2023年最初のクルマ模型です。
前回クルマ模型記事でも名前を出しましたが、今回は前回のUCF31型セルシオに引き続き、その先代に当たる
UCF21型セルシオ
です。1998年登場のいわゆる2代目後期型であり、前期型がセンセーショナルな登場を果たし、高速ビッグサルーンとして名を馳せた初代(UCF10型。1989年デビュー。4LV型8気筒DOHCエンジンの255馬力 1UZ-FEを搭載し、
フェアレディZや
スープラをも超える当時最高水準の空力性能Cd値0.29の流線形ボディを採用したことで、1700kgを超える重量ボディながら最高速度250km/hを誇る)のキープコンセプトとして登場したのに対し、後期型は顔を大きくイメージチェンジしました。それに伴ってエンジンも大幅改良され、1UZ-FEは可変バルブタイミング機構VVT-iを搭載したことで最高出力280馬力、最大トルク41kg-mというモンスターパワーを与えられ、当時のライバル
Y33型シーマ 41LVに後塵を浴びせる性能を誇りました。
2代目後期型の顔は、賛否両論はあれども前期型がもはや時代遅れ感は否めず、Y33型シーマを意識したと思えるほどスタイリッシュになりました。
そしてセルシオは初代から高級車としての性能、品格どれを取っても、何か譲れないこだわりか虚栄心がない限りわざわざ高い金出してまで
メルツェデス・ベンツ Sクラスや
BMW 7シリーズを選ぶかと言えるものでした。もしこのセルシオがベンツマークだったら間違いなく2000万円クラスの値打ちがあったと言っていいほど名前に負けず劣らずの至高の高級車だったのです。
前側から

初代、2代目前期はヘッドライトとラジエターグリルがつながっていましたが、後期型は
S151系クラウンマジェスタと同じく離れました。
車体色はホワイトパール1色としました。
後ろ側から

後姿は2代目前期型から変わっていません。
もはや当時としては完成され切ったものであり、この3段テールランプがセルシオの個性であり、遠くから後姿を見てもセルシオとわかるものだったのです。
内装色はタンとブラウンを基調としました。
正面から

特徴的な2代目後期の顔です。見たかシーマ、これがセルシオの本気だ!
とはいえ、絶対仲いいでしょセルシオとシーマ。良きライバルって感じです。
右正横から

車高短調にしてみました。あまり下げると下品であほっぽいヤン車(ヴァカイカレパータリの略のようなアルファベット3文字のあれのことです)になるのでほどほどにしています。これでも頑張って詰めたのですが気持ちもう少し高いほうがよかったかも。
ん~下げないほうがよかったかなぁ・・・。まぁちょい下げしたかったのには理由があるんですが。
そして、UCF31型の記事で予告したとおり、ホイールはBBS DTMの18インチです。このホイールは選びに選び抜きました。本当は17インチにしたかったんですがね。あまり大径ホイールを履かせるのは、セルシオの良さをわざわざ潰すようなもんです。これはクラウンやシーマも一緒です。何事も程々が一番、腹八分目に医者いらずです。
純正は上品で格式高いクルマなのに、ちょっといじり方を間違えると簡単に下品なヤン車に化けるのが不思議ですね。いじるなってことです。
ま、私にはクラウンがあるから欲しいとは思わないけど、UCF30系や
レクサス・LSとは打って変わって、好きな車種の1つです。
そりゃ当時猫も杓子も憧れたクルマだけのことはあります。

Posted at 2023/01/09 11:19:59 | |
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