では、空母サラトガが1942年1月に潜水艦伊6の雷撃で損傷修理のため出撃できず、空母はエンタープライズとホーネットとヨーキィの3姉妹だけ、しかもヨーキィは珊瑚海海戦で航空隊を損失しているため、サラトガの航空隊を借りての出撃という、戦力的に不利な状況で南雲機動部隊と会敵したのでした。
結果は歴史の教科書にある通りですが、あまりにも間抜けすぎる南雲機動部隊の作戦行動により、空母赤城および加賀はエンタープライズのドーントレス隊の爆撃で被弾炎上、ヨーキィのドーントレス隊も空母蒼龍を撃沈しました。
しかし、
空母飛龍「我今ヨリ航空戦ノ指揮ヲ執ル」

飛龍は無謀にも単独でエンタープライズ、ヨーキィ、ホーネットに挑んだのです。その中で一番に発見されたヨーキィが飛龍攻撃隊の攻撃を一身に受けることになりました。飛龍は満載排水量2万トン強と、軽空母に毛が生えた程度の中型空母であり、艦載機も常用57機と少なく、ヨーキィも満載排水量25000tの中型空母でありながら、艦載機は90機、しかもヨーキィの戦闘機隊には名パイロットのジョン・S・サッチ及び彼の編み出したサッチ・ウィーブを繰り出して、飛龍攻撃隊は次々と堕とされていきます。艦これで実装されている友永丈市率いる友永隊も結果としては遂に一撃も与えることなく全滅しました。
大きく数を減らした飛龍攻撃隊はそれでも諦めず、橋本敏男率いる第二中隊が遂にヨーキィに雷撃を2発命中させます。たった2発ではあったものの、前述の突貫工事が仇となって航行不能となります。ここでヨーキィは大きく傾斜し、何とか浮いている状態で助かる見込みなく総員退艦命令が出され、搭乗員は駆逐艦USSハムマンに移乗しますが、バックマスター艦長は諦めきれず、ハムマンに瀕死のヨークタウンを曳航させます。しかしこの判断が結局ヨーキィばかりかハムマンの命運すら分けてしまったのです。
alt
(以前制作したUSSハムマン)
一方で飛龍は、戦艦榛名や霧島、重巡筑摩や利根に掩護され、エンタープライズとヨーキィのドーントレス隊は「あの目障りな戦艦から沈めろ!」と命令を受けてその目障りな戦艦である榛名に向けて攻撃を始め、一時飛龍へのタゲは外れたものの、榛名には機銃弾1発すら当たらず、結果として飛龍が1000ポンド爆弾4発を被弾して炎上、夜には駆逐艦巻雲によって雷撃処分されました。
その後、虫の息であったヨーキィですが、しばらくはハムマンに曳航されながら何とか浮いていました。ヨーキィもここで死んでたまるかと頑張って生きようとしていたのでしょう。
バックマスター艦長は、「ひょっとして助かる?」と思ったのか、ハムマンを停船させ、ハムマン搭乗員を交えて再びヨーキィの応急修理に取り掛かりました。
そこで復讐の炎を燃やす潜水艦伊168に発見されてしまったのです。伊168の放った魚雷で、曳航中のハムマンは身動きが取れずに真っ二つになって轟沈。
ヨーキィにも魚雷2本が命中し、これが致命傷となって遂に息絶えました。

今回制作したのは10月に秋葉原で購入したタミヤの1/700のもので、ランナーには1974年の刻印があったので古い設計です。そのため実艦と異なる部分が所々あります。

艦首側から

基本的にエンタープライズそっくりな外観です。違うのは主に迷彩柄、対空機銃の配置と数です。
愚にもつかない歴史観や先入観がなければ、普通にかっこいい空母だと思います。
っていうか、アメリカの正規空母って基本かっこいいです。


因みにこちらがエンタープライズ(1944年)

艦尾側から

エンタープライズに比べると対空機銃数が控えめです。
また、エンタープライズと違って、艦載機格納庫のシャッターを開いた状態の指示はありませんでした。単にシャッターを付けなければいいだけなんですけどね。
驚いたのがこの艦載機の数です。エンタープライズより多く、F4Fワイルドキャット8機、SBDドーントレス12機、TBDデバステーター4機、合計24機と、模型製作史上最多数となりました。

