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埴方ひかりのブログ一覧

2020年03月23日 イイね!

Z32型フェアレディZ(ノーマルルーフ)更新

本当は昨日模型の新作をアップする予定でした。
しかし、制作途中で問題が発生したために一時中断し、しかも手直ししないといけない箇所がいくつか見つかり、都合よくいけば明日アップします。
その問題発生のおかげで、副産物が出来ました。
それは、もう3年も前に制作した模型だったのですが、今回の問題発生のためにタイヤ&ホイールを引っ剥がされた状態になっていました。
そして今日新しいタイヤ&ホイールが届いたので更新することにしました。

フジミ模型1/24 

Z32型フェアレディZ 300ZX

です。実はこのZ、2度もタイヤ&ホイールを取られています。
1度めは付属のBBS-RSⅡをミニ理利愛に流用。


こちらは実車の理利愛

実車の理利愛と揃えるために、タイヤ&ホイール欲しさにタミヤではなくフジミのフェアレディZを購入したのです。
そのため、たまたま余っていたBNR32型スカイラインGT-Rのホイールを間に合わせで履かせていたのです。
以下、完成時のフェアレディZ
前側から


後ろ側から



今回は、3年も前のものだったので埃などをかぶっており、メンテナンスを兼ねて似合いそうなデザインのタイヤ&ホイールを履かせてあげました。

改装後

前側から

ベルサス・EUライン V-152 18インチです。
本当はBBS-Vスペックあたりでもいいかなと思ったのですが、あまり派手でなくしかしオシャレに見せるならこれかなと思っての選択です。

後ろ側から

良い感じに映えますね。履かせた時にちょっと大きいかなと思ったのですが、かえって車高が下がった風に見えてシブいと思います。

右正横から

良い感じにいやらしさがなくキレイにバッチリキマッたと思います。
貴婦人に派手さは不要、必要なのは品の良さとまとまりですね。

では、また次回。
Posted at 2020/03/23 18:44:59 | コメント(1) | トラックバック(0) | 模型 | クルマ
2020年03月17日 イイね!

戦車界のアイドル、チハたんの改良版 チハ改

模型制作は、週刊艦船模型ではなくなりました。
何故なら現在97隻も制作済みで一応あと20隻ほどは予定にありますが、全部作ってしまったらその後どうしようかと言うことでわざとペースを落としています。
そのため今月は艦船模型を制作する予定はありません。
その代わり、ここ数カ月ほどは月刊クルマ模型は継続どころか月2台作ることもあるし、航空機模型と戦車模型が月刊化しました。とは言え航空機模型と戦車模型は数量限定制作です。
今後は艦船模型の代わりにクルマ模型に力を入れていく予定です。
そして、先日は航空機模型だったので今回は戦車模型です。
それも久々の我らが大日本帝国陸軍。
戦車界のアイドル、

チハたん

の、改良版、

九七式中戦車 チハ改

です。

チハたん∩(・ω・)∩ばんじゃーい

チハたんの詳しい説明は、すでに制作済みの1/35の九七式中戦車 チハの項目にあるのでそちらをご覧されたし。
まず、チハたんは1937年に制式採用された歩兵戦車で、その用途は歩兵支援であって対戦車戦は想定しておらず、短砲身の57mm野砲は装甲貫通力が低かったために、日中戦争やノモンハン事件では大活躍するも日米開戦となると新鋭のアメリカ戦車に悉く苦戦させられました。
対戦車戦では敵戦車を破壊するだけではなく、装甲を貫通して乗組員を殺傷して行動不能にするだけで十分なのです。それで戦車がまだ行動可能な状態なら鹵獲して自軍の戦力に取り込むことが出来るわけです。なので重視すべきは被害半径(≒火力)ではなく、装甲貫通力だったのです。
そこで、多少の火力減に目をつぶってでも装甲貫通力を2倍に高めた47mm長砲身砲をチハたんに載せたのが、チハ改です。本来はチハの後継として同砲を備えた一式中戦車 チヘを開発して制式採用する計画で、チハ改はあくまで試作車的扱いだったのですが、頭の悪い首脳連中の諸事情で開発も生産も遅れに遅れまくり、チハ改がそのまま戦力として量産されて大戦後期の主力となったのです。
なんでかな、今の日本のトップ連中もそうですが、何か一つのことで成功すると馬鹿の一つ覚えなんですよね。チハが登場した当時確かに世界最強の戦車だったのですが、当然諸外国が対抗馬を出してくるどころか、より強力でより急速に戦車が進化することなど思いもしなかったのです。
言ってみれば、1993年にランサーエボリューションが登場しましたが、何の改良をされることもなく生産が続き、インプレッサがGDB型にフルモデルチェンジしてやっとランサーエボリューションⅡを登場させたようなものだったのです。勝てる要素は小柄軽量な車体ってだけですね。
チハ改が投入されたときには数的にも質的にも圧倒的不利な戦況でしたが、それでもチハたんズは終戦まで奮闘し、時代遅れで弱かったかもしれないけど、完全敗北ではなく局所的な勝利もいくつも収めたのです。
チハ改でもM4シャーマンを撃破可能だった証拠写真↓

