前回の記事に付随したものなのです。
前回、女性にだけ都合のいい男女平等という名の女尊男卑、女性の社会進出がもたらした弊害についてチラッとだけ述べ、
女性に優しい女性優遇国家は成長するどころか衰退する
という、アドルフ・ヒトラーの名言が差別ではなく事実を述べているんだと論理立て、「女性はオワコン」という動画に詳しい説明を丸投げしました。
さて、女性の社会進出を推し進めて、果たして日本は豊かになれましたかね?
答えはNO!です。
1986年に男女雇用機会均等法が施行されたことがきっかけとなって女性の社会進出は徐々にでも進んできましたが、結局女性に給料を払う分、男性の収入が相対的に減ったとみなせるのです。
これは、簡単な話です。女性が社会進出をしたことで生産性が上がると言うなれば、1986年の男女雇用機会均等法が施行されてから現在に至るまで、その分GDPが上がってなければおかしくないですか?
ところがですよ、こちらのリンクをご覧ください。
日本の一人当たりのGDP
確かに額面上は上がってますよ、ええ。1990年と現在を比べた場合。
ただし、1990年に100円で買えたものは今では安くて120円、高ければ200円になってます。
極端な例だと、青島文化教材社の
1/24 HCR32型スカイライン GTS-t タイプM
1990年初頭当時の定価は800円。消費税導入しても824円でした。
現在の定価は税込2640円と3倍になっています。
カルビーポテトチップスが、当時内容量90gあったものが、現在は65gです。
実質GDPが1990年に仮に400兆円ちょっととして、去年が535.9兆円で約4割増ですかね、額面上は。しかし上述の通り物価も同じくらい上がってます。
ってことは、「男は仕事、女は家事育児」の時代から実質全く変わってないってことです。
これをさらにクローズアップするとですよ、現代日本の企業の状況というのは、これはあくまで単純計算ですが、男性10名でやっていたところ、男性5名女性5名となり、男性5名はクビ!あるいは、男性10名は据え置きで女性5名を雇用することになったわけです。
そうすると、前者の場合恐らく体力勝負は男性が主に引き受けることとなり、それまで分散されていた男性一人当たりの身体的負担が一気に増えます。そうするとどうでしょう?同じ給料なのに割を食った男性は仕事に意欲がなくなり、疲弊して生産性は低下します。そうすると今まで定時で終わってた仕事が残業続きで会社は残業代を払わないと行けなくなり、拘束時間が長くなることでさらに疲弊、会社も下手をすると黒字だったのが赤字になることもあり得るでしょう。
後者の場合、そのまま売り上げも1.5倍になればいいのですが、現実そうはいかないでしょう。仮に売り上げが据置(女性5名雇ったところで事務員や作業員だったら売り上げが伸びるわけないし)だと、男性は仕事を取られることにもなり、貰える給料はそれまでの2/3に下がる計算になります。
勿論実態はそんな単純なものではありませんが、数字がまさにこの論理を証明しています。
需要が増えないところに生産人口を上げたところで結局仕事の奪い合い、あるいは給料のさらに割り合いになり、特に男性一人当たりの収入が減るってことです。
となると、共働き家庭が増えるのも無理はないですよね・・・。
つまり、完全に労働力が数字上は供給過多なのです。だから一人当たりの給料は減る一方なのです。人手不足が叫ばれている仕事なんて、誰もやりたがらない所謂3Kの仕事でしょ。逆に事務員なんてどこも要らないですよ、余り過ぎて。
今のバス、タクシー業界や運送業界を見ればよく分かるでしょう。
需要はそんなに増えてないのに、規制緩和が行き過ぎて、業者数と台数がやたら増えて取り合いになり、結局仕事の安売り状態で一人当たり貰える給料が相対的に下がったのです。
結局現代日本の平等論って、何でもその場しのぎ、その時その時で自分さえ良ければいい、現状も将来のことも見据えず、ただキーキー猿のようにわめき叫んでるだけで、それを社会が、常識が許容してしまうからみんな不幸、みんな貧乏にするだけ、自分で自分の首を絞めているだけなんですよ。
それに気づけてないこと自体、頭悪すぎ、盆暗です。
だから物事はもっと多角的に俯瞰して、よく見て、考えて、判断すべきと論じてるわけです。
Posted at 2020/10/03 01:12:55 | |
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