右舷正横から

右舷側に部品が付いていないのが1カ所ありますが、説明書通りです。艦橋のラッタルも省かれていますが、こちらも同じくで、不自然に見えます。
また、何故か軍艦旗が元からなく、説明書にもありませんでした。またアメリカ艦制作するときに追加するとしましょう。
一応迷彩はミッドウェー海戦時です。

飛龍と並べてみました。

翔鶴と互角に渡り合う艦載機運用能力のヨーキィ。こうして並べてみると飛龍が小柄な空母であることが分かります。艦載機も飛龍の方が全然少なくスペックだけを見れば、ミッドウェーでの山口多聞の判断、飛龍の反撃は勇敢で立派だったとも言えるし、無謀な蛮勇だったとも言えるでしょう。結局飛龍だけを見れば前者の意見になるし、ヨーキィだけを見れば後者の意見になるのです。
しかしこうして並べてみると、艦の密閉を嫌ってシャッターで開放できるようにしているヨーキィと、密閉状態で格納庫誘爆を起こしかねない飛龍、数のアメリカ、質の日本とは一概には言えない面がありますね。
ただ、なるべく艦橋を小さく、煙突を舷側に下向きに配置することで艦載機着艦の妨げにならない設計など、隠蔽性を高めて被弾面積を減らし、運用面で有利になる工夫しているところは、スペックのアメリカ、実力の日本と言うべきところでしょう。実際着艦事故が多いのはどちらかと言えばアメリカの方でしたから。
それはクルマでも同じことが言えますね。

そしてやっぱり、こうしてかつての敵同士を並べてみると、もう戦わなくていい、仲良くして良いんだよって言ってあげたくなります。

戦争は愚かなことかもしれません。私は戦争を美化する気はないが、反対する気は全くありません。争いがないこと、平和がすべてとは思ってないからです。
何かもめごとが起こった時、そして自分や周りの身に危険が降りかかった時、正義を示す時が来た時、最後は「力こそすべて」です。だからとっとと日本国憲法9条を改正し、日本国軍を結成すべきだと考えると同時に、アメリカとは恒久の友人でなければならないです。日本の真の敵はいつの時代もすぐ西と北にあり、その国々はいつの時代も虎視眈々と日本を隷属させることを狙っているのですから。
日本共産党が「若者を戦場に送るな!」なんて寝言ほざいてますが、日本国憲法を平和憲法だと呼んでる時点でどんだけ頭悪いんだと思います。
本気で若者を戦場に送りたくないなら、逆に軍拡せねばならないんですよ。軍拡し、日本の軍事力を誇示することで、うかつに手出しできない国だと、すなわち抑止力として働くのです。日常だってそうでしょ、悪い奴ほど自分より弱いやつしか狙わないのですから。ひったくりや強盗なんかいい例です。自分より強そうなやつには絶対手を出さない、それが邪な人間です。

実際、某ネトゲで弱いプレイヤーをPKしまくり、嫌がらせを繰り返し、何人もやめさせたプレイヤーキラーがいましたが、そいつはいくら諭しても、いくら正論を突き付けても全く意味がなく、そいつより強いキャラでそいつがログアウトするまで執拗に殺しまくるというやり方しかなかったのです。
人はみんながみんな良心を持っているとは限らないのです。ましてや自分に刃を向けている人間に、話し合いは通じません。一度刃を向けられたら、自分が死ぬか相手が死ぬかしか道はないのです。だから最後は力なんですよ!

某漫画である先生が言ってたでしょ。

正義無き力が無力であるように、力無き正義もまた無力

だと。
ちなみに、制作後の艦船のその後ですが、棚の中で史実上の敵味方関係なくみんなケンカせず仲良く並んでます。ケンカなんかしたらお仕置きですよ。
特に、駆逐艦の綾波、ジャヴェリン、ラフィーとか。
ヨーキィの目の前には、飛龍と翔鶴姉がいます。横にはエンタープライズがいますが、どんな会話してるんでしょうね。
私、気になります。
Posted at 2021/01/02 18:17:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 模型 | 趣味
2020年12月25日 イイね!