(ウィキペディア 九七式中戦車よりパブリックドメイン)
チハ改の47mm砲がシャーマンのどてっ腹を撃ち抜いています。
また、チハ改で中国に残留した1輌が戦後中華人民共和国建国に大きく貢献し、伝説の戦車「功臣号」として祭り上げられています。

キットは1/76フジミ製で、2輌入りのものでした。今回はその片割れで以前にチハを作っているためにサクサクと組めました。総制作時間は6時間ほどです。

前側から

チハたんは最強!はっきりとわかりますね。何がって、勿論可愛さ!!
チハに比べて砲塔がかなり大きくなり、砲身も長くなりました。
今回は迷彩塗装を施していますが、模様は1輌1輌違ったそうなのでオリジナルとしています。また、チハにはあった黄色の模様は史実ではチハ改にはなかったのですが、アレンジとして追加しました。模様こそ違えど西絹代は結構好きなキャラなので知波単学園風にしたと思っていただいて構いません。

後ろ側から

後ろ姿も相変わらずかわいいチハたん改。

右正横から

文字は適当です。読んで字のごとく適当です。分かりますね、「ちは改」と書いてるわけです。何でもかんでも本物そっくりに作るのが模型道じゃないのです。
如何に本物っぽく見せるかがモデラーの腕の見せ所なのです。って別にモデラーになった覚えはないですけどね。

砲身は回ります。しかも、砲塔背面の黄色の模様は偶然なのですが側面の黄色の模様にもぴったり合いました。逆に砲塔側面の黄色も写真の通り、背面の黄色の模様にもぴったり。

これによってかわいさはさらに2割5分増しですな。

今回は苦手な迷彩塗装も割と映えたのではないですかね。自己評価としては十分満足いく仕上がりです。さて、2輌目はどう料理してやろうかしら。
となると、1/76チハたんももう1輌作りたくなってきました。

もう完全にチハたん沼にハマってしまいました。
Posted at 2020/03/17 21:08:20 | コメント(2) | トラックバック(0) | 模型 | 趣味
2020年03月15日 イイね!

「トップガン」の主役となった伝説のジェット戦闘機 F-14Aトムキャット

艦船模型、クルマ模型、戦車模型、そして航空機模型をずっと作ってきましたが、よく聞かれることがあります。
クルマ模型に関しては、
「現行のクルマは作らないんですか?」
はっきり言いましょう、興味ありません。
トヨタ TS-050スープラ、スバルBRZくらいなら作ってもいいかなってところです。
艦船模型や航空機模型、戦車模型に関しては、
「戦後のモデルは作らないんですか?」
偶々作ってないだけです。
何でしたら前アカウントの時に今は退役しましたけど海上自衛隊護衛艦DD-123 しらゆきは制作しました。
それと、非公開ですが戦後の英国の42型ミサイル駆逐艦 リヴァプールを制作しています。ご希望があればアップしますが、興味ないでしょ?
今回は、小学校時代のビッグワンガム以来となる戦後のジェット戦闘機です。
ちゃんとした模型としては初めて挑戦するジャンルです。
弟は、F4-Eファントムと、F/A-18ホーネットを作ってましたけど、興味がなかったわけじゃありません。作る機会がなかっただけでゲームの「エースコンバット」はやってましたし、最近では古くなりましたが「H.A.W.X.」をやるようになりました。
今回は、あの伝説の映画を見て以来初めて好きになったアメリカ海軍機です。
その映画とは、トム・クルーズ主演の

