今まで10輌ほど戦車の模型を作ってきましたが、船やクルマはしっかり防塵処理したショーケース内に入れているものの、剝き出しのままで埃をかぶってました。
新たにショーケースを作るにしても余裕がなく、一部のみショーケースに入れることにしました。
どうせならと、駿河屋秋葉原店さんのショーケースを参考に、よりリアルなショーケースにしてやろうと思い立ちました。
まず、ショーケースの下部を頑丈かつ密閉して、そこに本物の川砂を敷きました。
更には、去年から1年ほど育てているデンマークカクタスの剪定をしたので、その葉を有効活用しました。
ってことで、全体はこんな感じ。

日米の戦車です。
茂みの陰からワラワラとアメリカ戦車に奇襲をかける大日本帝国陸軍戦車隊です。
陸軍の制服や車両の標準色がカーキである理由がまさにこれです。
つまり、カーキって川砂の近似色ってことですね。
迷彩を用いなくても、砂地であれば十分な保護色になっているのです。
対するアメリカ陸軍はオリーブドラブと言ってくすんだ深緑なのですが、こちらはこちらで森林では保護色になります。
。

そして、アップです。
ウエザリングではなく、川砂で本当に汚しました。ショーケース自体も汚して、砂煙が立ってる風に見せることで、よりダイナミックな臨場感が出たかと思います。
模型って本物そっくりに作るのではなく、本物っぽく見せるのが肝要ってことを以前述べたと思うのですが、周りにあるもので使える本物があれば使ってしまえばより臨場感が増します。
この写真を友人に見せたら、「本物みたい」って言ってました。
モノづくりに大事なものは、技術も然りですが、「創意」と「工夫」です。
足りぬ、足りぬは工夫が足りぬ
ってね。
Posted at 2023/10/21 12:08:43 | |
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