ドイツ第三帝国の主力戦車キラー、Ⅲ号突撃砲

久々の戦車模型製作です。
先月大洗に行ってから、無性に戦車が作りたくなってました。
どっちかというと、チハたんが作りたかったのですが、先々月秋葉原で購入していたキットのことを思い出しました。

第二次世界大戦を代表する戦車と言えば、まずドイツのティーガー、アメリカのM4シャーマン、クソ連のTー34が挙がるでしょう。
第二次世界大戦はドイツのポーランド侵攻によって勃発しましたが、それをけしかけてドイツを陥れたのは、何を隠そう世界の害悪、暴君ヨシフ・スターリン率いるソビエト連邦なのです。独ソ不可侵条約を破り、先に手を出したのはソ連。ドイツがポーランド侵攻したのは、ソ連がポーランドを手中に収め、ドイツを脅かしたからです。ドイツがあたかも悪者のように扱われるのは言うまでもなく戦勝国のプロパガンダ、自己正当化のご都合主義によるものです。当時クソ連には、ドイツ陸軍にとって脅威となる主力戦車T-34がありました。それも、質より数を重視する国柄ゆえにアメリカを凌駕する工業力を持って大量生産が行われ、質はもとより数ではドイツ陸軍は圧倒的不利な状況でした。
ところが、ドイツもバカではありません。対戦車砲と言えばアハトアハトが有名ですが、名将ミハエル・ヴィットマンをはじめ、多数のT-34相手に無双した対戦車自走砲が、ガールズアンドパンツァーでも有名な、

Ⅲ号突撃砲

です。ヴィットマンのその名声が高まるきっかけとなった戦車です。
Ⅲ号突撃砲は、第二次世界大戦勃発当時主力だったⅢ号戦車の車台を使って75mm砲を備えた、本来歩兵支援が主任務の突撃砲であり、言ってみれば日本のチハたんみたいな存在でした。そのため当時はトーチカなどを破壊するために短砲身榴弾砲が採用されましたが、ヴィットマンをはじめとしてⅢ号突撃砲の対戦車性能の高さが戦果に現れだすと、長砲身の75mm砲をはじめ改良に改良を重ね、ソ連戦車キラーとしてドイツ陸軍の主力を担うようになったのです。
Ⅲ号突撃砲の実力は、実はスペックによるものではなく、搭乗員の練度の高さにあったのは言うまでもありません。クソ連戦車が初撃を必ず外すほどの低精度、低練度なのに対し、Ⅲ号突撃砲は初撃を確実に当ててT-34を葬る、まさに一撃必殺だったのです。

もしドイツがソ連と互角の数だったなら、間違いなくドイツの圧勝だったことでしょう。ドイツ陸軍の質は間違いなく当時世界で1,2を争うほど高かったのです。

今回制作したのは英国メーカーであるエアフィックス製の1/76キットです。
改良された長砲身のG型です。
ドイツ戦車だから作るのが大変かと思いきや、チハたんよりスムーズに仕上がりました。

前側から

Ⅲ号突撃砲の特徴はこの車高の低さです。低車高は正義!
この車高の低さは見た目のカッコよさにばかり目を奪われますが、被弾面積を狭くし、隠蔽性を高めるという非常に戦闘を有利にする要素だったのです。
車体色はG型と言えばダークイエローをイメージする人が多いですが、私はあえてジャーマングレイを選択しました。
この方がドイツ戦車らしいからです。何しろジャーマン(ドイツの)グレイですから。

後ろ側から

車高が低いと後ろ姿も締まりますね。
2本立っているアンテナがチャームポイントだと思います。

右正横から

やはり低車高は正義!
Ⅲ号突撃砲は機動力に優れましたが、それはもちろん母体となったⅢ号戦車が高い機動力を誇ったためです。
Ⅲ号戦車に比べて固定砲塔となったために格段に扱いづらくはなりましたが、引き換えにⅢ号戦車の最大の泣き所である低火力を克服したのです。
後年、Ⅲ号戦車も75mm砲を備える大改造を受けました。それでもⅢ号突撃砲は主力であり続けたのです。

今回はここまで、次回作を乞うご期待。
Posted at 2020/12/25 21:02:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 模型 | 趣味
2020年12月23日 イイね!

