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埴方ひかりのブログ一覧

2022年08月07日 イイね!

日本初の市販ミッドシップスポーツカー トヨタ AW11型MR2(前期型)

先々月に再販されたのが青島文化教材社の1/24

トヨタ AW11型 MR2(前期型)

です。それまで日本国内にはスポーツモデルが数多く登場していましたが、レーシングカーでは常識のオンロード最強駆動方式であるミッドシップエンジン・リアドライブ車は、純レーシングカーか、コンセプトカーしかなく、市販車としては存在しませんでした。
フロントエンジンとの運動性能の差は、簡単に言えば、台車に同じ荷物を前に積んだ場合と、真ん中に積んだ場合で押したらどう違うか試すのが一番です。
その荷物はエンジンを意味します。なぜならクルマで一番重い部品がエンジンだからです。
ちなみに、前輪駆動と後輪駆動の運動性能の差は、台車に同じ荷物を積んで、引けば前輪駆動、押せば後輪駆動を再現できます。ただ、台車って手押しタイプは前舵なので、平台車に積むとわかりやすいです。

大体台車にはなるべく真ん中に重心が来るように荷物を積みますよね。
それは何故か、それが一番効率よく安定して運びやすいからです。
そしてそれは、まず船が採用しました。ミッドシップのシップ(ship)は船のことであり、船はすべてミッドシップ・リアドライブです。余談ですが、荷物を積むことを、クルマならバニング(Vanning)、船ならシッピング(shipping)と言います。

ミッドシップの語源

去年制作、進水した1/600戦艦大和の動力部です。
実船は殆どが真ん中にエンジンが載っています。

とまぁ能書きはこのくらいにして、日本製の市販車として初めて登場したミッドシップスポーツカーがMR2で、その名前はミッドシップ・ランナバウト・2シーターの略です。
色々初であるため、今でも石頭で融通が利かず、紙のやり取りとデータ主義がすべての考え方で自動車産業の足を引っ張っているのが旧運輸省、現国交省で、先入観と思い込みだけの根拠のない規制のせいで多くの欠点を抱えたままの登場です。
例えば、当時は前後のタイヤサイズは同じでなければいけませんでした。
トラックのローデッキ車の後輪が小さいのは良くて乗用車がNGなのは何故なの?って話です。
今となっては本当に意味不明でしょ。何が悪いの?頭大丈夫?ってね。
そのため、AW11型はリアタイヤのグリップ力が足りず、オーバーステア多発の非常に乗りにくいクルマでした。この特性は、後継のSW20型にも継承されます。

搭載エンジンは、AE86型レビン/トレノと同じ4A-GEで車重が1040kg(スーパーチャージャー搭載車)と100kg近く重くなりました。
これは、専用車台を開発すればいいものを、何を思ったのか、運輸省の圧力のせいだったのか、当時のFF車の車台を前後逆にして無理矢理設計しなおしたためでした。当然足回りも車軸もFF車のものを流用されました。
このことも乗りにくい原因となっていたのは言うまでもありません。
しかし、運転技術を磨くには好素材であり、MR2を乗りこなせば一人前と言っても過言ではなかったのです。

漫画「オーバーレブ!」の主人公の愛車がこのAW11の後期型ですね。
「メカドック」にも登場しています。
ハチロクを出すのにAW11を出さないのは、凡愚の輩、にわかですよ。もちろん、例えばSW20のNAモデルとハチロクを戦わせるのであれば、AW11 VS AE86でも良かったはずです。
欠点はハチロクより随分多いが、国産ミッドシップスポーツカーの元祖という歴史的名車なのです。

制作期間は1週間です。まぁサクサクと組めました。塗装は少々面倒でしたが。
実は、AW11型が新車だった当時、ダサいクルマと思っていました。しかし、オーバーレブ!の志濃涼子の紺色のMR2はめちゃくちゃシブく感じました。
今となって思ったこと、MR2の欠点って動性能だけじゃなかったかも。

前側から

車体色は、零式艦上戦闘機と同じ暗緑色に、スーパークリア塗装としました。
純正はシャーウッドトーニングと言って、深緑と薄い金色のツートーンカラーでしたが、ダサいと思ったのはこのカラーリングのせいだと思います。
そのため、モノトーンにして見ました。個人的にはめちゃくちゃシブくなったかと。

正面から

当時のスポーツカーの定番、リトラクタブルヘッドライトです。
正直、顔はAE86型トレノよりAW11型の方が好きですね。
暗緑色が非常に映えてると思います。

後ろ側から

装甲車か!って思うような武骨なリアビューですよね。
車体色はカーキやサンディイエローも候補に入れましたが、やっぱり似合うのは暗緑色だと思っての選択です。

上から

ムーンルーフを採用。内装は純正を再現しました。こんなに派手だったんですね。

右正横から

前期型の純正ホイールがダサいが、交換出来るホイールが手持ちになかったので、今風の塗装を施して別デザインのようにしてみました。
更にシブさが出たと思いますがいかがですか?
黒じゃなくて金色で塗っても良かったかも。

なんか、軽快な走りをするクルマなのに、非常に重厚な印象になってしまいましたね。
作ってみて、私個人としては気に入りました。
はっきり言って、フェラーリより全然かっこいい。また日本国内なら、欠点をチューニングで克服すれば間違いなくフェラーリより速いし!
トヨタじゃなくてフェラーリのバッジ付けてたら間違いなく超絶人気だったでしょうね(笑)もちろん、フェラーリの名前になったら一気に車両価格5倍以上には跳ね上がってたでしょうがね、跳ね馬なだけに。

ブランドより、本当に価値のあるものにお金を出す。そういうものの考え方ができるのであれば、AW11型の伝説級のすごさがわかるはずです。
真にモノの価値のわかる人だけがわかる、それがMR2です。

ハチロクハチロクうるさく言ってるなら、AW11のこともちっとは見てやってください。
Posted at 2022/08/07 11:33:49 | コメント(1) | トラックバック(0) | 模型 | クルマ
2022年08月06日 イイね!

今日の晩御飯

私は、休みの日に出かけて外食ってパターンも多いけど、基本自炊です。

一つ目はその方が安上がりだからと、

2つ目は、食べるハッピーと、作るぬくもり


で、そんなことを何で書くかと言えば、
その感動を

分け合うヨロコビ

があるからです。

ひとつのものを分け合えばおなか一杯にならないかもしれない。
だけどそれで腹ペコの人がいなくなって、奪い合い、争うことがなくなる。

そう、おなか一杯と幸せ、

そして、
幸せと平和は、

それぞれ切り離せないセットメニューなんですよ。

ってことで、しっかり基本を押さえてます。
それは、一汁三菜


豚小間肉の塩野菜炒め 自作
卵とじ味噌汁 自作
もずく
納豆

でもって、飲み物は豆乳で栄養バランスばっちり。
イイ感じの和食。

ああ、腹ペコった~。

ちなみに、メシウマとメシマズの決定的な違いって3つだと思います。

それは、
美味しく食べてほしいという思いを込めて作るのと、
作ってやってるという思いで作るのとの違い。

また、
食べ物に対する感謝の気持ちがあるかないかの違いです。

あとは、美味しくなる努力、勉強をしているかどうかの違いです。
Posted at 2022/08/06 20:21:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

生粋のエンスージアストにして普通自動車第二種免許保有の正真正銘プロの運び屋です。 普通免許取得時の私のあだ名は「奇跡のドライバー」。運転センスゼロで、自動車学...
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