• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

埴方ひかりのブログ一覧

2021年07月30日 イイね!

日本車初のサファリラリー総合優勝車モデル 日産510型ブルーバード

二十四節気の大暑を過ぎてなお暑い日が続きます。
世間では恐らく史上最悪とでも評して良いだろう東京オリンピックで熱い戦いが行われてますが、クルマにおいて熱い戦い、特に暑さとの戦いと言えばパリ・ダカールラリーバハ1000、そしてサファリラリーでしょう。
サファリラリーで日本車と言えば、世間的にはまずは日本人初の総合優勝者を輩出したST185型セリカをイメージする人は多いでしょうが、私はまずイメージするのはダットサン・バイオレットです。まず名前の響きがいいから。と言っても、バイオレットって「すみれ」って意味ですけどね。艦これの吹雪やアズールレーンのクイーン・エリザベスなどの中の人ではありません。因みに花言葉は、色を問わないなら「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」です。
あまり世間的な知名度は高くありませんが、日産ブルーバードの派生車であり、史上初のサファリラリー4連覇を成し遂げた歴史的名車です。まぁクルマ好き名乗るなら知らない人はそうそういないでしょ。
すみれの花言葉からもわかるように、ブルーバードの派生車らしくブルーバードに因んだ命名だったことがわかります。

そして今回制作したのがその母体であるブルーバード、それも日本車初のサファリラリー総合優勝を果たしたモデルである、

ダットサン ブルーバード510

です。その命名の由来はメーテルリンクの「青い鳥」からなのは有名な話ですね。510型は3代目に当たります。
現在の日産・シルフィの先祖に当たり、現在も中国では「日産ブルーバード」の名前は残っています。勿論そのまま残っているのではなくブルーバードを中国語にした「藍鳥」(ラニア)ですが、今丁度中国市場が昭和の日本市場でセダン人気があり、中でもラニアはかつての昭和のブルーバードと同じく人気車種となってます。一応made in Chinaですが、中身は日産車そのもの。そもそも今時トヨタだって一応書類上は国産名乗ってるけど、作ってる人に外国人労働者が多いでしょ。現行の日産マーチに至っては完全にタイ王国生産だし。先ほどの藍鳥に画像リンクを貼ってますが、日本で売られないのが不思議なくらいデザインも良いです。
もっとも、今時セダンなんてプリウスでもない限り日本国民が世界に恥ずべき風潮「同調圧力」で「オッサン車」としてバカにされますが(そもそもセダン=オッサン車という位置づけ自体根拠なく理解不能)、そもそも世界を目に向ければ日本国内のミニバン人気なんてガラパゴスも良い所です。その証拠に輸入車は、ベンツもBMWもアウディも一番人気はセダンでしょ。そしてこの矛盾、歪に気づけない人があまりにも多いこと。

昭和時代、ブルーバードはトヨタ・コロナと並んで日本のファミリーカーの象徴的存在でした。家族4人が不便なく乗れて荷物もそこそこ積め、長距離ドライブも難なくこなし、走行性能が高く故障が少ない優秀なクルマです。
特に高性能モデルの「SSS(スーパー・スポーツ・セダン)」グレードの足回りは欧州車に引けを取らずコーナリング性能に長け、荒れた路面でもしっかり捉えて、峠道では並のスポーツカーでは歯が立たず伝説的な速さを誇ったと当時20代だった人の声をいくらでも聞いてます。
因みに、最終型のU14型のMT車は次期愛車の候補に入れてます。まぁその時に市場にあれば、ですが。顔がね、510っぽくて好きなんですよ。

ってことで、今回は長谷川製作所からラインナップされている1/24モデルです。
制作期間は1週間ほど、チンタラ作りました。


車体色は、クレオスMrカラーのメタリックブルーを選択。昔の族車っぽくなるかなと危惧しましたが杞憂でした。メタリックブルーの上にスーパークリア―Ⅲを重ねたので派手さが抑えられたのだと思います。


純正ホイールがカッコよくないので、社外のM5’sホイールを加工して履かせました。かなりオシャレになったかと。


ザ・昭和の後ろ姿です。バンパーのオーバーライダーが時代を感じます。


こうして見ると、月並みだけど洗練されたデザインであることがわかります。
一言で言うとね、シンプルイズベスト。


ハンドピースのウデも上がってきたので、艶を出すのはお手の物になってきました。
この技術向上がメタリック色にしても品を損ねずオシャレにまとめられたのかなと思ってます。手前味噌ですが、しっかり結果としては出てるのでね。
こうして見ると、まぁ普通の昭和のセダンですが、やっぱりカッコいいですね。
端々に当時の日産の技術者たちの情熱を感じます。今時の羊頭狗肉と違って、スペックやブランドと言う名のハッタリではなく、実力で人気を得た真の名車です。

ってことで、クルマ模型はトヨタが一番多かったのがまた日産が並びました。
次回はアメリカ車になると思います。こうご期待。
Posted at 2021/07/30 18:37:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 模型 | クルマ

プロフィール

生粋のエンスージアストにして普通自動車第二種免許保有の正真正銘プロの運び屋です。 普通免許取得時の私のあだ名は「奇跡のドライバー」。運転センスゼロで、自動車学...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2021/7 >>

    1 23
45678910
11121314151617
18192021 22 2324
2526272829 3031

愛車一覧

トヨタ クラウン 皇冠ハルカ (トヨタ クラウン)
前後シャクヤク横姿はボタン、走る姿はユリの花。大和撫子をクルマにしたような、ザ・日本車で ...
トヨタ クラウンハードトップ 皇冠 百合 (トヨタ クラウンハードトップ)
初めてのクラウン。 現存写真はこの1枚だけ。 父から譲り受けました。 歴代クラウンの中で ...
日産 プリメーラ ディアナ・プリメーラ (日産 プリメーラ)
初めはガンメタのノーマルルックでしたが、プリメーラとしては珍しいエアロを装着していること ...
トヨタ クラウンマジェスタ 皇冠理利愛 (トヨタ クラウンマジェスタ)
平成9年1月10日生まれ。総走行距離27万kmオーバーです。 当時東京都江東区に住んでい ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation