重巡製作途中でしたが、予定を変更しました。
私はRPGをプレイするとき、必ずパーティーに加える役があり、直接戦力にならなくてもアタッカーと同じくらい要だと扱っているのが、回復役(ヒーラー)です。
逆に言えば、ヒーラーなし縛りプレイとか絶対やりません。
また、MMORPGやる上で得意としているのが、タンクとヒーラーです。
大東亜戦争においても、今まで何度も語ってきましたが、兵站軽視、索敵及び戦略、戦況分析の拙さこそが大きな敗因ですが、更に言えば、ただでさえ資源が限られているのに、損傷修理のことも考えず中破しただけで簡単に撃沈処分するというのも愚を極めたと言えるでしょう。
戦闘になれば、勝っても負けても無傷という訳には行きません。攻撃を受ければかすっただけでも損傷するのです。そして、小さな傷が後で取り返しのつかない致命傷になることだってあります。
そして、傷ついた艦艇を前線で小破程度なら戦線復帰できる程度まで修復する役割を担っていたのが、大日本帝国海軍唯一の艦隊のヒーラー
工作艦 明石
です。そして、敗因の大きな一つに数えたいのが、工作艦が彼女しかいなかったことです。彼女がやられたら、もう前線で傷ついた艦艇を直すことが出来ないのですから。更に言えば、彼女がいれば沈まずに済んだ艦艇も多くいました。
そういう意味では、明石は戦艦や空母と同じくらい戦況を左右する重要な存在だったのです。そして、ハッキリ言ってたとえ大和や赤城を沈めても明石は絶対沈めてはいけない存在でした。
艦隊これくしょんやってる人なら、RPGやってる人なら、私の述べている意味凄くわかると思います。
明石の詳しい説明はこちらにお任せしましょう。
正直、そんなこととっくに中国の孫子の時代から言われてたことなのに、軍の上層部ってのはそこまでアホだったってことです。まぁ今のブラック企業も然りですが、なんか我が国の権力者ってガッコの勉強が出来るだけの点取り虫じゃないとなれないようです。そりゃ国が富むはずもないわって。
高度経済成長期やバブル経済が、アメリカにおんぶ抱っこでたまたま成り立ってただけってのがよくわかります。
今経営者やってるからよくわかります。替えの利かない存在を作るってことは、それがいなくなった時潰れるしかないってことです。だから、替えが利くように第二、第三の同じ役割を持つ存在をあらかじめ用意しておかないといけないのです。そして、それは他の何よりも繊細に扱わねばならないのです。
1938年6月29日、佐世保海軍工廠生まれの蟹座。
1944年3月30日、パラオ大空襲でアメリカ艦載機の爆撃により大破着底し、放棄。
作りが単純だったので丸1日で出来ました。
艦首側から

艦体色は佐世保海軍工廠グレイを選択。
戦闘艦じゃないけど、しっかり最低限の装備はあります。
そして、意外と悪くない形ですね。
艦尾側から

お色気のある、クルーザースターンです。
後ろ姿も悪くないですね。
右舷正横から

クレーンが目立って工作艦然としてますが、悪くない艦影ですね。
火力だけで勝てるほど、戦は甘くないのですよ。
これは、スポーツ、会社運営にも言えることです。
気合や根性で何とかなるなら、大日本帝国はアメリカに戦争で負けてません!
明石と、前に制作した給糧艦間宮の戦略的価値は、戦艦大和10隻と空母瑞鶴5隻分に相当したと考えてます。この意味が解らない人は、一度三國志を読んで教養を深めることを強くお勧めします。
Posted at 2022/02/06 20:13:36 | |
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