歴代最高の高速安定性を誇る、BCNR33型スカイラインGT-R

本日休業。先日5針縫ったケガもようやく抜糸に至り、ほぼ完治です。
ただ、前髪を上げると完全に見た目筋モンになりましたわ。
なので、今までそうでしたが、これからもずっと前髪を降ろしたヘアスタイルを維持します。
そんな私ですが、良くも悪くも優顔だと言われます。童顔と同じくらいの頻度で言われます。優しい人、心の広い人っていうのは基本的に平和主義のように思われますが、実は怒りの沸点はその辺の人と同じです。その辺の人との大きな違いは、例えて言うなら同じ水でも1Lの水を沸騰させるのと10Lの水を沸騰させるのとでは、沸点の100度に達するには10倍のエネルギーが必要、あるいは同じ火力なら10倍時間がかかるようなものです。
この理屈から、優しい人が怒ると怖いのは沸点に達したときの怒りのエネルギーが常人を大きく上回ってるからです。さらにこの沸点に達するまでに常人の何倍もの怒りのエネルギーの蓄積が必要なことから「器が大きい」って言葉があるんじゃないですかね。
ただ、この器が大きいというのが大きな注意点で、実は単に「人の何倍も怒りを我慢している人」が正しいのです。


そんな「羊の皮を被った狼」と言えば、クルマではまずスカイラインが挙がることでしょう。現行のV37型でも見た目はその辺にいそうなセダンです。
一般的にはその高性能な印象が先行して武骨でいかつい見た目だと思われがちですが、そうではない世代も実はありました。例えばV35型がそうですがあらゆる自動車評論家からその優しいスタイルを酷評されているのが

R33型スカイライン

です。
そもそもスカイラインって元々はファミリーセダンなんですよ。それもプレミアムセダンです。1960年代、カローラが40万円台、クラウンが85万円だった時にスカイラインも7,80万円ほどしました。スポーツイメージが定着したのって3代目のC10系スカイラインからで、2ドアハードトップモデル、クーペモデルがモータースポーツで活躍したための後付けのイメージなのです。逆に言えばセダンしかラインナップされていない現行型は原点回帰したってことです。
では、R33系はどんなスカイラインだったかというと、一言で言えばC34系ローレルと実質的な姉妹車だったということです。
ホイールベースがローレルと同じになったことで居住性は歴代2ドアモデルの中で最高となった代償に間延びしたスタイルから「ダックスフンド」と揶揄され、全体的に丸く、歴代唯一の「垂れ目」にしたことで、スカイラインとしてはかなりおとなしく優しい見た目になったことで、口をそろえて「カッコ悪い」「駄作」などと酷評されました。

私も乗せてもらったことはありますが、セダンかと思うくらいゆったりしてます。それでいて乗り心地もよく、その性能、スカイラインであることを除けば普通の乗用車なのです。
これでいて、

BCNR33型 スカイラインGT-R

は、登場当時は国産最強スペックであり、その見た目とは裏腹にCMでのキャッチコピーである「マイナス21秒ロマン」とは、先代のBNR32型スカイラインGT-Rのニュルブルクリンク北コースのラップタイムを21秒も縮め、国産としては初めて8分を切ったモデルとなりました。
普段は普通の乗用車だけど、戦闘モードに入れば手が付けられないモンスターマシンに化けたのです。
そして、歴代きってのロングホイールベースは、居住性の向上という副次的なメリットだけではなく、歴代最高の高速安定性を誇りました。
R33型スカイラインの一番の強みというのは、世間が酷評するアンダーステアにこそあり、アンダーステアってことは「どこまでも安心して踏み込める」事に尽きるでしょう。そりゃタイトなレイアウトで低中速域だとFD3S型RX-7とかの方が断然いいでしょうけど、オーバーステアだったら高速度域においては恐ろしくて踏めたもんじゃないですよ。

湾岸ミッドナイトでも、黒木隆之がこのことについて言及して自身のR33へのこだわりを力説してますが、私も基本世間の評判なんて所詮2ちゃんねるレベル、もっと言うなら便器に吐いたタンカス程度にしか思いません。
それこそ「それってあなたの感想でしょ」
そして私自身R33型は歴代で1,2を争うくらい好きです。
だから、世間に対して、常識に囚われた連中に対して、私はこのセリフをよく放つわけですよ。

