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埴方ひかりのブログ一覧

2020年07月18日 イイね!

【リクエスト制作】GTーRじゃないが性能は一級 DR30型スカイライン RSターボ

幼馴染からリクエストをもらったクルマ模型がようやく完成しました。
丁度彼の誕生日なので、「間に合えば誕生日プレゼント代わりになるね」なんて言ってたところです。
幼稚園の頃、私はクラウンが好きだったのでトヨタ党だったのですが、彼は親のクルマの影響か日産党でした。ちなみに、

当時の私は、コロナでした。

実家のクルマがね。白のST140型でした。え、不謹慎?「たわけ」と言って差し上げましょう。いい加減自粛を自粛しましょう。騒いだ奴らのせいで「コロナ」の名を持つものがどれほど風評被害を受けたと思ってんですか。だから不謹慎だと思った奴こそ「大たわけ」ですわ。気に入らないなら「大うつけ」に言い改めて差し上げます。
まぁ、それは置いといて。
親の影響って大きいのです。今の私もトヨタ、そしてセダン、しかも白ですからね。
そして彼の家のクルマがS110型シルビアでした。当時「西部警察」が放送されていてその影響で「フェアレディZ」と「スカイライン」、「セドリック」、「グロリア」、「ガゼール」と、立て続けに日産車を知りました。
特に、ガルウイングドアに改造されたフェアレディZと、アフターバーナーから火を噴いて疾走するスカイライン「マシーンRS」のインパクトは絶大でした。
クラウンと並んでスカイラインが好きになったのもまさにこれです。そしてすぐにセダンモデルがあること、セダンから始まった歴史なども勉強するようになり、
「スカイラインは6気筒エンジンでなければならない」
とか、
「スカイラインはクーペ、セダンはスカイラインじゃない」
とか、
「スカイラインは丸4灯テールランプでなければならない」
なんて、
くだらない妄想は露ほども持つことはありませんでした。
真実はいつも一つ、
「スカイラインはセダンから始まり、直列4気筒エンジンから始まった。そして当初から高性能モデルであった。」
逆に言うと現行モデルの在り方は初代スカイラインに通じているのです。

当時のR30型スカイラインは実は、FJ20Eという直列4気筒DOHCエンジンを搭載した「RS」系グレードが主力であり、逆にR30型登場当初まで主力だった6気筒モデルはそれに比べると非力でした。反論があるなら先代C210型の対抗馬として登場したMA50型セリカのCMのキャッチフレーズ、「名ばかりのGT達は、道を開ける」を知らないのかと問うて差し上げます。
逆に直列6気筒エンジンはが、NAはL20Sが115ps、L20Eが130ps、ターボを載せてもやっと145ps(グロス値)で、高性能とは程遠いものでした。
一方で、FJ20Eというエンジン、2020年現在でも2Lクラスとしては化け物じみたポテンシャルを持っています。特にエンジンブロック強度は後発のSR20DETを上回るとされ、当初NAで150psを発揮し、ターボ化によって190ps、インタークーラー装備で205psにまでアップすることで面目躍如を果たし、スカイラインを挑発したセリカに後塵を浴びせることになります(当初最強モデルのセリカXXをもってしても最終で175psがやっと)。
ちなみに、FJ20ETは今でもフルチューンをすればゼロヨンで10秒を切るほどのモンスターパワーを秘めています

今回制作したのは、西部警察に登場した前期型ではなく、「鉄仮面」と呼ばれる後期型です。個人的には前期型推しですが、今回はリクエストです。
現行で手に入るのがぼってりした完成度最悪のフジミ製しかないので、あちこち中古で探し回ったところ、アオシマ製の当時物をヤフオクで入手できました。
欲言えばジェネシスオートのがよかったのですが、結果的にいい選択だったと思います。
制作期間は1週間ほど、かかった時間は乾燥時間を省いて12時間ほどですかね。乾燥時間を入れたら40時間くらい行きます(笑)いつも純粋な作業時間だけの表示です。以前作った戦艦大和なんて乾燥時間を入れたら50時間くらい行きますからね。

前側から

リクエスト通り、定番の赤&黒ツートーンです。ヘッドライトレンズにスモークグレーを塗装しました。
昔は武骨で無機質な顔だと思っていましたが、今見るとそこまで下品に見えませんね。今時こそ仏頂面が多いせいで、非常識だけど人の道には外れないまさに「熱血硬派」って言葉が当てはまる面構えです。
当初装備させようかと思いましたが、前期型ならまだしも後期型はちょっとと思って当時定番だったフェンダースポイラーは省きました。よく見るとこの顔の作りってR31型からR34型にまでに通じますね。
むしろGT-Rが前期型の顔に通じているっぽい。

後ろ側から

排気管はSパッケージのものを加工して装着し、ワンオフ感を出してみました。
また、1980年代当時はアマチュア無線が流行していたので、無線用アンテナをリアフェンダーに、後の日産車に見られた電動格納型ラジオアンテナっぽい位置に装着しました。ちなみに、今時の無線のアンテナは小型化が進み、タクシーの行灯よりちょっと高い程度に収まっています。

右正横から

ホイールはBBS-RSⅡを指定していましたが、グレードにちなむ必要もないかと思い、当時の定番、SSR フォーミュラメッシュを選択。それに合わせてタイヤを以前制作したC33型ローレルの余りを引っ張って装着。

右前俯瞰視点から

内装色はジャーマングレイと艶消し赤のツートーンに。またここからは見えませんが、助手席グローブボックス付近にはアマチュア無線機、バックボードにはロンサムカーボーイ(この言葉を懐かしく思ったおじさんは多いのでは?)の置き型スピーカーを左右に装備しています。


これぞ、ザ・エイティースの代表格ですね。
実は今時だからこそそこまで思わないでしょうけど、当時のデザインって直線基調で樹脂バンパーやモールが無塗装だったりと今時以上に白物家電感があり、田舎臭いというか安っぽいデザインが流行りでした。その印象を巧くかき消して粋に見せたのがツートーンカラーという手法ですね。
ただ、間違いなく今時のクルマより品位は上でした。イケイケではあったけどアルヴェルやドイツのBBA(ベンツ、BMW、アウディの頭文字)などのようなオラオラと他者を威嚇するものではなかったから。

存在感っていうのは、オラオラと押し出して他者を威圧するものではなく、他車を惹き寄せるものなのです

大事なのは、品格です。
Posted at 2020/07/18 13:55:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 模型 | クルマ

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