トップガン

あの名曲と共に有名な映画ですよね。

ケニー・ロギンスのDanger Zone。ついアクセルを踏み込みたくなるドライブミュージックで私もしょっちゅう聴いてます。
はい、その主役となった伝説のジェット戦闘機、

グラマン F-14A トムキャット

です。その愛称は邦楽の「TOUGH BOY」で有名なアーティスト名にも使われてますね。
トムキャットの魅力はMVで十分伝わってくるはずなのであえてウィキリンクしません。
登場後しばらく世界最強の戦闘機として今や伝説となっていますが、その特徴は何と言っても可変ウイングです。主翼の角度がスピードに応じてコンピュータ制御で変化するのです。この可変ウイングのカッコよさに惚れ込んだ人は数知れず、私もその一人です。現在ではSTOLやVTOLの登場やデルタ翼機に取って代わられましたが、何よりロマンがありました。外部兵装は射程150kmを超える空対空ミサイル AIM-54フェニックス、同じく空対空ミサイルのAIM-9Gサイドワインダー、副兵装としてAIM-7Eスパロー、固定兵装はM61A120mmバルカン砲と、エースコンバットファンならおなじみですね。
最高速はマッハ2.34を誇ります。艦載された空母は日本の悪名高き左翼共が起こした事件でも有名な世界初の原子力空母CVN65エンタープライズやトップガンで同艦役として使われたCV-61レンジャーが代表例ですね。残念ながら自衛隊に配備されることはありませんでした。この2艦は共に第二次世界大戦の武勲艦の生まれ変わりです。
エンタープライズは現在退役していますが、2027年にジェラルド・R・フォード級3番艦として生まれ変わる予定です。
ちなみに、初代エンタープライズもトムキャットのご先祖であるグラマンF4Fワイルドキャット、戦時後期の日本でグラマンと言えば大体こやつを指すF6Fヘルキャットを載せていました。共に名機であるこの2機の名前ですが、私はソクラテスの妻クサンティッペと並んで嫌いな女性を指す隠語としてよく使ってます。俗語で「阿婆擦れ」「クソ女」。特にワイルドキャットは本来は野生の猫のことなのですがアメリカ映画じゃたまに使われてますね。
歴史上では、イラン・イラク戦争、レバノン内戦、リビア爆撃、湾岸戦争などに参戦、記憶に新しい中ではアフガニスタン戦争やイラク戦争でも誘導爆弾を投下して戦果を挙げています。
現在は、アメリカとの緊張が高まっているイラン空軍で使用されています。アメリカ軍では全機退役しました。

キットは昭和40年代当時のハセガワの1/72のもので、デカールの殆どが使い物にならなかったので、素体として完成させました。
やはりレシプロ機とは勝手が違ったので、ざっと15時間くらいかかったと思います。

機首側から(主翼を広げた状態)

トップガンの登場機を参考に制作。
機体色はトップガンに倣ってアメリカ海軍艦の塗装としては定番であるタミヤのスカイグレイを選択しました。風防の枠もよくある黒じゃなくスカイグレイにしています。また、クリアーを上塗りして艶を出しました。一応すべて筆塗装です。
主翼の信号灯も再現。デカールは国籍マークのみ何とか使えました。


機尾側から(主翼を広げた状態)

2枚の垂直尾翼と、2基のアフターバーナーがかっこいいですね。製造コスト高そうです。垂直尾翼の信号灯も再現しています。

右翼側から

典型的なジェット戦闘機の形ですね。主翼側にサイドワインダーとスパロー、腹部にフェニックス4基搭載のバージョンとしました。

機首側から(主翼を後退させた状態)

デルタ翼機っぽい外観になりました。
最高速で飛ぶときは主翼を後退させて抵抗を減らしているわけです。

機尾側から(主翼を後退させた状態)



これを機に戦後のジェット戦闘機も何機か制作予定に入れました。
実は私が排露思想なのがトップガンを始め冷戦時代のアメリカ映画の影響を強く受けているのは確かです。それでなくても終戦の前後に中立条約を破って我が国に対し火事場泥棒をし、何千と言う日本の女性を強姦、何十万と言う日本人を虐殺し、未だに謝罪も賠償もないどころか北方領土問題と言う遺恨を残し、我が国に対し掠奪や虐殺、領土侵犯に挑発まで繰り返しているわけで、貿易はしていても講和はしていないから敵国に変わりはなく、そりゃ坊主憎けりゃ袈裟も憎くなって当然。大学時代は共産主義に傾倒したこともありましたけど、何だかんだ言って共産主義をどこまでも嫌悪してもアメリカは憎めない国なんですよ。
特に好きなジェット戦闘機はアメリカ機が大半です。
Posted at 2020/03/15 19:00:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 模型 | 趣味
2020年03月08日 イイね!

