久々に三菱車の模型です。元々車種が少なく模型化されている絶対数も少ないのでたまにしか作りません。しかもランエボに偏るのはそもそもランエボが大多数を占めるからです。機会があればギャランラムダやスタリオン、FTOも作りたいですが、多分需要がないからか、なんらかの理由でメーカー認可が降りないからか分かりませんが、個人的には、ディアマンテ、エメロード、プラウディア、最終型ギャランVR-4が出ればいいのにと思います。
今回は、一旦生産終了したランエボ最後のモデルである、
ランサーエボリューションX
を制作しました。みん友さんのこばかつさんの愛車と同型ですね。
ノーマルではなく、個人的な好みで、C-WESTバージョンを選択。
ランエボの戦闘力の高さは最早語り尽くされたものであり、1990年代後半にはインプレッサ、スカイラインGT-Rと並んで日本に3機しかいない戦闘機の一つとも形容されました。代を重ねる毎に着実にスペックアップはしているものの、実力はステージによりけりですが、ランエボⅢやランエボⅧが勝る事もあり、特に世界基準の一つの筑波サーキットのラップタイムではランエボXよりランエボⅣの方が2秒も速いと言う結果が出ています(CARトップより)
単にランエボXが劣化したのではなく、
「安全性?当たらなければいいのよ!燃費?乗り心地?速さ求めれば悪くなるの当たり前じゃん!操る楽しさ?速さ以外キョーミないし、求める前にウデ磨けよってカンジ!嫌なら他のクルマに乗れば?私がそーゆー軟弱なアンタにキョーミないわ!」
と言わんばかりのアネキ達が純粋な武闘派なだけだという認識でいいかと。
実際にランエボⅦに乗せてもらった事がありますが、まさに武闘派って言葉がピッタリでした。
一応ランエボXの筑波レコードは先輩には負けても1分6秒台を叩き出せるのはスバルWRXを除けば2Lどころか2.5Lクラス、さらには車両価格40000ドル(約550万円)未満ともなれば2022年現在でも存在しないので、WRXと並んでの世界最強ペアは揺るがないのです。
今回の制作にあたり、ランエボXのデザインモチーフと言われている、零式艦上戦闘機を意識したアレンジとしました。
制作期間は2週間ほどです。
前側から

車体色は零式艦上戦闘機五ニ型を意識して車体を暗緑色(三菱系)、スカートを明灰白色(三菱系)のツートーンにそれぞれ今風のクルマらしくホワイトパールとスーパークリアの3コートとしました。
そのため所々に見られる白っぽい点々は汚れでも塗装失敗でもなくパール粒子が反射しているだけです。
後ろ側から

C-WESTの3D形状GTウイングを選択。
テールライトレンズは、中のテールランプ本体が日の丸っぽく見えるようにクリアとしました。もっとも、2つ並んだ日の丸なんてないですが。
リアスカートも明灰白色です。
正面から

フロントスカートも明灰白色です。
さらにアレンジとして、ラジエターグリルとバンパーエアインテークがセパレートに見えるようにバンパーは車体同色1色としました。
三菱マークも付けてみました。
かえって戦闘的な印象になった気がします。
ただし本来あるはずの左右のカナードはシルエットが美しくないので省略しました。
右正横から

近年のセダンらしく背高ですね。スタイリッシュとは程遠いけど、機能美的なものがあります。それなりのハイエンドスペックだからこそですが。
これが忖度なく美しく見えるギリギリの高さだと思います。全長が4600mm超えでも1510mm(クラウンコンフォートに配慮しました)で贔屓目で美しく見えるギリギリでしょう。
武闘派と述べましたが、実はGSR系グレードであればファミリーセダンとして室内の広さも積載性も装備も必要十分であり、ランエボの家族連れ率はかなり高く、完璧超人なクルマです。ランエボXならより際立っている事でしょう。見た目のエグさは今時のピーマン性能のミニバンやSUV(20年前に比べるとピーマンドライバー率がかなり高いのも原因か)じゃドン引きですが、ランエボやインプレッサなど、中身があってそこそこの低さがあってこそご愛嬌です。
Posted at 2022/11/27 12:53:56 | |
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