訳知り顔が小賢しい理屈で~

笑わせるぜ、何もわかっちゃいないクセに

ってことで、今回制作したのは、定番になりますが、タミヤの1/24のものになります。こちらも20年ぶりの再制作ですね。
フジミからもラインナップされてますが、どうひいき目に見てもタミヤの方が圧倒的に完成度が高いため、タミヤ一択でしょう。
今回キットにない部品は一切使ってませんが、アレンジはしています。

前側から

車体色は白を選択。やはり黒木隆之の影響を強く受けています。
ホイールは金色にしました。
また、フロントリップスポイラーも車体同色に。

正面から

特徴的な垂れ目のヤサ顔です。世間的には酷評されてますが、私はこの顔がお気に入りです。大体ね、「速そうに見えて遅い」より、「速そうに見えないのに速い」方が良いでしょう。ギャップ萌えってやつですよ。

後ろ側から

一目でスカイラインとわかるこの後ろ姿もお気に入りです。
リアスポイラーのフラップは黒にしました。なんかその方が締まった印象があったので。

右正横から

これが「ダックスフンド」と揶揄されてきた横姿です。
これのどこがカッコ悪い?カッコ悪いと思ったなら眼科受診を強くお勧めします!!R33がカッコ悪かったら今時のクーペはもっとカッコ悪くなります。
近年のクーペって大体こんな感じのスタイルでしょうに。

大体ね、R33を酷評する奴にろくな奴はいないです!そんな奴はまず自分がその容姿性格共に底辺であることを世間全ての人から酷評されるべきですよ。
R33は間違いなくいいクルマです。今思えば買えるときに買って乗るべきだった、そんなクルマです。まぁ後悔してるわけじゃないですけどね。

やさしそうだけど威圧感があるR33のスタイル、最高です。
出来れば4ドアモデルが作りたかったです。
そしてR33だけなんですよね、PGC10型以来になるスカイラインGT-Rの4ドアモデルがオーテックの限定で復刻されたのって。
それだけでも非常に貴重なモデルだったのです。
Posted at 2020/12/23 21:33:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | 模型 | クルマ
2020年12月13日 イイね!

航空戦時代の到来 九六式陸上攻撃機

祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を表す

有名な平家物語の冒頭ですね。

大航海時代から1930年にかけて、海での戦いは軍艦での砲雷撃戦、艦首の衝角による体当たり攻撃、あるいは水兵が艦上で殴り合いをするというものでした。

第一次世界大戦時から航空機による爆撃、第二次世界大戦勃発後からは航空雷撃が行われていましたが、本格的に航空機が主力になったのは1941年まで待たねばなりませんでした。

1941年12月8日、大日本帝国海軍による真珠湾攻撃がその大きな転機と言われていますが、当時オアフ島で撃沈されたのは、戦艦アリゾナ戦艦オクラホマなど旧式の、それも停泊中の艦であり、奇襲攻撃だったという限定的な条件でのものでした。

そして、航空戦が主力になる決定的な出来事は同年12月10日、真珠湾攻撃からわずか2日後の、マレー沖海戦です。当時既に旧式化しておりながらも、後継機の一式陸攻と共に、「不沈艦」と呼ばれた当時最新鋭の戦艦の撃沈したのが、大日本帝国海軍の陸上攻撃機、

九六式陸上攻撃機

です(以下九六陸攻)。艦隊これくしょんでは、イベント海域でいつもお世話になってます。今回のイベントでも使っております。
当初、陸攻って名前だけに陸軍機だと思っていましたが、実は海軍機なのですね。陸軍攻撃機ではなく、陸上攻撃機。すなわち、海軍の陸上基地を拠点として作戦行動する、主に空母を拠点とする(例外あり)艦上攻撃機と区別した命名ってことですね。