ホンダが生み出したスーパーカー NA1型NSX

ようやく母からのお年玉で買った模型が完成しました。
少年時代の私はホンダが大嫌いでした。
昭和末期から平成初期の大阪でホンダ車と言えばシビックをはじめとする環状族の印象が強く、ホンダ車と言えば低級車ばかりで1990年代のホンダ党は単にトヨタ日産憎しの偏屈者という偏見を持っていました。
小学校6年のころに、ビッグワンガムで初めてそのクルマを当てました。
スーパーカーと言えばフェラーリやランボルギーニ、ポルシェなどを挙げる人が圧倒的多数でしょう。私はまさかホンダがスーパーカーを作っていたなんて夢にも思ってませんでした。それが今回制作した、

NA1型 NSX

です。
その姿を見た時の衝撃たるや、私のそれまで持っていたホンダ車の印象をぶち壊すのに十分でした。その販売価格は安くて830万円、高いタイプRだと970万円(NA2型では遂に1000万円を超える)と、まさにスーパーカーでした。
NSXとは、ニュースポーツカーXの略だそうですが、まごう事なくスーパーカーです。
オールアルミボディで車重は標準車で1350kg(MT)、タイプRで1230kg。搭載されるエンジンは未だにクラス史上最強と言っていい3リッターV型6気筒DOHCのC30Aで、最高出力280ps、最大トルク30.0kg-mと、とても3リッターNAエンジンとは思えないハイスペックを誇り、参考ゼロヨンタイムは最強モデルのタイプRで12.72秒という破格の加速性能でした。
どのゲームをやっても強敵です。
また、そのスタイルはミッドシップレイアウトでありながらリアオーバーハングが長いことも大きな特徴でした。これは、NSXの開発者がいかにクルマ好きだったかを物語っており、フェラーリやランボルギーニなどのようなスペック厨とは一線を画しています。実は、高い耐久性を得るためと、空力と言えば一般的にはCd値ばかりに目を向けがちですが、ダウンフォースを得ると言う面で不可欠なCL値を高めて安定性を上げると言うものであり、いかにホンダが本気でNSXを開発したのかがよくわかります。当然それほど長いと余裕が生まれて副次的にラゲッジスペースが出来てデートカーにも使えたとか。
ゼロヨンチャンプにグランツーリスモなど、数々のゲームで敵として出会えばとにかくバカみたいに速くて鬱陶しいが、自車となればこれほど記録を出しやすいクルマはそうはなく、見栄を張って無駄金を使いたいならポルシェやフェラーリ、実利を取るならNSX、異論は認めません。
また、スーパーカーでありながら破格の低燃費もNSXではの大きな利点です。
その航続距離は同年代でいうならフェラーリ・348の倍を走ってもお釣りが来ます。また、直線以外では348はNSXに歯が立ちません。直線でもゼロヨンなら言わずもがなです。
NSXのおかげで私のホンダ嫌いは随分と緩和され、CD型アコードやDC2インテグラ前期型など、ホンダ車の中にも好きなクルマが出てきました。未だに少なくとも私と同世代か一つ上の世代のホンダ党は大嫌いですが、ホンダ党と言うだけで敵意剥き出しにしていた若い頃と違って丸くなった今ではトヨタや日産をディスらないホンダ党なら大歓迎します。

20年ぶりなのでじっくり作りました。総制作時間はざっと20時間ほどですかね。
車首側から

車体色は白と黒のツートンを選択。これはゼロヨンチャンプRRを初めてクリアした時の愛車と同じ色です。当時まだホンダへの嫌悪感が抜けきれなかったが、どうしてもスカイラインGT-Rではラスボスに勝てなかったので仕方なく選んだら難なく勝てました。単に技量不足なだけでしたが。
ドアミラーは純正ではなくフェアレディZに付属していたビタローニミラーをガンメタ塗装して取り付けました。
また、今では絶滅してしまったリトラクタブルヘッドライトを上げた状態としました。今となってはなんか眠たそうだけどかわいい顔ですね。

車尾側から

特徴的なテール回りです。後ろ姿は他に類を見ないNSX独特のものです。

右正横から

ザ・スーパーカーですね。やはり車高の低いクルマはかっこよく美しいです。
こういうのをかっこいいクルマって言うんです。
車高の低さは知能の低さですって?それ、地上高と勘違いしてませんか?

