1か月ぶりの模型制作です。
日産車、そして白が続きますが次は違うメーカー、違う色の予定です。
今回は、私の幼馴染の実家のクルマと同型となります。
私の幼馴染は、男3人、女4人、うち男女2人が兄妹。
それぞれ記憶の限りですが、
当時の家のクルマと言えば、
我が家が、
AT141型コロナ
今でも付き合いのある幼馴染Yが
S110型シルビア
女の子Mが
パルサーエクサ
そして、幼馴染Hが
Y30型グロリア
でした。今回はこのグロリアです。当時好きなクルマベスト3でした。
何度か、このグロリアを運転する夢を見るほどでした。
1980年代なんてファミリーカーと言えばセダンでしたよね。夢とロマンのあるクルマを所有している家庭が多く見られました。そりゃ当時の子供はクルマに夢を持ちますって。それに引き換えここ20年と来たら何ですの?ただのタイヤとエンジンがついた白物家電、ただの道具で世間ではそれを車と呼ぶんだろうけど、少なくとも私やエンスージアストのいう「クルマ」ではないでしょう。親も道具としての扱いと車選びじゃそれで育った若者はクルマに夢を持ちませんって。若者のクルマ離れの根本がここにあると思います。当時友達同士で、将来はやれクラウンだ、セドリックだ、スカイラインだ、クレスタだ、ソアラだに乗りたいって夢を語り合ったもんです。
私の幼心の君が、クルマ好き辞めようかと考えたとき、必ず当時の記憶を引き出してくるんですよ。
同型のセドリックのトミカを2台、白とピンクを持っていたのですが、ある日白の方を道路に落としてしまい、そのまま通りかかったクルマに踏まれ、潰れてしまった苦い思い出があります。
それから大人になって、またセドリックのミニカーが欲しいと思った時に、いっそHの実家のグロリアと同型の模型を作ろうと思いいたり、制作しました。
今回、正直1980年代のクルマって細部がダサいことが多く、そこは修正したいので、タイヤ・ホイール、細部にアレンジを加えています。なので細部が違うというツッコミはご遠慮ください。
夕暮れ時の撮影で、すごく雰囲気が出てますよ。
この時代のセド/グロって旧型の430か、次型のY31型ばかり注目されて影の薄いY30型ですが、Y30型にしかない魅力が随所にあります。

ザ・ハイソカーな外観ですね。
品格があるとはこういうルックスを言います。

この顔がいいんですよ、これこれ、これがY30です。
威厳があって、しかし気品を忘れていない、このバランス感がたまらないですわ。
誇張表現として、フードトップモールを入れてみました。

リア周りは430の焼き直しっぽいですが、この開放的なリアウインドウがY30型の特徴です。今見てもオシャレすら感じますね。当時の時代に媚びを売ったような、キャバクラ感全開の下品な赤基調の内装が多い当時のトヨタ車と違い、落ち着いたベージュの内装がより気品を引き立たせてます。

サイドシルエットはもう、ザ・ハイソカーですね。
このピラーレスハードトップのルックスが、セクシー!時代を感じますわ。
この低く構えた姿が今時のクルマにない奥ゆかしさすら感じます。低いは正義!
ホイールは純正ではなく、R34スカイラインのものを流用しました。意外と似合うんじゃないかしら?
これ、擬人化したら、当時に合わせるならば「
キャッツアイ」の
来生瞳じゃないのかと思うのは私だけでしょうか?セクシー美女って感じですわ。これに乗る世界線があるなら、その時はロンサムカーボーイ装備で「キャッツアイ」流しながら運転したいものですね。

セダンの方は1980年代のタクシーでは定番のようなもんでしたね。
タクシーはセドリックのイメージが強いですが、当時はグロリアセダンもいて、グロリアのタクシーも少なくなかったようです。
ちなみに、Y30型のバンが現金輸送車などに使われ、ワゴンはボディサイドに、ウッドパネルを用いた、ヴュイックのステーションワゴンのようなルックスが流行りましたね。
私の拗らせたクルマのルッキズムの原点のクルマが、このY30型セド/グロなのです。
だから低いは正義、セダンが一番!なのです。
Posted at 2025/02/13 17:09:13 | |
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