マレー沖海戦における九六陸攻の活躍は、こちらをご覧されたし。


ちょんまげを結って刀を差し、後進国だった日本が、開国後100年も経たないうちに、欧米に肩を並べ、航空機製造技術まで世界基準に達したことを知らしめた歴史的名機です。
映画「聯合艦隊司令長官 山本五十六」の真珠湾作戦会議にて、「ハルノート」による外交の攻防で、真珠湾攻撃直前にアメリカが「ハルノート」を取り下げれば作戦を中止することに不満を持った将校に対し「我々が百年兵を養うは何のためであるか!」と叱咤する場面がありますが、この100年のことです。
そう、ペリー来航以来、日本は常に欧米から後進国として、有色人種の国として舐められ、搾取し続けられ、日清、日露戦争を経てようやく不平等条約を破棄させてもまだ欧米は日本を自分たちより下に見ており、いつ日本がアメリカの植民地になってもおかしくありませんでした。
そのため現代の価値観で当時の日本をやたらと非難したがる人がいますが実際は前後の歴史を顧みると正義は日本にこそあったと言って過言ではありませんこのことはアメリカですら認めているのです。ただ、それを認めてしまうと戦勝国である欧米こそ自己矛盾だらけになり都合が悪いので、敗戦国であり黄色人種の国である日本がすべての責を負わされただけにすぎないのです(その証拠にドイツとイタリア、更にはフィンランド、タイ王国などはそこまで悪者扱いされていない)。更に言えば被害者ぶってる韓国も日本を悪者にするなら同道です。日韓併合及びその内容をお忘れか?そこのところ勘違いしないでもらいたいものです。

更に言えば、1941年当時の軍艦には対空兵装は備えてはいたものの、来襲する敵機を撃墜するというより追い払う程度で、弾幕を張って敵航空隊そのものを撃滅するには程遠いものでした。あまつさえ航空攻撃で撃沈されるとは夢にも思わなかったので、マレー沖海戦における戦艦プリンス・オブ・ウェールズ及び巡洋戦艦レパルス撃沈の報は、世界に衝撃が走ったのです。
そして時代は、航空機が主役に。


今回制作したのは、1/72のマイクロエース社のもので、昭和設計のかなり作りの粗いものですが、プリンス・オブ・ウェールズにとどめを刺した美幌航空隊所属の22型としました。キットは11型ベースなので随所に加工が必要で九六だけに苦労しました。




機首側から

双発機って単発機と違って機首がシュッとしているためかっこよく見えます。
また、一式陸攻やB29などのように機首が窓になってないのもかっこいいです。

機尾側から

垂直尾翼が双翼っていうのがかっこいいですね。

右側から

陸攻だけに魚雷も付いていましたが、プリンス・オブ・ウェールズにとどめを刺した爆装のものとしました。250kg爆弾8発が剥き出しで吊るされていたのですね。

迷彩嫌いですが、美幌航空隊を再現するために塗装しました。
今回はタミヤアクリルミニの濃緑色と茶色のツートーンです。
手塗りなので多少実機とは異なりますが、実際は1機1機迷彩は多少違っていたし、誰の機を特定しているわけでもないのでこれでいいかと思います。

ではでは、また次回作に乞うご期待。
Posted at 2020/12/13 20:55:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 模型 | 趣味
2020年11月17日 イイね!

新作制作開始&近況報告

ここのところ忙しくて模型製作に手が付けられずでした。
取り敢えず今日は新作を途中まで進めてます。
今まで筆塗装とスプレー塗装でしたが、今回からはより精度を高めるためにハンドピース塗装を採用しています。


あれ、またS110クラウン?と思ったかもしれませんが、
前回制作したのは、MS110型クラウン スーパーサルーン ターボです。

今回は、MS112型クラウン ロイヤルサルーンで別車種です。

今月からは模型製作は週刊艦船模型、月刊クルマ模型という訳にはいかず、月に2,3作できればいいところだと思います。
楽しみにしている方、申し訳ございません。

何故忙しくなったかというと、実は先月会社を退職しました。
そして、転職活動もしていません。
今月より思い切って、脱サラすなわち

独立開業

しました。
よくその見た目から「どこかの社長さんかと思った」と言われますが、本当に「どこかの社長さん」になりました(笑)やっとクラウンに相応しい身分への第一歩になったわけです。
まぁぶっちゃけ、今回の脱サラで多くのものを失いました。
主に友人ですね。

どうせしんどくなっただけだろ
夢ばっかり見て現実から逃げ回ってるだけだろ
そんなやつとは付き合いきれない
お前は他人には厳しいが自分にはどこまでも甘いやつだからな

まぁしゃあない、多くの人は自分の見えているちっぽけな世界こそがすべてですから。それに何かを得ようと思えば何かを捨てねばならない冷酷さも必要なのもまた現実。

燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや

この言葉くらい覚えておけと捨て台詞を放って袂を分かちました。
「私は、自分が正しい、進むべき道だと信じたなら、どんな手段だろうと、どんな犠牲があろうとも、突き進むだけだ。その先でどんな答えが待っていても、私は決して後悔しない!我人に背こうとも我人に背かせじ。」

moveの「strike on」が私のテーマ曲です。

男に生まれたなら、守りに入った人生などクソ食らえ!
サムライとは、最期まで攻め続けることだ!最後まで貫くことだ!それが「誠」ってもんよ。

人生に勝ち負けなんてないんだよ、戦うか、退くかのどちらかだけだ!
どっちがいいかなんてそんなの好きにしろ!
だけど他人にその好きを押し付けんな!
そして、その好きがもたらした結果に責任を持て、絶対後悔すんな!