主機の再現

C30Aが再現されているが、タイプRっぽくシリンダーヘッド周りをメタリックレッド塗装してみました。
また、クーラントサブタンクもクーラントが入ってる状態をしっかり再現しました。

上から

エンジンカバーを取り払っていつでも主機を覗けるようにしています。
カバー自体は接着剤さえつけなければ脱着できるんですけどね。

右俯瞰視点から

ゼロヨンチャンプRRのグラフィックと同じレイアウトにしてみました。
やっぱりかっこいいですね。
そして美女は垂れ目、はっきりわかりますね。

スーパーカーと言えば何故か国産車を挙げる人が世間一般では圧倒的少数ですが、日本人でクルマ好きを名乗るなら、

トヨタ 2000GT
ホンダ NSX
レクサス LFA


くらいは挙げましょう。でなきゃ外国の人になめられますよ。
日産GT-Rもスーパーカーとして扱っても十分でしょうね。
NSXは好きなクルマベスト10には入りませんが、ベスト20には入ります。
そもそもクルマって何万車種もあるわけなので、私内部ではベスト30くらいまではどれも甲乙つけがたいほどにかなり好感を持っているクルマたちです。

余談ですが、私の好きな漫画であるCLAMPの「魔法騎士レイアース」にもNSXと言う名前の戦艦が登場しました。勿論その名の由来はこのクルマです。
Posted at 2020/03/09 00:27:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | 模型 | クルマ
2020年03月07日 イイね!

最期に勇気を見せたヘタレ戦艦シャルンホルスト

第2次世界大戦時の強い海軍と言えば、大日本帝国海軍、大英帝国王立海軍、アメリカ海軍が3強でしょう。
ドイツはと言うと、確かにユトランド沖海戦をはじめ、第1次世界大戦時では確かに海軍強国の中に入れても良かったのでしょう。
しかし、第2次世界大戦では、潜水艦による群狼戦術に頼りきりで重巡洋艦と戦艦、空母を建造することを惜しんだため、弱小海軍に成り下がりました。
艦これのWikiで、未成空母グラーフ・ツェッペリンの項目を読むと、「所詮ドイツに空母なんて分不相応なんだよ」なんて書かれてますしね。
今回は、ドイツ海軍では数少ないまともに戦ったうちに入るが基本ヘタレだった、

戦艦シャルンホルスト

を制作しました。純粋なMade in Chinaであるミニホビーモデルズ製、どこまでもチャイナクオリティながら唯一の1/700フルハルモデルなのです。
実はグナイゼナウとして買ったのですが、蓋を開けて説明書を見ると、「なんだこれ…あ艦これ」でした。確かに箱絵もグナイゼナウなのですが、どう見てもシャルンホルストなのです。
姉妹の大きな違いは後部マストの形状と位置です。どうやってもグナイゼナウとしては作れませんでした。
なので、シャルンホルストとして制作しました。

1936年10月3日生まれの天秤座。私と1日違いか。ヘタレ戦艦なのは天秤座特有の平和主義のせいか。
満載排水量39100tと戦艦としては標準的なもので、主砲は28.3cm3連装砲3基9門と、前時代的なものでした。これではあらゆる戦艦の装甲を抜くのは不可能でしょう。速力が30knotを超えるので、巡洋戦艦として扱われる場合があります。
シャルンホルストは主に通商破壊作戦に従事しましたが、ナルヴィク沖海戦では、巡洋戦艦レナウン戦艦ネルソンと誤認して(29knotネルソン事件)ビビった姉妹は一応レナウンに命中弾を与えて小破させるも、グナイゼナウはレナウンの砲撃をまともに食らって中破、そのまま姉妹揃って逃げ帰りました。
しかし、ヘタレ戦艦姉妹にも見せ場はありました。ユーノー作戦です。
この作戦での戦闘で、姉妹は空母グローリアスと、駆逐艦アカスタアーデント姉妹を撃沈しました。
それ以降の通商破壊作戦では、1941年2月に目標の船団を発見した時に、直衛のリベンジ級戦艦ラミリーズの姿が見えたためにビビって逃げ帰り、3月8日に性懲りもなく英国船団を襲おうとしたら、なんとクイーン・エリザベス級戦艦マレーヤが睨んでいました。
マレーヤ「これはこれはドイツのヘタレ戦艦姉妹ではございませんこと。何か御用ですの?」
シャルンホルスト姉妹「あ・・・いや、これは・・・その・・・・し、失礼しましたあ~~~~~~。」(あいつの主砲なんか食らったらただじゃすまないよぉ。こっちの283mm砲なんてあいつの装甲抜けないし)

