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2022年07月24日 イイね!

レクサスのアイある知性派セダン、IS350

若者のクルマ離れが囁かれるようになって久しいですが、私の見解は真逆です。
自動車メーカーが若者を突き放したという認識です。
かつてはクラウンでも、下級グレードであれば若者でも何とか頑張って手が届きました。
S140系、S150系クラウンのロイヤルエクストラであれば、200万円台後半だったのです。

そして、1998年に、若者でも手が届くスポーツセダンとして210万円台からラインナップされたのが、平成のハチロクとも評された、

トヨタ アルテッツァ

です。海外名は、レクサス・IS200。初代ISです。
勘違いしている人が多いですが、ISの初代はアルテッツァです。
それが、2004年にレクサスブランドを日本に展開するようになって、海外でレクサスを名乗っていたモデルは軒並みトヨタ名を廃止、レクサス名を名乗るようになりました。
これは私個人としては、トヨタの大きな失策だったと確信しています。
理由は簡単、レクサスにすれば高くなって従来モデルの顧客離れを起こすからに決まってます。
実際、トヨタSAIと、レクサスHS250では、中身は一緒なのに100万円もの開きがありました。私がレクサスブランドを嫌う理由はまさにここです。
でもって、やってしまったなと思ったのが、アルテッツァ改めレクサスIS250IS350です。
後に登場する最強モデルのIS-Fは、ニュルブルクリンク24時間レースを戦い、結果を残すことでスポーツイメージは何とか維持しました。
なんと、若者でも頑張れば手が届いた新車価格200万円台のアルテッツァが、一気に500万円オーバーとBNR34型GT-Rの新車に並ぶほどの高嶺の花となり、比較的軽量コンパクトな車体は高級路線に舵を切ったために大きく肥大化。アルテッツァRS200で1340kgしかなかった車体は一気に1500kgオーバーになり、若者がクルマ離れしたのではなく、トヨタが若者を突き放したと言っていいでしょう。現行型を見ても、ISは一体どこに向かって走っているのでしょうか?

ただ、初期のレクサス車であるだけに、ISの車名がインテリジェント・スポーツセダンの略である通り、洗練されてお上品なルックスなのは評価できます。
走りも、クルーザーとして見た場合には、マークXと基本コンポーネンツを共有するだけに秀逸と言えるでしょう。

2代目ISはフジミからリリースされており、実は弟に25歳の誕生日で買ってもらったものを完成させました。
S14型シルビアと同時制作だったので、連続しての完成となりました。
完成が夕暮れ時だったので、外に出して撮影して実車感を出しました。

前側から
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車体色はクールホワイト&ホワイトパールで、ホワイトパールクリスタルシャインよりやや青みがかった色となりました。
アレンジとしてヘッドライトハウジングをブラック処理して精悍さを出しました。
撮影中に突風が吹いたため、所々についているものは砂埃です。

正面から
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アルテッツァに比べるとかなりぼちゃぼちゃしてますが、クールビューティーな面構えです。2000年代のレクサス車の中で一番いい顔だと思います。

後ろ側から
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割とすっきりしたデザインですね。鋭角を多用して精悍さを引き出したデザインとなってます。

右正横から
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アルテッツァの面影があるようなないような。ただ、アルテッツァのように小さくまとまった感はありませんね。アルテッツァを知ってるから色々腑に落ちないだけで、全く新しいモデルとして見た場合には十分流麗だと思います。





レクサスブランドの日本展開当時は本当に眉間に縦ジワを作りながら首をかしげたものです。
トヨタは何がしたいんだ?と。今思えば、トヨタは商売をやめてビジネスをやるようになったのでしょう。
セダンをないがしろにして絶滅に追い込み、ミニバンやSUVをゴリ押しで売ってる時点でそうだと断言できますし、極めつけは次期型クラウンですよ。自分で既存顧客を蔑ろにし突き放しているくせにクルマが売れないって、行けずの婚活女性ですか。場末のマスターに愚痴ってる暇あったらもっと謙虚になれっての。

ただ、2代目ISは、単純にクルマとして見た場合には魅力的なのです。
ゲームで登場していればよく使ってます。割と扱いやすいですしね。

Posted at 2022/07/24 18:45:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 模型 | クルマ

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生粋のエンスージアストにして普通自動車第二種免許保有の正真正銘プロの運び屋です。 普通免許取得時の私のあだ名は「奇跡のドライバー」。運転センスゼロで、自動車学...
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