まあ私はよく人の話を聞かない人間だと言われますが、それはそいつの話の内容がくだらないだけ、聞く価値のない話を聞かないのです。逆に聞くに値すると思えば相手がうんざりするぐらいぐいぐい食らいついて放しません。

愚者は経験を語り、賢者は歴史を語る。

この言葉がすべてです。特に経験則だけでモノを言ってくる人間の言うことなど取るに足りないと思ってます。その経験則から歴史を顧み、今を測った上で先々を見据えた話が出来る人なんて一部ですからね。



今の私は正直

墨俣の一夜城の城主

に過ぎません。けど、木下藤吉郎秀吉はそこから額に汗して働いて日本を統一し、太閤にまで上り詰めたのです。

言い方は悪いですが、安定した企業で安定して給料を得、最大限の保証を受けて安定した生活を求めるっていうのは、その企業の社長や会社を大きくし安定する努力をしてきた先輩方たちのひったクソを食っているだけに過ぎないんですよ。
そしてそれを我が国では「常識」としてきました。バブル崩壊まではね。
私に言わせれば、(多くの人のご都合主義を正当化するための)常識なんてクソ食らえです。「善意」と「誠実さ」「勇気」こそが人としての必要最低限です。

これからの令和はそうはいきません。

自分の働きが誰かの役に立ち、会社に利益をもたらすことでさらに会社は大きく安定し、自分の給料も増えて生活が安定していくべき、「安定」ではなく、「高収入、安定収入を得たかったら自分から頑張らないといけない」というものの考え方でなければ生き残れません。

そして何より、私自身会社不信です。頑張ってくれたら給料増やす、重要なポストを与える、とか何とか甘言を受けて必死に頑張ったけど何一つ報われることはなくいいように浪費されただけの人生でした。
だからブラック企業に何か就職するくらいだったら、自分が会社を立ち上げて(まともな考えと感覚を持った)誰もが居心地のいいホワイト企業の社長になるんだという信念はずっと持ってきました。ないなら作ってしまえばいいんです。

今回はその第一歩を踏み出したに過ぎないのです。理解できない人は理解できなくて結構。人生いろいろなのでね。

にしても、あー忙しい。
Posted at 2020/11/17 20:40:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 模型 | クルマ

プロフィール

「先日制作したR34スカイライン天道咲夢スペシャルですが、テールライトハウジングを塗装してV36っぽくしました。ブログにアップするほどでもないと思い、こちらに載せます。」
何シテル?   11/19 08:02
生粋のエンスージアストにして普通自動車第二種免許保有の正真正銘プロの運び屋です。 普通免許取得時の私のあだ名は「奇跡のドライバー」。運転センスゼロで、自動車学...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/11 >>

      1
23456 78
9 1011 12131415
1617181920 2122
23242526272829
30      

愛車一覧

トヨタ クラウン 皇冠ハルカ (トヨタ クラウン)
前後シャクヤク横姿はボタン、走る姿はユリの花。大和撫子をクルマにしたような、ザ・日本車で ...
トヨタ クラウンハードトップ 皇冠 百合 (トヨタ クラウンハードトップ)
初めてのクラウン。 現存写真はこの1枚だけ。 父から譲り受けました。 歴代クラウンの中で ...
日産 プリメーラ ディアナ・プリメーラ (日産 プリメーラ)
初めはガンメタのノーマルルックでしたが、プリメーラとしては珍しいエアロを装着していること ...
トヨタ クラウンマジェスタ 皇冠理利愛 (トヨタ クラウンマジェスタ)
平成9年1月10日生まれ。総走行距離27万kmオーバーです。 当時東京都江東区に住んでい ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation