2020年に入り、世間はまだ正月を満喫しているかと思います。
私もその一人ですが、それでも相変わらずです。
実は模型の新作を12月30日に着手し、忙しい合間を縫ってコツコツと作っていきました。
20世紀から21世紀に変わるとき、世の中は2000年問題をはじめ色々な憶測が飛び交ったせいで不安が渦巻いてました。人類が滅ぶだの、地球が滅ぶだの、第三次世界大戦が勃発するだの、当時の私は「バカバカしい」と鼻で笑っていました。
第一、ノストラダムスの予言など、ただの一度も当たったことがないでしょうに。というより、私がこう書くまで忘れていた人多数では?
トヨタ・クラウンに至っては、21世紀に入ってS170系からS180系にモデルチェンジ。それまでの角張ったスタイルから一新、失敗作と言われたS60系とS140系でも試みた流線型に大きく変貌しました。
CMのキャッチフレーズから、S180系は
ゼロクラウンの愛称で親しまれてますね。
販売面で二度の失敗の前例から、当初はまた同じ失敗したと思った人は少なくないでしょう。しかし、蓋を開けてみれば人気は衰えず未だに根強い中古車人気です。
あれからもうすぐ20年、今度はS180系の流れを汲むスタイルを堅持していますね。
私も玲奈タソを購入する前は検討しておりました。
キットは昨年11月に再版されたばかりで、前期・後期及びロイヤルとアスリートが選択できるものであるために、割高感があります。昔はご丁寧に別々に販売されていたために割安だったのですが、これが最近の流行なんでしょうね。
12月30日に制作を始めて、完成は本日未明です。総制作時間は15時間ほどです。
今作は、純正そのものを作らずに私がもしゼロクラウンを実際に購入したらこうすると言うアレンジを加えてます。
車首側から

塗装はベースホワイトにパールホワイト、クリアーの3コートパールとしました。後期型ロイヤルサルーンGをベースとして、後期型アスリートGのフロントバンパーを取り付けました。
丸っこい上釣り目になって従来のクラウンらしさと風格は薄れましたが、十分美人さんですね。佳子さまがAKBメンバー入りしたのをクルマにしたらこんな感じ?といった印象です。ん、意味が解らないって?であれば想像力を養いましょう。
車尾側から

アスリートのスカートとテールランプを移植しております。
なのに、バッジはロイヤルサルーンG。
右正横から

アスリートのエアロパーツなのにロイヤルのホイールという組み合わせです。
サイドモールはミラーシールで自作しました。
前俯瞰視点から

ロイヤルなので、内装はベージュ色です。なのに外装は殆どアスリート。
多くの人は思ったことでしょう。「これもうわかんねえな。」と。
気品がありながらも垢抜けした淑女
PSP版「首都高バトル」で
GRS182型クラウンアスリートGの3Lモデルが登場していたので、愛車はずっとそれでした。それからずっと興味はあったのですが、確かにスポーツ走行をしたいならアスリートです。だけど、旧来のクラウンの魅力を堪能するならロイヤルです。ロイヤルでも十分走りが楽しめることは、玲奈タソと理利愛タソが教えてくれました。
そして、アスリートは実際乗せてもらいましたが、クラウンらしくない乗り心地の硬さです。ふかふかのシートに誤魔化されてるだけで、言わば
メルツェデス・ベンツの
Eクラスや
BMW・5シリーズのような乗り心地です。この2車との決定的な差は、クラウンらしく多少の轍や段差があっても殆どピッチングしないところでしょう。本当の意味で安心できる走りを得ているのはベンツでもベムベーでもなく、クラウンなのです。
クラウンは淑女です。茶髪に染めた小汚い小僧やギャルが乗っていいクルマではありません。それこそ、昭和のころからCMキャラクターに起用されていた吉永小百合さんのような人こそ似合うクルマです。
その魅力を最大限に引き出すために、ロイヤルサルーンをベースにアスリートの美しさを融合させたのが今作です。
Posted at 2020/01/03 14:55:58 | |
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