どぴゅ~~~~~~ん

逃げ足だけは速かったのです(マレーヤ25knot シャルンホルスト31.65knot)。
妹のグナイゼナウはヘタレ戦艦のまま、ナチスの命により自沈処分されましたが、シャルンホルストの最期は北岬沖海戦で最後のドイツ戦艦としての海戦であり、14隻もの王立海軍相手に逃げながらも主砲を殆ど撃ち尽くすまで戦い、重巡と駆逐艦1隻ずつを中破、戦艦と軽巡1隻ずつ小破させ一矢報いるも、13発の14インチ砲と多数の中小口径砲の命中弾、魚雷11発を被雷し撃沈されました。乗員1968名のうち、生き残ったのはたったの36名でした。
ドイツの戦艦で第2次世界大戦においてまともに戦争したのは、シャルンホルストとポケット戦艦3姉妹だけだったのです。

去年の11月から制作に取り掛かったのですが、とにかく作りがあまりにも酷過ぎました。フルハルモデルにも関わらず、購入したのは1000円弱と言う破格値ですが、これぞザ・チャイナクオリティでした。同じMade in Chinaでも日本や英国のメーカーが技術提供、監修、開発に携わっているトランぺッターやドラゴンと違い、純中国産です。
制作期間は途中中断してますが、その期間を含めてしまうと4カ月。総制作時間は約24時間にも及びました。その1/3ほどは補修や加工に費やしました。
所詮共産主義が生み出すものってこの程度です。過去最悪の駄作ですが、生暖かい目でご覧ください。

艦首側から

まず目につくのが、吃水部です。
開発者に何故ですかと言いたい。ここまで吃水を深くした理由。普通どう考えても乾舷の高さと同じくらいの深さです。この吃水の深さは、縮尺的には倍以上の排水量がある戦艦大和クラスです。あまりにも酷いので吃水部が出来るだけ目立たないよう俯瞰視点からの撮影としました。
色はドイツ艦としては比較的濃い灰色なので、タミヤのダークシーグレイを選択。甲板は2分割されてましたが、継ぎ目の段差と断面があまりにもちぐはぐすぎたので加工して均しました。
また何故ですかと言いたい。錨鎖を再現しなかった理由。日本の初期の艦船模型にだって錨鎖の再現はしてますよ。
仕方ないので、100均で買ったアクセサリー用のチェーンで再現しました。あえて色を塗ってません。

艦尾側から

深すぎる吃水も艦尾側からならそこまでひどく思えませんね。
しかし、何を思ったのか艦尾の旗竿がこの倍くらいありました。普通これくらいの高さでしょう。切った残り半分は、再現されていない艦首の旗竿にしました。
そして、デカールがなかったので、ダサいナチスの鉤十字ではなく鉄十字旗を自作しました。

右舷俯瞰視点から

排水量の割に巨大な船体です。改めて見ると、粗が目立ちますね。
これでもあちこち手直ししたのです。それくらい元の作りが酷かったのです。
4連装機銃はアドミラル・ヒッパーから流用してますし、艦載機もプリンツ・オイゲンの余り物です。

どうあがいても日本製には絶対勝てませんね。
所詮共産主義は共産主義でした。
素直にタミヤの洋上モデルを買うべきでした。フルハルにこだわったのが間違いでした。
数少ないドイツ戦艦だからこそだったのです。
だけど、何とかここまで頑張って作りました。
Posted at 2020/03/07 20:28:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 模型 | 趣味

プロフィール

「先日制作したR34スカイライン天道咲夢スペシャルですが、テールライトハウジングを塗装してV36っぽくしました。ブログにアップするほどでもないと思い、こちらに載せます。」
何シテル?   11/19 08:02
生粋のエンスージアストにして普通自動車第二種免許保有の正真正銘プロの運び屋です。 普通免許取得時の私のあだ名は「奇跡のドライバー」。運転センスゼロで、自動車学...
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