今月最後のクルマ模型です。
ってことで、夏の最後を飾るにふさわしい、夏が似合うクルマを選択しました。
夏と言えばオープンカー。それもどちらかと言えば軽快に走るライトウェイトスポーツカーがいいでしょう。
ってことで、タイトル通り
MG-B
です。MGとは、モーリス・ガレージの略で、一時期かの天才
アレック・イシゴニスの傑作
Miniのモーリス版、
モーリス・ミニのメーカーでもありました。MGはほかにも、MGミジェット、MGーF、MG-TFなどの名車を世に送り出しましたが、その中でもとりわけMG-Bは、50万台が生産されたベストセラーであり、往年のブリティッシュライトウェイトスポーツとしては定番でもあります。
見た目が
ダットサン・フェアレディそっくりです。

(ウィキペディアより)
しかし、MG-Bもフェアレディ(S310系)も同時期(ともに1962年)に発売されたので、お互いパクったということはあり得ず、たまたま似ただけです。というより、元々日産は
オースチンのノックダウン生産をやっていて、後年の日産車の起源ともなったわけで、フェアレディがブリティッシュライトウェイトスポーツを意識したデザインにしたら似てしまったといったところでしょう。
また、性能面でもかなり似たキャラクターです。
ちなみに、
フェアレディZの系譜となったのは、少し後に登場した
SR311型ダットサン・フェアレディ2000です。
MG-Bは青島文化教材社から1/24モデルが昔からあり、近年再販されました。殆ど当時のままのものなので、新しいモデルに比べると非常に簡単なものとなっているため、たった2日でできました。これはクルマ模型再開後としては過去最速です。
前側から

車体色は黄色を選択。英国車と言えばナショナルカラーのブリティッシュグリーンの印象が強いですが、あまりにもありきたり過ぎてつまらないのでより目立つ色をと思っての選択です。結構にあってると思います。
大まかな雰囲気はフェアレディそっくりですね。
正面から

完全にフェアレディそっくりさんです。アレンジとして、ミラーシールでエンジンフードトップモールを追加しました。
後ろ側から

テールランプの意匠が全く違うが、後ろ姿もフェアレディそっくりですね。
アレンジとして、ミラーシールで、トランクフードトップモールを追加。
右正横から

やはりフェアレディっぽいです。
アレンジとして、ドアミラーではなく、フェンダーミラーにしました。
日本車のフェンダーミラーの起源は英国車です。日本車が右ハンドルなのも、英国車由来です。
とりま、英国車は日本車の師匠で、似ているのは当然なんですよ。これをパクリだと言うなら勝手に言えばいいですが、そのパクリでもいつの時代も師匠を超えてきたのが日本車です。
まぁ基本、本来の日本人って私もそうですが魔改造バカ(超絶誉め言葉)ですからね。
パクリ元を超えてしまっては、最早パクリとは言えず、魔改造と言うんです。
何度も連呼してますが、フェアレディっぽい、そっくりっていうのは誉め言葉です。
だって、フェアレディって史上もっとも上品で流麗なクルマの1台ですよ。
女性だってある美女に似ていると評されて悪い気はしないでしょ、男性だってあるイケメンと似ていると評されて悪い気はしないでしょ、そういうことです。
それほどMG-Bは美しいクルマだと言いたいのです。
走ってる姿は何度も見たけど、一度は運転してみたいですね。

Posted at 2022/08/29 21:25:34 | |
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